さなり – 次世代ラップスターのプロフィールや経歴、おすすめの楽曲は…?

さなり – 次世代ラップスターのプロフィールや経歴、おすすめの楽曲は…?

弱冠18歳ながらドラマの主題歌を担当したり、バラエティー番組やドラマなどさまざまなメディアに出演したり、お茶の間を賑わせている異色の新人ラッパー・さなり

端正なルックスと高いラップスキルで若年層を中心に高い支持を得ている次世代のラップスターです。
さなりの注目度は年々高まっており、音楽番組「関ジャム完全燃SHOW」やバラエティー番組「マツコ会議」といった人気TV番組にも取り上げられました。

今回はそんな人気急上昇中のラッパーさなりのプロフィールや経歴、おすすめ楽曲などを詳しく解説していきます。

今後HIP HOP界のみならず、日本の音楽シーンを牽引していくであろうさなり。
音楽フリークは早めにチェックしておきましょう!

プロフィール

MEMO

活動名義:さなり
本名:非公開
出身地:徳島県
生年月日:2002年11月16日
身長:169cm
血液型:AB型
好きな食べ物:ハンバーグ
嫌いな食べ物:野菜(特にレタス)
幼少期の頃の夢:心理学者
得意なスポーツ:バスケットボール

弱冠15歳という若さでflumpoolやONE OK ROCKといった有名アーティストが所属する音楽レーベル「A-Sketch」(エースケッチ)からメジャーデビューを果たしたさなりは、2002年11月16日に徳島県で生を受けました。
3人きょうだいの末っ子(兄1人、姉1人)として育ち、幼少期は野球やサッカー、バスケットボールに夢中なスポーツ少年だったそうです。
中学生になると、当時流行していたフリースタイルバトルに傾倒。
スポーツとは徐々に距離を置き、友達とラップに明け暮れるようになります。

MEMO

当時、BSスカパー!のバラエティー番組「BAZOOKA!!!」内で放送されていた企画「高校生RAP選手権」が若い世代の間で急速に広まり、ラップが社会現象となっていました。

中学2年生の時には、ご両親の都合で地元の徳島県から兵庫県へ転校。
遊ぶ友達がいなくなったことがきっかけで本格的に音楽活動を開始しました。

それから高校1年生になるまでの約2年間ほとんど学校へは行かず、ひたすら音楽に没頭。
ご両親は「嫌だったら行かなくていい」とさなりの気持ちを尊重してくれたそうです。

MEMO

あるインタビューでさなりは、音楽を始めたキッカケは?という質問に「やることがなかったからっていうのも大きなキッカケだったかもしれない」と答えていました。包み隠さずありのままを話す、彼の飾らない人間性に好感が持てますね。

名前の由来

本人いわく“さなり”という名前には特に意味はなく「ひらがなで、2〜4文字で、珍しく、キーボードで打ちやすく、読みやすい名前」であれば何でも良かったそうです。

音楽活動していくうえで大切なアーティスト名を「ネットで検索しやすく、認知されやすい」という理由だけで付けてしまう潔さ・素直さも、さなりの魅力の1つと言えるでしょう。

MEMO

ちなみにメジャーデビュー前は、チョコレートが好きという理由から「ちょこ」という名前で活動していました。
しかし、メジャーデビューするにあたり「ちょこ」はスタッフに却下されたようです。

経歴

音楽漬けの中学時代

中学2年生から本格的に音楽活動を開始したさなりは、自身で制作したオリジナル楽曲を「YouTube」や「ニコニコ動画」、インディーズ音楽配信サイト「eggs」に投稿し続け、ラップスキルはもちろん、作詞・作曲の能力も着実に高めていきました。
また、その頃から音楽理論の勉強を始めたさなりは、ラップだけでなく「メロディーラインや歌声の響き」にもこだわりを持つようになりました。

ラッパーとしてだけでなく、シンガーとしても高い評価を受けているさなりの歌声は、この時期に培われたと言っても過言ではないでしょう。

新人発掘オーディションに応募

2018年1月、中学3年生の時に現在所属している「A-Sketch」とカルチャーメディア「KAI-YOU」が主催する新人ラッパー発掘オーディション「OverFlow Project」に応募。

「根拠のない自信と、何かを形にしたいという焦燥感が応募するキッカケだった」とさなりはデビュー後に行ったインタビューで当時を振り返っていました。

オーディションでは、数々のフリースタイル大会で優勝してきたフリースタイルラップ界のカリスマ「ACE」(エース)や、ONE OK ROCK、flumpool、WEAVERといった有名アーティストを手掛けた株式会社A-Sketchの取締役「我謝 淳史」(がじゃ あつし)など錚々たるメンバーが審査員を務めるなかで、さなりは持ち前のラップスキルと伸びのある歌声を披露。
見事グランプリを獲得し、賞金100万円とメジャーデビューへの道を掴みました。

