バズリズム02『コレがバズるぞ!』 – 2016~2020年のランキングを一挙に検証!

バズリズム02『コレがバズるぞ!』 – 2016~2020年のランキングを一挙に検証!

コレがバズるぞ!・2019年

2019年

  • 1位:King Gnu
  • 2位:ズーカラデル
  • 3位:ネクライトーキー
  • 4位:Survive Said The Prophet
  • 5位:中村佳穂
  • 6位:ずっと真夜中でいいのに。
  • 7位:reGretGirl
  • 8位:TENDOUJI
  • 9位:緑黄色社会
  • 10位:マカロニえんぴつ

さあ、2019年までやってきました。

ここまで来ると“つい最近”と感じてしまうのは筆者だけでしょうか。

2019年版『コレがバズるぞ!』の結果は上記の通り。1位の座にはKing Gnuが堂々と君臨しています。

あの怪物曲“白日”のリリースを目前に控えていた時期だけあって、このタイミングで大本命に挙げられるのは当然だと言えるでしょう。

King Gnuは2018年の「大バズ」アーティストとして紹介済みなので、2019年版では取り上げないことにします。

では、2019年の「大バズ」アーティストをご紹介しましょう。

ずっと真夜中でいいのに。


2019年版『コレがバズるぞ!』から生まれた「大バズ」アーティスト1組目は、6位にランクインした音楽ユニット・ずっと真夜中でいいのに。です。

2018年にその歴史をスタートさせたずっと真夜中でいいのに。は、同年にリリースした初音源“秒針を噛む”で瞬く間に注目を集めることに成功。

同曲のMVは2021年5月現在で9,000万回以上の再生数を記録しており、ずとまよの絶対的代表曲としての地位を不動のものとしています。

最高のスタートダッシュの勢いそのまま、2018年11月にはメジャーデビューを果たすなど順風満帆の結成初年度を過ごしたずとまよ。

活動歴1年未満ながらも『コレがバズるぞ!』の6位に選出されたのも納得がいくところでしょう。

投票した音楽関係者たちの予測はズバリ的中。

2019年6月リリースのミニアルバム『今は今で誓いは笑みで』は週間オリコンチャートで自身初の1位を獲得。その後リリースした作品もすべてチャート上位を送り込んでいます。

ブレイク直後にコロナ禍に突入してしまったこともあり、大規模な全国ツアーなどを敢行する機会には恵まれていないものの、潜在的な観客動員力は相当なものがあるのは間違いありません。2019年「大バズ」認定です!

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マカロニえんぴつ


2019年のもう1組は、音楽大学で結成された4人組ロックバンド・マカロニえんぴつ。音楽ファンには“マカえん”の愛称でお馴染みのバンドです。

彼らにはその名を一躍に有名にした怪物シングルも無ければ、SNSを騒然とさせるようなセンセーショナルな話題もありません。

愚直なまでに良いメロディ、そして地道な活動を積み重ねて徐々に活動の規模を拡大させてきたバンドだと言えるでしょう。

2019年版『コレがバズるぞ!』発表時期のマカロニえんぴつの状況を整理しておくと、前年10月に人気番組『王様のブランチ』のエンディングテーマに起用された“レモンパイ”を発表し、番組を通じて自分たちの音楽をお茶の間に届けることに成功した直後となります。

“レモンパイ”は自身過去最高位となるオリコン週間シングルチャート29位を記録。決して派手な成績ではありませんが、その後のブレイクを期待させるにふさわしい確かな演奏力とソングライティング能力を遺憾なく発揮してみせました。

一気に上昇気流に乗った彼らは、2019年9月のミニアルバム『season』(5位)、2020年4月のフルアルバム『hope』(4位)とヒット作を連発。

2020年11月にミニアルバム『愛を知らずに魔法は使えない』でメジャーデビューを果たした後も、以前と変わらぬグッドメロディを信条とした音楽作りを続けています。

2021年5月には横浜アリーナの舞台に立つマカロニえんぴつ。彼らも2019年「大バズ」認定ですっ!

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その他のバズアーティスト

ずっと真夜中でいいのに。とマカロニえんぴつ以外のアーティストはどうでしょうか?

