最新ヒットを5分で解説!【11月17日付】Spotify Japan 急上昇チャート【ドライフラワー】

おふたりの幸せを心よりお祈りしています。
本日は本当におめでとうございます……と。
よし!バッチリだ。


結婚式のスピーチの練習かな?
頼まれたって言ってたよね。


そうなんだよ。初めてだから緊張するよー。
結婚するふたりの運勢が急上昇するようにね、
その日のSpotify急上昇チャートを1位から50位まで紹介するんだ!


そうですか…。
さ、今週もチャートを確認していきましょうか…。

去る11月16日、「第71回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が発表となり、いよいよ年の瀬が近付いてきたことを実感する今日この頃。

新型コロナウイルスの感染者数が急増していることもあって、クリスマスや忘年会、新年会や初詣といった例年なら当たり前のようにおこなっていたイベントの在り方を見直す必要がありそうです。

従来の生活様式や価値観を見つめ直す必要に迫られる中、それでも揺らぐことがない物のひとつが「音楽の素晴らしさ」でしょう。(今週も強引に本題へ誘導していきます。)

今はサブスクリプション(定額制)の音楽配信サービスが普及し、これまでよりも新しい音楽に触れる環境が格段に整ってきています。

Cal-Chaで毎週金曜日にご紹介している「Spotify Japan 急上昇チャート」も、新しい音楽に触れるきっかけを作ってくれる素敵なツールのひとつです。

本題に入る前に「Spotify Japan 急上昇チャート」について簡単にご説明しておきましょう。

これは楽曲の再生回数の“上昇率”を元にSpotifyが毎日ランキング形式で発表しているもので、どの楽曲の注目度が急激に上昇しているのかを示す指標となっています。

人気が急上昇している若手アーティストはもちろんのこと、テレビやSNSなどで話題になった楽曲がいきなり上位に飛び込んでくることがあるなど、リスナーの興味を敏感に反映した非常に興味深いチャートだと言えます。

では、2020年11月17日付のチャートをご紹介していきましょう。

Spotify Japan 急上昇チャート / 2020年11月17日付

1位:ドライフラワー / 優里

先週4位から順位をさらに上げ、ついに首位を獲得したのは男性シンガーソングライター・優里“ドライフラワー”

2019年にリリースされた名バラード“かくれんぼ”と同様にロングヒットとなりそうな予感はしていましたが、並みいる大物アーティストを押しのけて頂点まで上り詰めたのは見事としか言いようがありません。

クリスマスイヴにあたる12月24日には音楽専門チャンネル・スペースシャワーTVで特別番組『優里 -Sing for Christmas-』が放送されることも決定しており、これからメディアへの露出がさらに増えていきそうです。

今年8月にはすでにメジャーデビューを果たしている優里。

切ない系バラードの名手として2021年に大きく飛躍することは間違いないでしょう。

2位:虹 / 菅田将暉

今週2位にランクインしたのは、本日公開のアニメ映画「STAND BY ME ドラえもん 2」の主題歌に起用された菅田将暉の新曲“虹”でした。

こちらも首位の“ドライフラワー”と同様、先週よりも順位を上げた楽曲になります。

11月25日に発売予定の同曲の初回生産限定盤には、アーティストの一発撮りパフォーマンスが人気のYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』と共同で制作された“虹 / THE FIRST TAKE”を収録したDVDが付属することが発表されています。

ヴォーカルとピアノだけのシンプルなアレンジを堪能できるバージョンになっているようなので、こちらもファンであれば絶対に手に入れておきたいアイテムです。

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3位:BETTER / TWICE

“I CAN’T STOP ME”の衝撃冷めやらぬ中、早くもリリースされたTWICEの日本向けシングル“BETTER”が3位にエントリーしました。

日本人好みの四つ打ちのリズムで幕を開ける“BETTER”は“I CAN’T STOP ME”に勝るとも劣らないキャッチーなメロディを持つキラーチューン。

発売日となった11月18日には全世界のファンを対象にオンラインでのリリースイベントを開催し、“BETTER”とシングルのカップリング曲“Scorpion”の2曲を披露しています。

チャット欄は日本語以外にも様々な国の言語で埋め尽くされ、TWICE人気に世界中が熱狂している様子が窺えました。

MVの撮影秘話なども披露されたリリースイベントの様子は現在もアーカイヴ動画を視聴することが可能となっているので、今のうちにチェックしておきましょう。

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4位:Therefore I Am / ビリー・アイリッシュ

4位に登場したのは、18歳の若さでグラミー賞主要4部門を制覇するという快挙を成し遂げ、今や音楽業界の話題の中心となったカリスマ、ビリー・アイリッシュ“Therefore I Am”

17世紀のフランスの哲学者、ルネ・デカルトの有名な命題「我思う、ゆえに我あり(I think therefore I am)」(原文はフランス語)の一部をタイトルに引用した同曲は、<あんたは私の友達でもなんでもない>という辛辣なフレーズから始まり、全編を通して揺るぎない自己を感じさせるビリーらしい歌詞が痛快です。