意外な楽曲でメジャーデビュー

2018年10月に1stシングル「悪戯」でA-Sketchより念願のメジャーデビュー。

記念すべきメジャーデビュー1曲目のテーマは「破産」
「デビュー曲には似つかわしくないのでは?」と思ってしまう重いテーマですが、その意外性もさなりの魅力の1つと言えるでしょう。

楽曲プロデューサーには人気ラッパー「SKY-HI」、MV監督には「OverFlow Project」で審査員を務めた映像ディレクター「東市篤憲」(とうしあつのり)と、新人ラッパーとは思えないほどの手厚いサポート。
さなりは誰もが羨むエリートコースを歩み始めました。

フォロワーが100倍に!人気番組「白雪とオオカミくんには騙されない」に出演

その後、インターネットテレビ局ABEMAによるオリジナル恋愛リアリティーショー番組「白雪とオオカミくんには騙されない」のシーズン5に出演。
この出演をキッカケにさなりの知名度は一気に加速しました。

「白雪とオオカミくんには騙されない」とは、恋をしたい女子高生たちがイケメン男子とデートを繰り返し、恋に落ちるまでを追いかける恋愛リアリティーショー番組。
しかしイケメン男子の中には、絶対に恋をせず女子高生たちの恋愛を邪魔することをミッションとする「オオカミくん」が1人以上潜んでいます。

「女子高生たちは誰がオオカミくんなのかを見極め、真実の恋を手に入れることができるのか?」といったことがテーマとして掲げられており、普通の恋愛リアリティーショーとは一味も二味も違うユニークな番組となっております。

そこでさなりは同番組において重要な「オオカミくん」の役割を務めました。

音楽活動に集中したかったさなりは、そもそも番組出演に消極的だったそうです。
恋をする必要のないオオカミくん役での出演と聞き、出演を承諾したと語っていました。
人気番組の出演オファーに浮かれることなく「あくまでも僕はアーティストなんだ」という、さなりのプライドが垣間見えるエピソードです。

しかし、思いを寄せられた1人の女子高生に情が湧いてしまったさなりは「自分がオオカミくんであるということをバラす」という重大なルール違反を犯してしまいます。
「オオカミくんである自分の立場」と、「その女子高生に対する想い」の狭間で葛藤するさなりの姿は、視聴者の心を鷲掴みにしました。

また、その女子高生のために書き上げた「Flow love」は番組ファンはもとよりSNS上でも「歌詞が深すぎる!」「エモすぎ!」と話題となり、大きな反響を呼びました。

MEMO

「白雪とオオカミくんには騙されない」に出演後、それまで1,000人程度だったSNSのフォロワーが一気に10万人に増加したそうです。本人は「この番組に出たことで、ファンの方も増えましたし、いろいろと良いことがありました」と語っています。

アーティスト活動が一気に加速

2019年6月に1stアルバム「SICKSTEEN」をリリース。

「すぐに病んでいると言われがちなこの社会に、10代なりの言葉と音楽で風刺した作品にしたい」という思いを込めて制作したこの作品は、SEKAI NO OWARIの楽曲プロデューサーとしても知られる「保本真吾」(やすもとしんご)やBiSHのサウンドプロデューサーとして有名な「松隈ケンタ」など多数の有名トラックメーカーが参加。

音色豊かなサウンドと巧みなラップ、伸びのある歌声、飾り気のないストレートな歌詞はリリースするやいなや業界内外で話題となりました。

MEMO

この1stアルバムは、これまでYouTubeやiTunesで音楽を聴いていたさなりが自分で買った初めてのCDです。このエピソードを聞くとさなりは、これまでのアーティスト達とは違う、新しい感覚を保持している新しい時代のアーティストなのだろうなと改めて感じさせられます。

1stアルバムリリースから1ヶ月後の2019年7月に、自身2枚目となるアルバム「HOMEMADE」をリリース。
「アルバムは年に1枚」が通例となっている音楽業界で、アルバムリリース1ヶ月後にまたアルバムリリースするのは異例中の異例。業界内でも話題となりました。

同アルバムは、作詞・作曲・編曲・レコーディングといった作業を全てさなり本人が手掛けたセルフプロデュース作品となっており、改めて「クリエイターさなり」のポテンシャルの高さを示した、さなりを語るうえで欠かせない重要な作品となっています。
「白雪とオオカミくんには騙されない」で話題となった「Flow love」は同アルバムに収録。

