最新ヒットを5分で解説!【11月2日付】Spotify Japan 急上昇チャート【I CAN’T STOP ME】

最新ヒットを5分で解説!【11月2日付】Spotify Japan 急上昇チャート【I CAN’T STOP ME】

ええ。大丈夫です。
SKCの件はわたしにおまかせください。
では、失礼いたします。


おや。仕事関係の電話?
SKCってなんだろう?


SKCといえばああああぁぁぁぁぁぁ!!
Spotify急上昇チャートのことでしょうがあああぁぁぁぁ!!


そうですか…。
さ、今週もチャートを確認していきましょうか…。

過去100年で最高の投票率になるとの予測もあるなど、稀に見る激戦となっているアメリカ大統領選挙。

多くのミュージシャンがSNSなどを通じて投票を呼びかけ、その大半はバイデン候補への支持を表明するものでした。

中でも若干18歳のビリー・アイリッシュの存在感は群を抜いており、彼女の強烈な言葉を見聞きした多くの若者が、今回の選挙は「自分たちの未来を選ぶ」選挙になると認識したのではないでしょうか。

ビリーの影響力にはトランプ陣営も脅威を感じているようで、リークされた陣営の内部資料の中でビリーは「この国と我々が大切にしているすべての物を破壊している」人物として位置づけられていました。

「この国と我々が大切にしているすべての物を破壊している」という言葉は、今年8月にビリーがトランプを痛烈に批判した際に使用されたもので、それを丸パクりするあたりにトランプ陣営の図太さを感じ取らずにはいられません。

さて、海の向こうのお話はこれくらいにしておいて、毎週金曜日恒例Cal-Cha「Spotify Japan 急上昇チャート」をご紹介していきましょう。

先週のトップ10のうち8曲が入れ替わるという激動のランキングになっております。

本題に入る前に「Spotify Japan 急上昇チャート」について簡単にご説明しておきましょう。

これは楽曲の再生回数の“上昇率”を元にSpotifyが毎日ランキング形式で発表しているもので、どの楽曲の注目度が急激に上昇しているのかを示す指標となっています。

再生回数ではなく上昇率でランク付けされているので、再生回数が100万回から105万回に増えた曲と10万回から15万回に増えた曲を比べた場合、どちらも増えた回数は5万回ですが、上昇率が大きい後者の曲が上位にランク付けされることになります。

では、2020年11月2日付のチャートをご紹介していきましょう。

Spotify Japan 急上昇チャート / 2020年11月2日付

1位:三文小説 /King Gnu

先週まで圧倒的な強さを誇っていたLiSAの“炎”から首位の座を奪ったのは、怪物ロックバンドKing Gnuでした。

日本テレビ系ドラマ『35歳の少女』のエンディングテーマに起用された“三文小説”は、今年1月にリリースされたアルバム『CEREMONY』以来の音源となるファン待望の新曲。

女性ゲストを迎えたのかと思ってしまうほどに美しい井口理のファルセットとオーケストラ的な演奏が融合した壮大な楽曲で、その濃密な4分40秒の体験はKing Gnuが新しい領域に足を踏み入れたことを如実に物語っています。

耳を研ぎ澄ませながら良質なヘッドホンですべての音を堪能したくなる傑作です。

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2位:I CAN’T STOP ME / TWICE

先週と同じく2位にランクインしたのは、K-POPグループ・TWICE“I CAN’T STOP ME”

ヒット曲のお手本のようなクオリティを誇る“I CAN’T STOP ME”の魅力に抗うのは不可能と言えるほどで、本国・韓国のテレビ番組でも当然のように1位を獲得する見事なカムバックを果たしています。

10月26日にリリースした2ndフルアルバム『Eyes wide open』も好調で、アメリカのiTunes Album Sales Chartでは発売初日に4位に登場する順調な滑り出しを見せました。

今年6月リリースのミニアルバム『More & More』で自身初となるBillboard 200へのチャートインを果たしたTWICE。

新作『Eyes wide open』で記録更新となるでしょうか。

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3位:Party Starters / 嵐

11月3日に配信された無観客オンラインライヴ「アラフェス 2020 at 国立競技場」も大きな話題となった国民的アイドルグループ・の新曲“Party Starters”が3位にエントリー。

そのタイトル通り、湿っぽさゼロの超ポジティヴで陽気なパーティーチューンに仕上がっています。

前作“Whenever You Call”を手掛けたブルーノ・マーズに続き、今作“Party Starters”にも海外の超大物ソングライター/プロデューサーを起用。

作詞・作曲、プロデュースを手掛けたのは、One DirectionやPanic! at the Discoら錚々たる大物アーティストとの共同作業で知られるサム・ホランダーで、彼の実績を知らない人でも「手掛けた楽曲のストリーミング総再生回数が40億回超え」と言えばその凄さがわかるのではないでしょうか。

ラップパートを手掛けたのはもちろんSho Sakurai。世界クオリティのトラックで躍動するサクラップは悶絶必至です。

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4位:炎 / LiSA

首位を明け渡したLiSA“炎”ですが、各種シングルチャートでは首位を独走するなどまだまだ勢いは健在です。

主題歌を担当したアニメ映画映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」はすでに興行収入150億円を突破。

関連グッズなどを含めるとその経済効果は天文学的な額に登りそうです。

「ブームのピークはまだこれから」という予測を示す専門家もおり、年末に向けてLiSAという炎はさらに勢いを増して激しく燃え上がっていくのかもしれません。

今年の紅白歌合戦の出場者の発表はこれからですが、今の勢いならLiSAが大トリでもいいのでは…?と思ってしまうのは筆者だけでしょうか。

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5位:34+35 / アリアナ・グランデ

5位に登場したのは、10月31日にアルバム『positions』をリリースしたばかりの世界の歌姫アリアナ・グランデ

意味深なタイトルを持つ“34+35”は、可愛らしい曲調とは裏腹にかなり性的なきわどい歌詞の曲であることが話題になっています。(34と35を足すと…?)

