fhána(ファナ)【超詳細解説】多彩な音楽で聴き手を魅了!ジャンルレスに活躍する4人組を徹底解説!

fhána(ファナ)【超詳細解説】多彩な音楽で聴き手を魅了!ジャンルレスに活躍する4人組を徹底解説!

fhánaの歩み

ここからはfhánaの歩みをたどります。

fhána結成

fhánaの始まりは2011年5月5日。

秋葉原(東京)のメイド喫茶にて、SNSが結び付けた世代の異なる佐藤、yuxuki、kevinの男性3人で結成されました。

結成時には、泣けることで有名な作品『CLANNAD』の話題で意気投合。

佐藤が思い描いた「インターネットで活躍する3世代で、泣ける音楽を作る」というコンセプトに2人も賛同します。

こうして始動したfhánaは当初、楽曲ごとにゲストボーカルを招く形式を採用し、自主制作ミニアルバム『New World Line』に参加したtowanaもその内の1人でした。

彼女の歌声は楽曲との親和性が非常に高く、2012年秋には正式メンバーとして加入することになりました。

4人となったfhánaはバンドとしての存在感を増していきます。

メジャーデビュー

そしてtowana加入後の翌2013年8月21日に、fhánaはシングル『ケセラセラ』でメジャーデビュー。

TVアニメ『有頂天家族』のエンディングテーマに起用された表題曲は、作品に寄り添いつつ、聴き手の心に優しく切ない余韻をもたらしました。

2ndシングル以降も立て続けにアニメタイアップを獲得し、fhánaはその音楽性をより豊かなものにしていきます。

なかでも2014年1月に発売したシングル『divine intervention』はfhánaの転機に。

表題曲はTVアニメ『ウィッチクラフトワークス』のオープニングテーマで、アップテンポな熱いナンバー。バトル描写が際立つアニメを盛り上げる、これぞアニソンと言える楽曲です。

リーダーの佐藤は、同アニメとのタイアップについて、自分の持つ引き出しとアニメ作品側からの注文を掛け合わせた結果、想像以上のものが生まれてくる体験を初めて出来たと語っています。

1stアルバム発売と初ワンマンライブ開催

メジャーデビューから止まることなく走り続けてきたfhánaは、2015年2月4日に満を持して1stアルバム『Outside of Melancholy』を発売。

本作は、アニメタイアップ曲を数多く収録しつつ、fhánaが持つ独自の世界観を表現した珠玉のアルバムとなります。

そして2015年3月1日にはduo MUSIC EXCHANGE(東京)で1stアルバム発売記念ライブ「Outside of Melancholy ~憂鬱の向こう側~」を開催し、圧巻のパフォーマンスで会場に詰め寄せた観客を熱狂させました。

同年9月にはアメリカで開催のアニメイベント「Anime Weekend Atlanta 2015」にも出演。

トップバッターながら異例のアンコールが起こり、fhánaは初めての海外ライブで成功を収めます。

MEMO

後に海外を意識して作られたのが、初の英語詞曲『Relief』。2016年発売の2ndアルバム『What a Wonderful World Line』に収録された、ライブでも人気の楽曲です。

殻を破った楽曲『青空のラプソディ』

精力的にシングルやアルバムを送り出し、ライブも大盛況。fhánaは着実に歩みを進めていきます。

そんな中で2017年1月に発売したのが、バンドの殻を破る大きな一歩となったシングル『青空のラプソディ』

TVアニメ『小林さんちのメイドラゴン』のオープニングテーマに起用された表題曲は、アニソンシーンのみならず、国内外で大きな話題を呼びます。

本楽曲で注目は、ディスコやソウルミュージックを突き詰めたこと

同曲は目まぐるしく移り変わる展開が特徴的で、底抜けに明るく、それでいて切なさもある楽曲に。

MVではメンバー全員がダンスを初披露。本楽曲は海外の聴き手にも受け入れられ、fhánaの想像以上に大きな広がりを見せました。

MEMO

2022年6月時点で本MVの再生回数は4,600万回を突破

あわせて読みたい!

広がる活躍の舞台

『青空のラプソディ』のヒット後、海外でのライブ機会の増加など、fhánaはより開かれた活躍を見せるようになります。

2018年3月に発売した3rdアルバム『World Atlas』は、まだ見ぬ外の世界へ連れ出してくれるガイドとして、fhánaの新たな旅の始まりを告げる作品となりました。

MEMO

同アルバム収録の楽曲『ユーレカ』では、towanaが初めて作詞を担当。歌詞からは、歌に対する彼女の想いが伝わってきます。

当初から1つの枠にとらわれない活躍を見せてきたfhána。

2018年は「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」などのロックフェスに初めて出演したり、翌2019年には自身初主催のライブイベント「“Sound of Scene #01” curated by fhána」を開催したりと、アニソンシーン以外にも活動の幅を広げます。

時代と共に歩む姿

2020年にはコロナ禍で人々が外出自粛を余儀なくされる中、fhánaはオンライン上で複数の試みを実施。

メンバーが録音からMVまでリモートで作り上げた楽曲『Pathos』を発表したり、オンラインライブ「fhána Sound of Scene ONLINE “Pathos”」を開催したりと、柔軟な発想で積極的に活動を進めていきます。

そんな中2021年3月にリリースした配信シングル『Ethos』では、fhánaとファンのコラボレーションにより、壮大なカップリング曲『Ethos Choir caravan feat. fhánamily』が誕生しました。

総勢179人のファンから集まった延べ456本のコーラス、towanaの温かみのある歌声、華やかなストリングス。

これら3つのメロディラインから成る活力に満ちた本楽曲は、暗闇の中でもまばゆい光を放ち、聴き手に明日を生きる希望を与えてくれます。

そして2022年4月には、約4年ぶりとなる4thアルバム『Cipher』を発売。

激動の2019年~2022年を反映した「時代のドキュメント」である本作は、2章仕立てで約75分の大作アルバムとなりました。

常に新しいことに挑戦しながら、聴き手の心をつかんできたfhána。彼らの次なる一手に期待が高まります。

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事