ZORN(ゾーン)– 聖地・日本武道館を制覇! 心に響く言葉を放つライム巧者の意外な経歴とは…?

ZORN(ゾーン)– 聖地・日本武道館を制覇! 心に響く言葉を放つライム巧者の意外な経歴とは…?

ヒップホップファンだけでなく、これまでヒップホップを聴いてこなかった人達まで魅了している実力派ラッパーZORN(ゾーン)

ZORNの最大の魅力はリリックです。

労働者が常日頃感じている憤りや悲しみを綴ったリリックは、多くの人の心を掴んでいます。

今回はそんなZORNのプロフィールや経歴、おすすめ楽曲などを詳しく解説していきます。

ヒップホップチャートだけでなく、日本の音楽チャート全体を賑わせているZORN。

今最も勢いのあるラッパーと言っても過言ではありません

ZORNのことを詳しく知らないという人は早めにチェックしておきましょう!

ZORNのプロフィール

  • 活動名義:ZORN(ゾーン)
  • 本名:杉本雄基
  • 出身地:東京都葛飾区
  • 生年月日:1989年2月16日
  • 血液型:B型
  • 座右の銘:初心忘るべからず
  • 好きな作家:宮沢賢治
  • 好きなファッションブランド:WTAPS

塗装工として働く

ラッパーとしてだけでなく、塗装工としても働いているZORN

基本的には、月曜から土曜の週6勤務。
会社は家族経営でZORNの叔父と父親、弟の4人で営んでいます。

自身の楽曲「My life」のMVでは、塗装工として働くZORNの姿が見れるよ!
気になる人は是非チェックしてみてください。


ライム巧者

ZORNは、ヒップホップシーン屈指の「ライム巧者」です。

国民的ラップスターKREVAや人気ヒップホップユニットCreepy Nutsのメンバー・R-指定、数多くのMCバトルで優勝してきたラッパー晋平太などがZORNのライムセンスを絶賛しています

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楽曲をリリースする度に注目されるZORNのライム。

ZORNの楽曲のコメント欄には「韻踏みまくってんのに言葉に違和感ないの普通に天才すぎる」「韻も固いし中身も濃い」といったライムに関してのコメントが多数寄せられています。

ヒップホップファンはもとより、同業者であるラッパーやDJ達からも熱視線を浴びているZORNのライム。

2020年には、紅白歌合戦に出場した経歴を持つヒップホップグループKICK THE CAN CREWのメンバー・LITTLEが主催する韻に焦点を当てたアワード「LOVE RHYME AWARD 2019」の大賞にZORNの楽曲「かんおけ」が選出されました

ZORNのライムセンスが凝縮されている同作。
ヒップホップファンは要チェックです。

ZORNの経歴

ヒップホップとの出会い

ZORNがヒップホップに出会ったのは学生時代。

友達がカラオケで伝説的ヒップホップグループ・キングギドラの楽曲「最終兵器」を歌っていたのを見たのが端緒となりヒップホップに傾倒していきました。

2004年にラッパーとして活動を開始したZORN。

当時はZONE THE DARKNESSというMCネームで活動していました。

15歳のZORNは当時、北海道札幌市を拠点に活動しているヒップホップグループTHA BLUE HERBの楽曲を聴き、日夜ラップの研究。

THA BLUE HERBのMCであるBOSS THE MCの詞的で内省的なリリックに夢中になりました。

ZORNはインタビューで「ZONE THE DARKNESSの時は、ずっとBOSSみたいになりてぇと思っていた」と語っています。

THA BLUE HERBがZORNに多大な影響を与えたのは、間違いありません。

2020年にリリースしたアルバム「新小岩」に収録されている楽曲「Life Story feat. ILL-BOSSTINO」でZORNはBOSSと共演を果たしたよ!


MCバトル初優勝

2006年に千葉県で行われたMCバトル大会「REPRESENT MC BATTLE 2006」に出場。

そこでZORNは圧倒的なラップスキルを披露。

多くの猛者が集まる同大会で、弱冠17歳ながら見事優勝を果たします

MCバトル初出場で優勝は凄いね!
ZORNは当時からラップスキルが高かったんだね!