あまりにも赤裸々な内容に驚くファンもいるかもしれませんが、原曲を聴いたアリアナの「この可愛い曲に過激な歌詞を付けたら面白いんじゃない?」というアイデアからスタートしたもので、ユーモラスなファンタジーとして楽しむべきものだと言えるでしょう。

6位:青春病 / 藤井風

10月29日に自身初の日本武道館公演を成功させた新世代シンガーソングライター・藤井風の新曲“青春病”が6位にエントリーしました。

日本武道館公演の翌日となる10月30日に新曲“へでもねーよ”と共に配信リリースされた“青春病”は、順風満帆で自信満々で天賦の才を与えられた藤井風らしからぬ無防備な内心の吐露にドキッとさせられる1曲です。

楽器陣の瑞々しい演奏の中を自由自在に泳ぐようにメロディを紡いでいく藤井風のスケール感は圧倒的。

デジタル的な“へでもねーよ”とオーガニックな“青春病”、あなたの好みはどちらですか?

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7位:ドライフラワー / 優里

今週7位は、バラード曲“かくれんぼ”のロングヒットが記憶に新しい男性シンガーソングライター・優里の新曲“ドライフラワー”

“かくれんぼ”で歌われたストーリーを女性目線から描いた“ドライフラワー”は、全女性の涙腺を完膚なきまでに崩壊させるであろうエモーショナルなバラード曲で、男性が書いた歌詞とは思えないほどのリアリティを誇っています。

ふたりで過ごした日々という花を捨てることができず、いつかドライフラワーのように色褪せる日が来ることを願う女性に自分を重ねてしまう人も多いのではないでしょうか。

8位:ASH feat. Vaundy / Nulbarich

超ハイセンスな極上グルーヴで音楽ファンの耳に至福を送り込むNulbarichと新進気鋭の現役大学生マルチアーティスト・Vaundyがタッグを組んだ注目曲“ASH feat. Vaundy”が堂々8位に登場です。

イントロのファンキーなギターカッティングで聴き手をググっと前のめりにさせ、一旦クールダウンさせてからの高揚感あふれるコーラスで勝負あり。

カップリングはヨルシカのn-bunaによるリミックスが収録されており、そちらもオリジナルと甲乙つけがたい仕上がりとなっています。

Nulbarich、Vaundy、n-buna(ヨルシカ)という大注目のクリエイターが生み出した珠玉の音世界は必聴です。

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9位:会いたい / もさを。

男性シンガーソングライター・もさを。の新曲“会いたい”が9位にチャートイン。

TikTokで大評判となった“ぎゅっと。”以降、“きらきら”“好きが溢れていたの”と立て続けに当チャートに楽曲を送り込んでいるもさを。は、今回で4曲目のチャートインとなっています。

“会いたい”も彼らしいハートウォーミングなメロディが満載の1曲で、すでに「もさを。節」とも言える世界を確立していると言えるでしょう。

有名になった現在でも「冬のオリジナル作ってみました!」と新曲の弾き語り動画をTikTokに投稿するなどフットワークの軽さは健在で、いち早く新曲を聴きたいファンはSNSをこまめに確認する必要がありそうです。

10位:Telescope / MAN WITH A MISSION

究極の生命体5人組によるロックバンド・MAN WITH A MISSIONの新曲“Telescope”がチャートを急上昇し、ついに10位圏内に突入してきました。

3ヶ月連続デジタルシングルリリースの第1弾で、11月29日には第2弾となる“All You Need”のリリースが決定しています。

「アフターコロナの新生活様式の中で、本当に大切な物は何かを見つめ直す」がテーマとなっている“Telescope”は、不透明な未来に気力を失いかけている我々を力強く鼓舞してくれるロックチューン。

ノイズにまみれた半径5メートルの喧騒から距離を置き、望遠鏡で遠くの風景を眺めることで、自分が本当に進むべき道が明らかになるのかもしれません。

結成10周年を迎えてますます血気盛んな究極の生命体5人組と共に新型コロナの危機を乗り越えていきたいものです。

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Spotify Japan 急上昇チャート・まとめ

11月2日付「Spotify Japan 急上昇チャート」をご紹介しました。

独走を予想していたLiSA“炎”が4位に後退するという驚きの結果となり、自分の予想のしょぼさに絶望しております。

楽曲の強力さとアーティストの人気ぶりを考えれば、上位4組は来週以降どのように入れ替わってもおかしくなさそうです。

5位以下に目を転じると優里“ドライフラワー”には大きなヒットポテンシャルを感じました。

“かくれんぼ”に続くロングヒットになる可能性も十分にあるのではないでしょうか。

さて、波乱の2020年も次第に終わりが近付いてきて、来月あたりから今年の総括モードに入っていくことが予想されます。

その過程で今年のヒット曲が再びチャートを上昇してくることもあるかもしれません。

では、また来週金曜日にお会いいたしましょう。

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