川崎鷹也 – 名曲“魔法の絨毯”で一躍ブレイク! 下積み時代から現在までを徹底解説

川崎鷹也 – 名曲“魔法の絨毯”で一躍ブレイク! 下積み時代から現在までを徹底解説

無名のアーティストであったシンガーソングライターの川崎鷹也(かわさき たかや)。2020年に自身の楽曲「魔法の絨毯」がTikTok上でバズり、一躍注目されるようになりました。

川崎鷹也がこれまでどのような経歴を経て、人気を得るに至ったのか。プロフィールや音楽性を交えながら、おすすめ楽曲について触れていきます。

川崎鷹也をもっと知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

川崎鷹也(かわさき たかや)とは


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楽曲「魔法の絨毯」がTikTok内でバズり、その名が知れ渡るようになった川崎鷹也。シンガーソングライターとしての歴はそれほど長くないものの、ハスキーな歌声と癖になるメロディが多くの人を魅了し、独特な世界観で描かれた歌詞が注目されています。

そんな川崎鷹也がどのような経歴を経て、現在に至るのか。TikTokでバズった「魔法の絨毯」の話題と合わせてご紹介します。

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川崎鷹也の主な経歴

1995年に栃木県で生まれた川崎鷹也は、父親がライブバーを経営していたため、音楽と身近に触れ合える環境にありました。しかし、父親はハードなジャンルを好み、客層もその系統の音楽が多く、当時は近寄りがたかったとのこと。

父親の好みに対する反動か、本人は清水翔太、絢香、サザンオールスターズ、エレファントカシマシ、Superflyなど、J-POPをよく聴いていたと語っています。

特に音よりは声や歌に力を感じるものを好んで聴いており、高校3年生の文化祭ではHY「366日」、サザン「真夏の果実」を人前で初披露。

この出来事が転機となり、文化祭の翌日には音楽のために上京を決意しました。

ミューズモード音楽院へ入学

2014年、文化祭での出来事をきっかけにミューズモード音楽院・ヴォーカル専攻に入学した川崎鷹也。ちなみにこの学校では松本孝弘(B’z)などの著名人が在籍していたことでも有名な学校です。

そんな専門校に入学した川崎鷹也ですが、待っていたのは悔しさだったとのこと。入学時はギターが弾けず、音楽専門用語もほぼ知らない状態。人前で歌ったのも文化祭が一度きりだったため、曲を書きライブもやっている周囲と比べ、劣等感を常に抱いていたと後に語っています。

ただ、その悔しさが原動力になったとも語る川崎鷹也。学校が終わってから23時まで音楽スタジオでアルバイト。そこから朝7時までスタジオで練習し、布団もないスタジオで2時間だけ就寝。そして起きたらまた学校と、聞くだけでなかなかにハードな生活を2年間続けていたそうです。

アコースティックユニット「Bocco.」として活動

在学中には6人組のアコースティックユニット「Bocco.」のメンバーとして活動していた川崎鷹也。


歌はRakeの「100万回の「I love you」」

ただ、ユニットではカバーを主体としていたため、当初は断っていたそうです。

本人曰く、当時はかなり尖っていたそうで、他人のふんどしで有名にはなりたくないという理由からでした。

しかし、学校の先生の言葉もありユニットを組むことに。その後、2年ほど活動を続けていたそうですが、それぞれやりたいことができたため、2017年に解散してしまいました。

当時のYouTubeチャンネルはまだ残っているので、気になる方はぜひご覧ください。川崎鷹也の日常シーンも見ることができます。

2018年に自身初のアルバムをリリース

卒業後は一般企業に就職した川崎鷹也。

2018年3月にはインディーズアルバム『I believe in you』をリリースしましたが、この当時は今ほど反響はなく、本人は苦しい時期を過ごしたとのこと。

ライブではお客さんよりも共演者が多い場所で歌うことも少なくなく、結果がついてこない日々に悶々としたそうです。

ただ、プライベートでは嬉しいこともあり、2018年に2歳年上の女性と結婚。お相手は高校生時代の先輩だそうで、2020年には第一子が誕生する予定であるとの発表もありました。

就職、結婚、インディーズデビューと、本人も目まぐるしい1年を過ごしたと後に語っています。

TikTokで「魔法の絨毯」がバズる

そんな川崎鷹也に転機が訪れます。

2020年にTikTok内で「魔法の絨毯」がバズり、一躍有名人になりました。

同楽曲はTikTokで2億2千万回再生を超え、3万本以上のカバー動画がアップ。さらにSpotifyのバイラルチャート1位に躍り出るなど、アルバムリリースから2年越しの躍進を果たします。