その翌年に開催された「REPRESENT MC BATTLE 2007」では、テレビ朝日で放送されていた人気番組「フリースタイルダンジョン」で2代目モンスターとして注目を浴びたラッパー輪入道と対決。

輪入道の鬼気迫るラップの前に惜しくも敗れてしまいますが、会場を大いに沸かせました。

少年院に入院

10代の頃は素行が悪かったZORN。

18歳のころ、3度目の逮捕を経験します。

少年院に入所したZORNは、これまでの行いを反省。

心を改めたZORNは、少年院の作文コンクールで「最優秀賞」を獲得します

人気ヒップホップユニットCreepy Nutsがパーソナリティを務めるラジオ番組に出演したZORNは「少年院を首席で卒業した」と当時のことをユーモアを交えて発言していました。

少年院を出院したZORNは、2008年8月に行われたMCバトル大会「ULTIMATE MC BATTLE 2008」の東京予選に参戦。

参加者数50名を越える激戦区の同イベントでZORNは見事ベスト4に輝きました

19歳だったZORNは、同イベントでの活躍をきっかけに徐々に知名度を上げていきます。

「ULTIMATE MC BATTLE 2008」の東京予選には、人気ラッパーの般若や鎮座DOPENESS、ISSUGIなど今をときめくラッパーが多数参加していたね!

1st アルバムリリース

2009年に記念すべき1枚目のアルバム「心象スケッチ」をリリースしたZORN。

自主制作アルバムである同作は、1000枚限定で販売。

クチコミで徐々に話題となった同作は、数店舗のストリートショップと手売りのみでの販売にも関わらず、あっという間に完売

完売になってからは、中古市場で定価を大きく上回る金額で取引されました

同作のリマスター版が2014年に再発されたよ!
そのリマスター版も今現在、中古市場で高値で取引されているよ!

MCバトル3連覇

2009年に人気MCバトル大会「罵倒」に出場したZORN。

「ボディタッチあり」という特異なルールがある同イベントで見事優勝を果たします。

当時の「罵倒」は喧嘩スレスレの展開になることも多々あったそうだよ。

ZORNは、2009年の優勝を皮切りに2010年・2011年の「罵倒」も優勝。

見事3連覇という偉業を成し遂げました

「3連覇したらMCバトルをやめる」と宣言していたZORN。

「罵倒」3連覇以降、MCバトルの場から姿を消しました

MCバトルから離れた理由を聞かれた際、ZORNは「相手とのスキルを競うフリースタイルバトルのイメージに絡めとられてしまうのが不安だった」や「勝ち負けとは違う視点のラップを作品として作りたかった」と語っていたね。

多くのラッパーが参加した3rdアルバム

2012年9月に自身3枚目となるアルバム「DARK SIDE」をリリースしたZORN。

これまでリリースしてきた作品とは毛色が異なり、フィーチャリングゲストが多数参加している同作には、コアなヒップホップファンから絶大な支持を得ているベテランラッパー漢 a.k.a. GAMIや実力派ラッパーのRAU DEFBRGK(バラガキ)など有名ラッパーが多数参加しています。

とくにタイトルトラックである「Dark Side feat.漢」はZORNのテクニカルなラップが十二分に堪能できます。
言葉の弾丸を浴びせるようなZORNのラップは秀逸です。

昭和レコードと契約

人気ラッパー般若が立ち上げた音楽レーベル・昭和レコードと2014年に契約したZORN

同年4月に自身4枚目となるアルバム「サードチルドレン」をリリースしました。

昭和レコード移籍後初となる同作は、これまでのZORNがリリースしてきた作品と比べるとポジティブなリリックが多め

とくに、夢を追い続けることの難しさと素晴らしさ歌った楽曲「Life goes on feat.SAY」は「ZORNの新たな一面が垣間見える」と当時大きな話題となりました。

同作のYouTubeのコメント欄には「この曲に救われた人は沢山いるはず。 最高の曲です!」「辛い時。苦しい時。本当にこの曲に助けられてる」といった賛美の書き込みが多数寄せられています。

