Uru【人気曲解説】“奇蹟の歌声”で聞く人を魅了!名曲9選を徹底解説

Uru【人気曲解説】“奇蹟の歌声”で聞く人を魅了!名曲9選を徹底解説

プロローグ

2018年12月5日にリリースされた7thシングル「プロローグ」。こちらはドラマ『中学聖日記』の主題歌に起用され、「第99回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」でドラマソング賞を受賞しています。

気づいてしまった恋の始まりと許されない感情に揺れ動く、ヒリヒリとした恋心を歌ったバラードです。

原作を読み、教師と生徒の世間的に許されない禁断の恋を描いた内容に、当初は歌詞をどのようにしていくか悩んだUru。しかし、ドラマのプロデューサーから言われた「このドラマで描きたいのは禁断の恋ではなく、純粋に人を想う気持ちです」という言葉に背中を押され、楽曲制作を乗り越えました。

いつの間にか抱いていた好きという感情。許されないとわかっていても止められないその想いを、何とか押し殺している様子がひしひしと伝わってきます。

「好き」「愛してる」など、相手を想うストレートな言葉を一切使っていないにも関わらず、好きという感情が伝わってくるUruの表現力にも驚かされます。

あなたがいることで

2020年2月9日にリリースされたデジタルシングル「あなたがいることで」。こちらはドラマ『テセウスの船』の主題歌で、2ndアルバム「オリオンブルー」にも収録されています。

大切な人とのかけがえのない時間や思い出、愛情、未来への強い想いをつづった壮大なバラード。

未来を変えるため、何度も過去にタイムスリップして奔走していくストーリーに、初めは面白さを感じたというUru。しかし、それと同時に、この作品に合う楽曲はどんなものだろうと考えさせられます。

ファンタジー的な要素のあるストーリーと、実際にそのような境遇にならないとわからない主人公の感情を理解するため、Uruは「もし、私だったら…」と自身に置き換えて、考えを整理しながら楽曲を制作に取り組みました。

過去に傷つけてしまった家族や恋人、友人たち。そんな大切な人たちに向けた謝罪と感謝の想い。今、傷つき弱ってしまったあなたを、今度は僕が支え、守ってあげたいという強い意志がつづられています。

まるで、ドラマの主人公が父親へ向けた手紙のようです。ストレートな歌詞に共感する人も多いのではないでしょうか。

手紙を読むように始まるAメロ。そこから、少しずつ感情があふれていきます。そして、最後のサビに向かって、歌詞に比例するように力強くなっていく歌声。思わず聞き入ってしまう彼女の歌声にも注目です。

振り子

2020年10月28日にリリースされた9thシングル「振り子」。こちらは映画『罪の声』の主題歌に起用されました。

実際にあった事件を題材にしたフィクションで、事件に巻き込まれた登場人物たちの壮絶な人生が描かれたストーリーです。

幸せな人生を送るものもいれば、それとは正反対の悲しみや苦しみに暮れる人生を送るものもいる。そんな人生であっても、振り子はいつか必ず明るい方向へと振ってくれるはず…という登場人物たちへの希望を歌った楽曲です。

悪い方向へしかいかない人生に落ち続ける悲しみの深さを無気力に、ときには泣き叫ぶように歌い上げるUru。作品の世界観に寄り添っている彼女の表現力に圧倒されます。

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