【全曲レビュー】SixTONES(ストーンズ)- 歴代シングル曲の順番やカップリング曲、アルバム曲、ユニット曲を完全網羅!

【全曲レビュー】SixTONES(ストーンズ)- 歴代シングル曲の順番やカップリング曲、アルバム曲、ユニット曲を完全網羅!

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4thシングル『僕が僕じゃないみたいだ』(発売:2021年2月17日)

僕が僕じゃないみたいだ

この楽曲は、メンバーの松村と森七菜がW主演を務める映画『ライアー×ライアー』の主題歌に起用されました。”ウソから始まる、ありえない恋”という物語のテーマに寄り添い、恋に悩む男性が、そのもどかしさを隠そうと嘘を重ねていく様を描いています。

MVでは、鏡を何面も用いることで淡く映し出された虚像が、自分らしくいられないことに戸惑う主人公の気持ちを見事に表現しています。また、マジックミラーに投影された鮮やかな色彩に、SixTONESの洗練されたビジュアルが映えます。息をのむほど美しいMVは、映像作品としても高いクオリティーに仕上がりました。爽やかさにどこか甘酸っぱさも覚える王道のポップチューンが、SixTONESのワイルドなイメージに新鮮味を与えてくれました。

Strawberry breakfast

初回A盤に収録されているこちらのカップリング曲。2人一緒なら日常ですら映画の名場面になる、と高らかに歌い上げるラブソングです。

SixTONESの楽曲にありそうでなかったレトロポップな楽曲で、オシャレなのにどこか懐かしさも感じさせます。作詞を担当したのは、J-POPユニット「天才凡人」のMineとAtushi Shimada。彼らはSMAPや嵐をはじめ、多くのジャニーズグループの楽曲制作に携わっている他、過去にSixTONESの『Beautiful Life』を作詞・共作曲した経験も持っています。

公式サイトに掲載された「海外のオシャレなラブコメ映画のような世界観をPOPに表現したラブソング。」という紹介文がこの楽曲の全てを物語っています。SixTONESがキュートに演出する『Strawberry breakfast』を聴けば、毎朝が特別な時間になる事間違いありません。

Bella

初回B盤に収録されている『Bella(ベーヤ)』は、ラテン系らしいパッショナブルな楽曲です。タイトルはスペイン語で「美しい」という意味。スペインと言えば「情熱と太陽の国」。ダイレクトなセリフで女性をセクシーに誘惑する様が描かれています。

「Bella」という歌詞が最も引き立つよう、エキゾチックなリズムとメロディーが印象的に繰り返されます。SixTONESのチョイ悪な一面が引き出されたこの楽曲。特に田中のこなれ感のある歌声が絶妙なアクセントになっています。ユニゾンに被さるフェイクも毎回オリジナリティがあって非常に聴きごたえがあります。

Call me

ここまでご紹介したように、4thシングルには様々な形のラブソングが収録されています。通常版に収録されている『Call me』では、SixTONESの楽曲には珍しく三角関係が描かれています。トロピカルなR&Bも相まって、聴けば聴くほど主人公の優しさと切なさが沁みてくる楽曲です。

一目見た時からヒロインに恋焦がれている主人公。しかし、彼女にはすでに恋人がいました。彼女の中で自分が1番になれないと分かっていても、主人公は愛しい気持ちを消すことが出来ず、複雑な心境を抱えていました。その後、彼女が恋人の不誠実な態度に時折涙していることを知った主人公は「僕はいつでも君を待ってるから」と彼女に伝えます。

Call me, girl(電話してよ)」というフレーズには、物理的に傍にいることは叶わなくても、気持ちだけは君の一番傍にいたいという儚い願いが込められています。あくまで彼女の恋心を否定せず、大切な人の選択を尊重してあげられる主人公の包容力には脱帽です。

全編英語詞の『Call me』は、英語の発音が過去最高のクオリティに仕上がっています。作品のニュアンスを正確に伝えるための工夫が端々に見られ、SixTONESの細やかなこだわりが活かされた楽曲です。

『僕が僕じゃないみたいだ』


2021年2月17日に発売された4thシングル。表題曲の『僕が僕じゃないみたいだ』がSixTONES初となる映画主題歌に起用されました。カップリングでは、パッショナブルなものから失恋ソングまで、様々なテイストのラブソングが並びます。また、通常盤には和楽器の生演奏をMIXした『NEW ERA(Japanized Rearrange)』が収録されています。このバージョンは「ベストアーティスト2020」でも披露され、話題沸騰となりました。

 

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