同作はZORNを語るうえで外せない楽曲なので、ヒップホップ好きは必ずチェックしましょう。

MEMO

昭和レコードに加入したタイミングでMCネームをZONE THE DARKNESSからZORNに改名しました

同年10月には初のワンマンライブを開催。

ゲストには実力派ラッパーNORIKIYOPUNPEE、シンガーのSAY、レーベルメイトのSHINGO★西成般若など豪華アーティストが参加。

初のワンマンライブでありながら、物怖じしない圧巻のパフォーマンスで満員の会場を熱狂させました
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「My life」の大ヒット

2015年5月に自身5枚目となるアルバム「The Downtown」をリリース。

地元である葛飾での生活を綴った歌詞が多く見られる同作には、昭和レコードのボスである般若NORIKIYOなどが参加しました。

なかでも、ZORN自身の半生や想いを綴ったリリックが特徴的な楽曲「My life」は、働き盛りの年代の間で大きな話題となりました

同作の「洗濯物干すのもHipHop」という歌詞は、ZORNを語るうえで欠かせない名パンチラインだよね!

その後もクチコミでどんどん拡散していった同作。
今やYouTubeの再生回数1110万回を超えています

働くすべての人が共感すること間違いなしの名曲。
気になる人は是非チェックしてみてください。

最も思い入れの強い作品は?とインタビューで聞かれた際、ZORNは「My life」を挙げていたね!

昭和レコードから独立

2019年7月に「新しい環境に身を置き、自分の力を試してみたい」という思いから、ZORNは昭和レコードからの脱退を発表しました

同年10月には、独立後初の楽曲「Don’t Look Back 」をリリース。

昭和レコードからの旅立ちを歌った同作のリリックには、昭和レコードの先輩である般若SHINGO★西成の名が盛り込まれており、脱退を惜しんだファンの間で話題となりました。

独立後初のアルバム「新小岩」

2020年10月に独立後初となるアルバム「新小岩」をリリースしたZORN。

同作は、国民的ダンス&ボーカルグループEXILEや人気ラッパーSALUなどさまざま有名アーティストに楽曲提供を行っている日本を代表する音楽プロデューサーBACHLOGICが全トラックをプロデュースしました。

フィーチャリングゲストには、国民的ラップスターのKREVAやコアなヒップホップファンから絶大な人気を誇るMACCHOANARCHYILL-BOSSTINO、次世代のスター候補Kvi Babaなど豪華ラッパー陣が参加。

奇をてらったトラックやラップがピックアップされがちな昨今のヒップホップシーンの中で同作は、ヒップホップど真ん中の「王道感」漂う稀有な作品です

「ヒップホップ」の教科書と言っても過言ではないでしょう

ヒップホップに興味がある全ての人におすすめの作品です。

同作は「Billboard JAPANのダウンロードアルバムチャートでは2週連続1位」「iTunes Store総合アルバムチャート1週間連続1位」を記録したんだ!
「新小岩」は2020年の音楽シーンを代表するアルバムと言っても過言ではないよ!


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武道館でワンマンライブ開催

2021年1月に「ライブの聖地」日本武道館でワンマンを開催したZORN。

昭和レコード脱退後、初めてリリースした楽曲「Don’t Look Back 」の歌詞にある「夢や目標はデカく持って行こう まずは武道館って書く予定表」を実現させました。

ライブには、漢 a.k.a. GAMIANARCHYKvi BabaWEEDYAKLONORIKIYOAK-69KREVA般若SHINGO★西成ILL-BOSSTINOMACCHOなどヒップホップのオールスターとも言えるメンツが集結。

満員のオーディエンスを熱狂させ、ヒップホップシーンの人気の高さを業界内外に見せつけました。

2021年4月には、同ライブの模様が収録されているDVD「My Life at 日本武道館」をリリースしたZORN。

多くのヒップホップファンが映像化を熱望していたこともあり、同作はオリコンチャート5位を獲得しました

横浜アリーナでワンマンライブを開催予定

2021年9月に横浜アリーナでワンマンライブを開催する予定のZORN

「無題」と題された同イベントは今現在、ゲスト等の詳細は未定となっています。
続報を待ちましょう!

