浪漫革命【超詳細解説】レトロテイストと現代感覚が魅力!浪漫を追い続ける5人組バンドを徹底解説

浪漫革命【超詳細解説】レトロテイストと現代感覚が魅力!浪漫を追い続ける5人組バンドを徹底解説

浪漫革命の人気曲

愛は1/2 〜NiziUリクのMV出演でも話題〜

2018年10月にリリースされた「愛は1/2」は、会場と一部店舗で限定販売されていた1stシングル曲。
後に販売された1stフルアルバム「NEW ISLAND ROMANCE」にも収録されています。

中華料理をテーマに、マリンバといった鍵盤打楽器やフライパンの音色までもが登場する、コミカルな1曲
目まぐるしく展開しながら、自然に体が揺れるような愉快なサウンドが繰り広げられていきます。

様々な表情を見せる2人のギターに、スラップの効いたベースがアクセントとして光ります。
ドラムは展開の切り替えを違和感なく繋げつつ、サウンドを更に鮮やかに。
シンセや打楽器の音色、楽しげなボーカルや合いの手までもが合体し、賑やかな音像を作り上げていきます。

麻婆豆腐や炒飯といった中華料理と、愛し合う2人の様子が織り交ぜられた歌詞には思わずニヤリとしてしまうはず。
かと思えば、「人生迷って目移りばかりさ 毛沢さん」と、ドキリとさせられるフレーズも飛び出します。

終始漂う異国情緒な雰囲気も相まって、長い旅の終わりのような印象を醸しながら、楽曲は幕を閉じていきます。

MVは、NiziUリクがデビュー前に出演していたということでも話題になっています
登場人物には役名が付けられ、まるで映画のように仕立てられた作品。
構成だけでなく、実写と漫画を組み合わせた映像にも楽曲の面白さが反映されています。

ポップでチャーミングな彼らの魅力が詰まった1曲です。

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あんなつぁ 〜浪漫革命の代表曲〜

「あんなつぁ」は、2019年8月に配信シングルとしてリリースされた楽曲。

2020年5月、藤澤がMVのショートバージョンを載せてツイートしたところ、その動画が2日間で300万回再生を超えるバズを起こします。
そのツイートには数多くの著名人も反応し、楽曲の知名度は急上昇。
Spotifyのデイリーバイラルチャートでは最高位8位を記録し、浪漫革命の代表曲と呼べる楽曲になっていきました。

元々は、人々の心を照らす主人公の優しさや、温かい日々の記憶を描いた映画『横道世之介』をイメージして作られた楽曲だと言います。

フォーキーなサウンドに、哀愁たっぷりのボーカルとコーラスが気持ちよく乗せられた1曲
間奏にはパッヘルベルのカノンの引用があったりと、レトロな音像の中にも遊び心を感じさせます。

曲中で幾度も繰り返される言葉、「あんなつぁ」とは、”あなた””あの夏は”が掛けられた言葉

「夜は君と / 過ごした日々思い出し / 大きなあくびをしてる / 君はいないのです」
”僕”の中には、”あなた”と過ごした夏がまだ鮮明に生き続けているのでしょう。
リアルなその様子にも重々しさは一切なく、聴き手の胸に届くのは、過ぎ去った景色の愛おしさばかり。
情景が目に浮かぶだけでなく、身体の温もりまでも感じてしまうような音像が、楽曲全体を美しく包み込んでいます

MVは、大学進学を期に京都に出てきた主人公が過ごす、夏の日々を描いた作品。
楽曲のイメージがドラマチックに表現されつつも、何気ない日常とその中に存在する些細な幸せが自然体に描かれています。
眩しくて楽しい、けれど儚くて寂しい夏の物語は必見です。

フーアン 〜すき家CMソング〜

2022年1月に配信された「フーアン」は、石原さとみ出演のすき家CM”あたらしいカレー”篇ソングとして書き下ろされた楽曲です。

女の子の不安な気持ちを歌った、キャッチーな1曲
”不安”からタイトルも”フーアン”、曲中で復唱されるフレーズにも「フーアンアン」と付けたお茶目なセンスに顔がほころびます。

シンプルながらも耳に残り、中毒性のあるメロディが大きな魅力のひとつ。
リラックスした雰囲気のボーカルと軽やかなメロディがマッチして、聴き手の肩の力も抜いてくれるかのようです

随所に民族テイストが感じられるサウンドアレンジは、全体的にふわりとした印象。
そういった音色にメロディアスなベースの低音が加わることで安心感をもたらし、独特な心地よさを生み出しているように感じられます。

コーラスには、BROTHER SUN SISTER MOON惠愛由が参加
彼女の柔らかい歌声は楽曲の可愛らしさを倍増させ、更に途中で挟まれるラップテイストのフレーズはホットなエッセンスとなっています。

歌詞は一見ポップですが、”あなた”ともっとふたりになりたいと願う女の子の寂しさやもどかしさが表現されたもの。
「あなたはいつも 先に寝ちゃう / もっと もっと 奥の奥まで ねぇ / 心においでよ」
働いて恋して、ひとりで生きている”あなた”との繋がりを求めて過ごす女の子。
キュートな表面と不安で切ない本心、両者のバランス感が絶妙な歌詞になっています

エフォートレスな雰囲気でありながら、浪漫革命ならではの無邪気さやユーモアが散りばめられた楽曲です。

最後に

浪漫革命の音楽には、「音楽最高!」「仲間最高!」とでも言わんばかりの楽しさが万歳です。

ぜひ注目してみてくださいね。

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