ライブの動員も好調で、2019年10月に開催したワンマンライブツアー「1st LIVE TOUR 『SICKSTEEN』」は、全国6都市で行われた公演全て即日ソールドアウトしており、さなりの人気の高さが窺える結果となりました。

「20歳までに武道館でライブ」を目標に掲げているさなりの躍動感溢れる熱いパフォーマンスは圧巻。ファンはもとより目の肥えた業界関係者をも唸らせました。

最近は多くのアーティストから楽曲提供や楽曲参加の依頼を受けたり、ドラマ主題歌や劇中歌の制作依頼を受けたりと、多方面からオファーが殺到しているさなり。
アーティスト活動の幅をどんどん広げています。

さなりのおすすめ楽曲3選

「嘘」・不寛容な時代に生きる若者の気持ちを歌った代弁ソング

さなりの記念すべき1stアルバム「SICKSTEEN」のリード曲となった楽曲。

若い世代が抱える悩みや葛藤、手に負えないむしゃくしゃした感情を独特なワードセンスで綴った歌詞が特徴的な、さなりを語るうえで欠かすことのできない名曲中の名曲です。

この楽曲について本人は「自分が持っている素の部分が反映された曲」「アルバムの中でも、とくにメロディーの乗せ方や作り方にこだわった1曲」と語っていることからさなり自身、この楽曲に対して強い思い入れがあると推測できます。

同作はAM/FM合わせて37局のパワープレイを獲得。ラジオ業界でも大きな話題となり、SNS上でも「この曲エモすぎる」「さなりは才能の塊だな」「神曲製造機」など賛美なコメントが溢れました。

MVでは、さなりがダンスに初挑戦。
同世代のダンサーチーム22名と躍動感のあるダンスを披露しています。
さなりの初挑戦とは思えないほど軽やかなダンスは必見です。

不寛容なムード漂う現代に疲弊しきった全ての若者に聴いてほしい「若者の代弁ソング」
嫌なことや苦しいことがあった時、耳を傾けるべき1曲です。

「HERO」・さなりのポップセンスが光る!

FODドラマ「いとしのニーナ」の主題歌となった楽曲。
さなり自身初のパッケージシングルとして、2020年6月にリリースされた記念すべき1枚です。

ジャズやファンクの要素を随所に散りばめた心地良いサウンドと、さなりの伸びやかな歌声が特徴的な同作は、ドラマのために書き下ろした楽曲ということもあり、これまでリリースしてきた楽曲とは少し雰囲気が異なり、ポップ色が前面に出ています。

ドラマの世界観に合わせて楽曲を作り出すのは簡単ではないと言われていますが、それを難なくやってのけてしまうさなり。
ドラマのプロデュースを担当した「鹿内植」(しかない つぎ)さんは、「初めて曲&歌詞があがってきて確認させていただいた時は本当に、大袈裟でなく震えたんです」とさなりのポップセンスと対応力の高さを絶賛していました。

MEMO

ドラマ本編には、さなり本人が露天商役でカメオ出演しています。
「役者さなり」がどんな演技をしているのかも併せてチェックしてみて下さい。

さなりの今後の活躍を示唆するポップセンス光る1曲。
老若男女問わず、幅広い年代の人に聴いてほしいです。

「2FACE feat.SKY-HI」・尊敬する先輩ラッパーとのコラボ曲

さなりがラップを好きになったきっかけの人物であり、尊敬するラッパー「SKY-HI」をフィーチャリングゲストと迎えた同作は、派手さを押さえたシンセサウンドに乗せて歌う、包容力のある歌詞が魅力です。

さなりは、SKY-HIに楽曲をオファーする際「大好きなSKY-HIに自分を励ましてほしい」と注文したそうです。
自分が尊敬する人に自分の応援歌を作ってほしいと依頼するなんて、なかなかユニークな発想ですよね。

歌詞は先輩であるSKY-HIが、弱気になっているさなりを励ますという構図。
2人の巧みなワードセンスも相まって、短編小説でも読んでいるかのような錯覚に陥ります。
とくに「さなりの為だけに書いた」というSKY-HIの歌詞は、さなりへの愛に溢れており、ファンのみならず曲を聴いた誰もがグッときてしまうでしょう。

また、SKY-HIの歌詞にはさなりがこれまでリリースしてきた楽曲のタイトルが散りばめられています。
そちらも併せてチェックしてみてください。

最後に

今回は、さなりのプロフィールや経歴、おすすめ楽曲を紹介しました。

弱冠18歳ながら、オーディショングランプリ受賞、メジャーデビュー、人気バラエティー番組出演、ドラマ主題歌担当、尊敬するアーティストとのコラボといった誰もが羨む経験を積み上げてきたさなり。

そんな次世代のラップスターさなりが、これからどんな活躍をするか楽しみですね。

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