2019年版『コレがバズるぞ!』ランキングには将来性が期待できるアーティストが数多く名を連ねているものの、ここまででご紹介した2018年以前のアーティストと比較すると、「まだまだこれから」というポジションに留まっています。

これはアーティストの力量によるものではなく、単純に2019年からまだ2年ほどしか経過していないという時間的な理由が大きいのではないでしょうか。

特に2020年はコロナ禍によって多くのアーティストの活動スケジュールに狂いが生じました。

「コロナさえ無ければ…」と悔しい思いをしているアーティストや関係者も多いと思われます。

このような理由により、2019年と2020年について「その他のバズアーティスト」は該当無しとさせていただきます。

コレがバズるぞ!・2020年

2020年

  • 1位:Novelbright
  • 2位:ニガミ17才
  • 3位:ヨルシカ
  • 4位:TETORA
  • 5位:milet
  • 5位:マカロニえんぴつ
  • 7位:Tempalay
  • 8位:CARRY LOOSE
  • 9位:ZOC
  • 9位:Suspended 4th

さあ、『コレがバズるぞ!』ランキングの検証もいよいよ最後。

2020年のランキングは上記のようになっています。

2019年版で「大バズ」に認定したマカロニえんぴつが前年10位から5位まで順位を上げているのも確認できます。

では、2020年版『コレがバズるぞ!』ランキングの「大バズ」アーティストをご紹介しましょう。

ヨルシカ


1組目の「大バズ」アーティストは、男女2人組のロックバンド・ヨルシカ

作詞・作曲を手掛けるギタリストのn-buna、女性ヴォーカリストのn-bunaによって2017年に結成されています。

2020年版『コレがバズるぞ!』ランキングが発表された時点での状況を簡単に振り返っておきましょう。

結成年である2017年に発表したミニアルバム『夏草が邪魔をする』がオリコンチャート32位、翌2018年に発表したミニアルバム『負け犬にアンコールはいらない』は同チャート5位と、新人離れしたチャートアクションを見せていたヨルシカ。

『負け犬にアンコールはいらない』に収録された“ただ君に晴れ”は特に反響が大きく、2021年5月現在でMVの再生回数が1億3,000万回を突破する代表曲となっています。

2019年8月には2ndアルバム『エルマ』でメジャーデビュー。同作はオリコンチャート3位を記録するヒット作となりました。

結成からわずか2年ほどで数多くのヒット作を世に送り出したヨルシカは見事にトップアーティストとしての地位を確立。

その後は、130ページの小説が付属した『盗作』、パッケージ内にCDが入っていないバージョンが発売された『創作』など斬新な作品を連発し、ファンを驚かせ続けています。

数年で築き上げた実績は実に見事で、文句なしの「大バズ」認定です!

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milet


2020年版『コレがバズるぞ!』ランキング、もう1組の「大バズ」アーティストは女性シンガーソングライター・milet(ミレイ)。

2019年のメジャーデビューEP『inside you EP』はいきなりヒットを記録し、タイトル曲である“inside you”がサザンオールスターズの桑田佳祐から称賛されるなど、一躍注目の存在となりました。

デビュー年に発表した楽曲のうち9曲にタイアップが付くという「抜擢」だらけの一年を過ごしたmilet。

音楽関係者が2020年大注目の存在として票を投じたのも当然でしょう。

2020年6月に発表した待望の1stアルバム『eyes』はオリコンチャート初登場1位を記録。

2020年末には『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たし、『コレがバズるぞ!』ランキング5位の期待に見事に応えてみせました。

ヨルシカと並び、2020年版『コレがバズるぞ!』ランキングの「大バズ」認定です。

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コレがバズるぞ!・2021年

番外編ということで、2021年に発表された『コレがバズるぞ!』ランキングもご紹介しておきましょう。

来年以降にならないと検証はできませんが、業界関係者がどんなアーティストに期待を寄せているのかを知る良い機会となるはずです。

2021年度のランキングは次の通り。

2021年

  • 1位:Vaundy
  • 2位:藤井風
  • 3位:YOASOBI
  • 4位:-真天地開闢集団-ジグザグ
  • 5位:オレンジスパイニクラブ
  • 6位:yama
  • 7位:PEOPLE1
  • 8位:小林私
  • 9位:Maki
  • 10位:東京初期衝動

トップ10のうち何組のアーティストをご存じだったでしょうか?

「YOASOBIってもう大ブレイクしてない?」と言いたくなる気持ちをぐっと抑えているのは筆者だけではないはずです。

Vaundy、藤井風、yamaあたりもすでに大活躍を見せており、ここから誰が抜け出るのか注目していきたいところ。

もちろん11位以下にも大きなポテンシャルを秘めたアーティストがズラリと並んでいます。

最後に笑うのは誰か? 2021年の音楽シーンからますます目が離せなくなりそうです。

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