この出来事をきっかけに仕事を辞めたそうですが、辞める時には非常に勇気が必要だったと語る川崎鷹也。結婚相手と子供もいる状況で、辞めるべきかどうか不安になったそうです。

しかし、本人の悩みとは裏腹に奥様は二つ返事で了承。川崎鷹也が再度確認するも、その時は支えてあげるからと背中を後押ししてくれたそうです。

ちなみにバズった「魔法の絨毯」は、奥様にあてた楽曲であると川崎鷹也は後に語っています。その楽曲が音楽の道を本格的に志すものになるとは、運命的なものを感じてしまいます。

川崎鷹也の音楽に対する姿勢とは

「魔法の絨毯」のバズりをきっかけに広く知られるようになった川崎鷹也。それによって明かされる彼の音楽性は、やや風変わりなものと感じた人も多いのではないでしょうか。下記では川崎鷹也が自身の音楽に対してどのように考えているのかをご紹介します。

知ってもらえればそれでいい

「魔法の絨毯」が注目されて以来、多くの人にカバーされるなど、楽曲が一人歩きする状況が続いています。川崎鷹也というアーティストではなく、その多くは楽曲だけしか見ていないのではないか。

それに対して川崎鷹也は、特に気にしてはいないとのこと。

本人としてはステージ上でのパフォーマンスが重要であり、それがどのように広まり、どのように知ってもらうかはどうでもいいそうです。

例えそれが酷評だとしても、自分自身のパフォーマンスによってその楽曲をしっかりと扱えていることが重要であると語っています。

「知ってもらえればそれでいい」と述べている川崎鷹也ですが、そこにはその楽曲を生み出し、積み上げてきたものに対する自信を持っているからなのでしょう。

また、周囲がそれをどう感じようと、自身のパフォーマンスを重要視することは、人の意見に左右されない強い意思が芯としてあるからなのかもしれません。

楽曲のほとんどは共感を求めていない

「知ってもらえればそれでいい」と語る川崎鷹也は、楽曲に対して共感を求めていないとも述べています。

その根底にあるのは、一番大事な人に届くかどうかであり、大事な人にすら届かない曲が他の誰かに届くはずもないとのこと。

「魔法の絨毯」はその代表例でもあり、この楽曲は奥様に対する想いが強く込められています。

もしかするとそれはエゴや自己満足と捉える人もいるかもしれません。しかし、川崎鷹也が言う「たった一人に届かせる」、それができなければ万人には届かないという考えも間違いではないでしょう。

共感できるから良い楽曲、良い作品が作れるわけではありません。そこにどれだけの想いを込めたかも重要です。「魔法の絨毯」がただ一人のためだけに作られたにも関わらず多くの人に評価されたのは、その想いの強さを感じ取ることができたからなのかもしれません。

川崎鷹也のおすすめ楽曲5選

拝啓、ひまわり

「拝啓、ひまわり」は、川崎鷹也が母への感謝を込めた楽曲です。面と向かって伝えるには照れくさい言葉が並び、いつかはこの歌のように直接伝えたいという川崎鷹也の願いも込められた心温まるメッセージソングです。

大切な人

「大切な人」には、自分の大切な人を失いたくないと切実に願う想いが込められた楽曲です。メロディの静寂さとサビでの盛り上がりが、失ってしまう恐怖とそれに抗う姿を連想させるでしょう。

Answer

「Answer」は、漫画『眠れないオオカミ』の世界観を表現した楽曲です。強くもあり、美しくもあり、そして儚いオオカミが描かれたストーリー。アニメーションの世界観とリンクした楽曲は、原作のファンにも納得の1曲でしょう。

エンドロール

「エンドロール」は、第84回新人コミック大賞作家・赤井千歳とコラボした作品です。世界観の表現だけでなく、曲の歌詞に沿ってページをめくる演出が、漫画と楽曲をより密接なものへと感じさせてくれます。

君の為のキミノウタ

「君の為のキミノウタ」は、大切な人と過ごす日々が描かれた楽曲です。シンプルなメロディに乗せられ、相手と出会えたことに対する喜びが詰め込まれています。

【まとめ】メジャー初アルバム『カレンダー』にも注目!

インディーズアルバム『I believe in you』に収録されている「魔法の絨毯」が大きな話題となった川崎鷹也。

そんな彼が新たにリリースするアルバム『カレンダー』が、現在新たに注目されています。

同アルバムは川崎鷹也のメジャー初アルバムとなり、今回も大切な人に綴ったメッセージ性の強い楽曲が多く収録されているとのこと。

「魔法の絨毯」から始まり、多くの人を魅了してきた川崎鷹也。同楽曲や川崎鷹也の音楽性を気に入った方は、ぜひ手にとって聴いてみてください。

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