年々、ライブの会場規模が大きくなっているZORN。
彼の活躍から今後も目が離せません。

ZORNと親交の深いラッパー

ここからはZORNと親交の深いラッパー2人を紹介します。

ZORNを語るうえで欠かせない彼らの活動はZORNの活動と併せて必ずチェックしましょう。

KREVA


1976年生まれ東京都江戸川区出身のラッパー。

KREVAはMCバトル大会「B BOY PARK MC BATTLE」で3連覇したり、ヒップホップ・ソロアーティストとして初めてアルバム週間チャート1位を獲得したり、さまざまな偉業を成し遂げている日本を代表するラップスターです

ZORNとは2020年8月にリリースした楽曲「One Mic feat. KREVA」で初コラボ。

昔からKREVAのファンだったZORNは、人脈などを使わず直接KREVAに楽曲参加のオファーをしました。

ZORNは、KREVAの4枚目のアルバム「心臓」をよく聴いていたと語っていたよ!

同年10月には、コラボ2作目となる楽曲「タンポポ feat.ZORN」をリリース。

同作をリリースしてから1週間後にZORNは、KREVAのYouTube Liveにゲストとして参加。

楽曲制作の背景や歌詞について語りました。

ZORNとKREVAのコラボ作は、今後のヒップホップシーンを語るうえで外せない名曲です。
2曲ともチェックしておきましょう。

AKLO


メキシコ人の父親と日本人の母親を持つ、メキシコ育ちのラッパー。

AKLOは他のラッパーとは一線を画すラップスキルを持つ実力派ラッパーです。

人気TVアニメ「呪術廻戦」の第1クールのエンディングテーマ​に起用された「LOST IN PARADISE feat.AKLO」でも話題となりました。

ZORNとAKLOは何度も楽曲でコラボしており、2018年にはジョイント・ツアー「A to Z TOUR 2018」を全国11箇所で開催しました。

2018年11月にリリースされた2人のコラボ楽曲「COUNT ON ME feat.ZORN」は彼らのスキルフルなラップが十二分に堪能できます。

まだ聴いていない人はチェックしておきましょう。

ZORNのおすすめ楽曲

ここからは、ZORNのおすすめ楽曲を紹介します。

日本のヒップホップシーンで今最も勢いのあるラッパーと言っても過言ではないZORN

ZORNの作品は、今後何十年も聴き続けられるであろう名曲ばかりです。

ヒップホップ好きは、必ずチェックしておきましょう!

奮エテ眠レ


2010年12月にリリースされたZORNの2枚目のアルバム「THE N.E.X.T.」に収録されている楽曲。

下積み時代の苦悩や葛藤を哲学的な視点で綴ったリリックが印象的な同作は、熱烈なZORNファンの間で人気を博している楽曲です

リリースから10年以上経った今もなお、同作のYouTubeのコメント欄には「何度聴いても食らう」「この曲に何回励まされたか」など多くのコメントが寄せられています。

同作は、ZORNを語るうえで欠かせない傑作です。
必ずチェックしておきましょう。

家庭の事情


20221年5月にリリースされた楽曲です。

ZORNの半生が赤裸々に綴られた同作は、日本を代表する音楽プロデューサーBACHLOGICがサウンドプロデュース。

ZORNが綴るストレートなリリックと、BACHLOGICが手掛けたアコースティックギターを基調としたサウンドの相性は抜群です。

YouTubeの再生回数が500万を超えている同作のMVは、国民的アーティスト宇多田ヒカル米津玄師藤井風など数々の有名アーティストのMVを手掛ける映像作家・山田健人が担当。

山田健人が生み出す映像美はもちろん、普段あまり見られないジャケット姿のZORNも必見です。
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最後に

今最も勢いのあるラッパーZORNのプロフィールや経歴、おすすめ楽曲などを紹介してきました。

ZORNの他を寄せ付けない「ラップスキル」と、多くのヒップホップファンを魅了する「温かみのある人間性」を感じてもらえたら嬉しいです。

2021年はさらに活躍の場を広げるであろうZORN。

今後も目が離せません!

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