小鳩ミク 【詳細解説】BAND-MAIDで世界を席巻！ ソロプロジェクト・cluppoまで徹底解説

日本国内のみならず世界中の音楽ファンから熱い視線を集める5人組ガールズロックバンド・BAND-MAID（バンドメイド）。

コスチュームであるメイド服の可愛らしさに反し、そのサウンドは本格的なハードロック。そのギャップにやられてしまったファンが世界中で続々と誕生中。

そんなBAND-MAIDの創始者がギター＆ヴォーカルを担当する小鳩ミク。

名字からも推測できる（？）通り、なんと彼女は鳩と人間のハーフ。世界的にも珍しい“鳩をルーツに持つミュージシャン”なのです。

当記事では、BAND-MAIDのメンバーとしてだけでなく、ソロプロジェクト・cluppo（くるっぽ）としても精力的に活動する小鳩ミクを徹底解説していきます。

小鳩ミク（こばと みく）・プロフィール

トレードマークのツインテールが麗しい小鳩ミクは、なんと人間と鳩のハーフ。生物学的にあり得るのかどうかは別として、しゃべるときに語尾に必ず「～っぽ」がつくあたりにその出自を感じ取ることができるでしょう。

音楽的影響

小鳩ミクの音楽的原点は、なんと天童よしみのヒット曲“珍島物語”。小学校低学年のとき、おばあちゃんが通っていたカラオケ教室に同行して覚えた曲だそう。

その後、徐々に流行りの音楽も聴くようになった小鳩が衝撃を受けたのが、椎名林檎率いる東京事変。ちなみに小鳩が初めて手に入れたギターは、椎名林檎の楽曲にも登場するリッケンバッカーです。

メイド服との出会い

BAND-MAIDの制服とも言えるメイド服に出会ったのは、小鳩がまだ地元・熊本で暮らしていたころの話。
彼女の母親が「こういうバイトがあるみたいよ」と持って来てくれたメイド喫茶のアルバイト募集のチラシがきっかけだったそう。

「こんなに可愛い服を着るお仕事があるんだ！」と喜んだものの、当時の彼女にとってメイド喫茶はあくまでも上京資金を稼ぐためのアルバイトのひとつ。1日で3つの異なる仕事を掛け持ちしていた時期もあったことをインタビューで明らかにしています。

その後、念願の上京を果たした彼女は、メイド文化の聖地である秋葉原のメイド喫茶に勤務。メイドとして働くことを通じて、礼儀作法はもちろんのこと、人間関係を円滑に進めるためのスキルを学ぶことができたと当時を振り返っています。

ギターとの出会い

今やBAND-MAIDのギター＆ヴォーカルとして堂々たるステージングを披露している小鳩ミクですが、なんとギターを手にしたのはバンドを結成してからのこと。

結成当初の小鳩はギターを持たない専任ヴォーカリストでしたが、楽曲の幅を広げるためにSAIKIが加入してツインヴォーカル体制になったことで事態は急転。「小鳩かSAIKIのどちらかがギターを弾いた方がいい」という話になり、小鳩がギターも兼任することに。

前述した通り、小鳩が初めて手に入れたギターは独特なフォルムで知られるリッケンバッカー。
サウンドにこだわりがあったわけではなく「他の人とは違うギターを持ちたかった」と語っており、当時はルックス重視のチョイスだったようです。

小鳩の次なる愛器となったのが、美しい彫金が特徴の高級ギター・ゼマイティス。BAND-MAIDの音楽性がより激しくなっていくなか、重くハードな音が出せるギターとして採用したのがこのギターでした。

2021年3月には、ゼマイティスから小鳩ミク・シグネチュアモデルA24MF-FP “Flappy Pigeon(フラッピー・ピジョン)”が発売となっています。
シグネチュアモデルを出せるのはごく一握りの選ばれしミュージシャンだけ。ギタリストにとっては最高の名誉だと言えるでしょう。

競馬との出会い

小鳩ミクの趣味としてファンに認知されているのが伝書鳩レース……ではなく競馬。自身のTwitterアカウントでも競馬の予想について頻繁に呟くほどの競馬好きです。

幼少期に競馬を模したゲームにハマったのがきっかけで、そこから本物の競馬へと興味の対象が移っていったとのこと。今では好きな休日の過ごし方として競馬を挙げるほどのガチファンへと成長しています。

レースを見たり結果を予想するだけに飽き足らず、一口馬主として実際の競走馬のオーナーにもなっている小鳩。著名人が馬主の名馬と言えば演歌界の超大御所・北島三郎のキタサンブラックが有名ですが、小鳩ミクの競走馬が活躍する日もそう遠い未来の話ではないかもしれません。