○○と二宮と【アルバム解説】嵐・二宮和也、初のカバーアルバムを徹底解説

○○と二宮と【アルバム解説】嵐・二宮和也、初のカバーアルバムを徹底解説

Attitude

原曲は、2019年10月にリリースされたMrs. GREEN APPLEの4thフルアルバム・「Attitude」のタイトルナンバー。ボーカル&ギターの大森元貴が、音楽に対する向き合い方をテーマに制作した楽曲です。

1番サビの終わりまでピアノのみ、間奏からアコーディオンとドラムが合流するというシンプルなアレンジのカバーverでは、多彩な声色で歌詞をなぞっていく二宮のポテンシャルに驚かされます。嵐の活動中から二宮の歌声を聴いてきたファンにとっても嬉しい発見でしょう。

歌手として、また俳優として表現への強いこだわりを持っている二宮自身のメッセージソングにも感じられます。

歌詞の一つひとつを噛み締めるように聴きたい楽曲です。

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想うた ~愛する人を想う~

JT(日本たばこ産業)のCMソングシリーズより、恋人への切ない想いや愛情を描いた「愛する人を想う」バージョンのカバー。TVから流れてくるキヨサク(MONGOL800)の優しい歌声が印象に残っている人も多いのではないでしょうか。

曲を聴き始めて驚くのが、ギターによる弾き語りが始まったと思ったら突然音が止まり「……ここさっき、ちょっと間違っちゃったんだよな」と会話が始まるところ。レコーディング前の和やかな会話から自然に歌が始まるユニークな構成で音楽に惹き込まれます。

また、アコースティックギターの温かい音色と、二宮のストレートな歌声との親和性も注目ポイント。コロナ禍で恋人となかなか会えない寂しさを抱えている人にもぜひ聴いてほしいカバーです。

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廊下を走るな

原曲は、日食なつこが2017年にリリースしたアルバム「鸚鵡(おうむ)」の収録曲。唯一無二の歌声とピアノよる弾き語り曲であり、大人にこそ刺さる鋭い歌詞が話題を集めました。

二宮自身、日食なつこが歌う「廊下を走るな」の歌詞に強い衝撃を受けたのだとか。2022年4月にTBSの「この歌詞が刺さった!グッとフレーズ」へ出演した時にも同曲への想いを熱く語っており、カバーアルバムの収録曲として選んだのも頷けます。

カバーverでは、足踏みの音とハンドクラップを基調とした大胆なアレンジに度肝を抜かれること間違いなしです。

QUEENの「We Will Rock You」を彷彿とさせるサウンドで始まったかと思えば、スネアドラムがマーチのリズムを叩いたりと、厚みのある音作りがされており聴きごたえ充分です。

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HONEY BEAT

「HONEY BEAT」は、2021年11月にグループ活動を終了したV6の30枚目のシングル。スピーディーなロックサウンドに乗せ、全ての人の背中を強く押してくれるメッセージを歌ったナンバーです。

カバーverは、原曲と雰囲気がガラッと異なるストリングスとピアノのアレンジが特徴。二宮の人間味あふれる優しい歌声をしっかり引き立てており、V6によるオリジナルverとはまた違った頼もしさで背中を押してくれます。

またジャニーズとして、俳優として時にファンからのさまざまな声を受け止める二宮が歌うことで、「誰かの為に生きたって君は君だよ」という歌詞が彼自身へも寄り添っているように感じられます。

アルバムのエンディングにふさわしい心温まるアレンジは必聴。頑張りすぎて少し疲れてしまったときや、心を温めてくれる優しい音楽へ触れたいときにオススメのカバーです。

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最後に

現在はバラエティ番組や映画への出演をメインに活動している二宮ですが、カバーアルバム「○○と二宮と」のリリースを機にこれから音楽活動へも力を入れていくのでは?と期待の声が高まっています。

何事に対してもストイックに、プロ意識を忘れずに挑戦する二宮が、今後どのような驚きを私たちに届けてくれるのか楽しみですね。

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