先日のアメリカ大統領選の際も、若者代表として同世代への投票を呼びかけ、トランプ氏を猛烈に攻撃してみせたビリー。

その言葉はすでに政権が脅威を抱くほどの影響力と本質を突く鋭さを獲得しています。

歌詞の解釈についてビリーは「リスナーに任せる」として明らかにしていませんが、相手を徹底的に見下す言葉の切れ味はすさまじく、まさに「ペンは剣よりも強し」を体現しているようです。

閉店後のショッピングモールをビリーが自由気ままに走り回るMVはビリー自らが監督したもので、撮影機材はなんとiPhoneのカメラ

スマホのカメラでこれだけの映像が撮れてしまうとは、本当にすごい時代になったものです。

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5位:Who I Am / milet

偶然にも似たようなタイトルの曲が続きます。

5位にエントリーしたのは、紅白歌合戦への初出場が決定した女性シンガーソングライターmilet(ミレイ)“Who I Am”

10月22日から放送開始のテレビ朝日ドラマ『七人の秘書』の主題歌に起用されており、11月19日放送の第5話ではmilet自身がストリートミュージシャン役として出演を果たしています。

また、同ドラマではダブル主題歌として新曲“The Hardest”も起用され、miletファンにとっては録画必須の作品だと言えるのではないでしょうか。

歌唱力もさることながら、miletの最大の魅力と言えば“声”であることに異論がある人は少ないでしょう。

松任谷由実やLOVE PSYCHEDELICOのKUMI、GLIM SPANKYの松尾レミのように聴いた瞬間に虜になってしまう、決して抗うことのできない魅力を持った“声”。

年末の紅白歌合戦をきっかけにmilet中毒者が激増することは間違いなさそうです。

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6位:Forever feat.NIKI / End of the World

“セカオワ”ことSEKAI NO OWARIの海外展開プロジェクトEnd of the Worldがインドネシアの女性アーティスト・NIKIをフィーチャーした新曲“Forever”で6位に登場。

全世界で聴かれることを念頭において制作された同曲は、FukaseとNIKIの声が美しく融合し、輝きに満ちた音世界を創り上げています。

以前から英語の発音のレッスンを受けていたと語るFukaseの努力は、End of the Worldという一大プロジェクトで大輪の花を咲かせたと言えるでしょう。

11月27日にはEnd of the World名義としては初となるアルバム『Chameleon』の発売が予定されており、セカオワという予備知識を持たない海外のファンのハートにどれだけ刺さるのかが注目されます。

7位:silent / SEKAI NO OWARI

なんとEnd of the Worldに続いて登場したのは、SEKAI NO OWARI“silent”

同一アーティストの別名義による作品が同時にチャートインするのは異例のことです。

TBS系ドラマ『この恋あたためますか』の主題歌に起用されているセカオワ流のクリスマスソングで、クリスマスシーズンの喧騒とは一線を画したセンチメンタルな楽曲に仕上がっています。

10月27日付の当チャートでは4位にランクインされていましたが、クリスマスシーズンが近付いてきたせいか、はたまたEnd of the Worldの活躍に影響されたせいか、再び順位を上げてきました。

12月16日に発売されるCDには購入店舗別にデザインの異なる特典が先着でプレゼントされることが決定しており、どのショップで購入しようか悩んでいるファンも多いのではないでしょうか。

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8位:Beast / [Alexandros]

日本が誇るモンスターバンド、[Alexandros](アレキサンドロス)の新曲“Beast”が8位に登場しました。

現在公開中の映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』の主題歌用に書き下ろされた楽曲で、ソリッドなギターリフとしなやかなリズムががっちりとかみ合った骨太なロックチューンに仕上がっています。

ヴォーカル&ギターの川上洋平は課外活動も活発におこなっており、『仮面ライダーセイバー』のテレビ版および劇場版の主題歌を担当しているほか、2021年から放送開始となる日テレ系ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」では俳優として出演することが決定しています。

ドラマはいわゆるチョイ役ではなく重要な役どころでの出演のようなので、ステージ上とはひと味違う川上洋平の姿を堪能することができるはずです。

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9位:Stand by me, Stand by you. / 平井大

当チャートの大常連、平井大“Stand by me, Stand by you.”が再び順位を上げ、今週9位にランクイン。

9月8日に配信開始となった同曲ですが、2ヶ月以上が経過した現在でも高い人気を誇っており、もはや2020年を代表するラヴソングのひとつとしての貫禄すら感じさせます。

その魅力的な歌声で多くのリスナーを魅了している平井大ですが、11月18日にはインストゥルメンタルアルバム『”winter2020″ instrumentals』をリリース。

“Stand by me, Stand by you.”を含む全5曲をインストゥルメンタルで堪能することができる、平井大からのひと足早いクリスマスプレゼントとなっています。

新型コロナウイルスの影響により、満足なライヴ活動ができたアーティストは皆無だと言っていい2020年でしたが、年末恒例「COUNTDOWN JAPAN 20/21」に平井大の出演が決定。

怒涛のリリースラッシュでさらに成長を遂げた平井大の生歌を聴くことのできる貴重な機会になることでしょう。

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10位:再会 (produced by Ayase) / LiSA、Uru

LiSAUru、今をときめく二大歌姫の共演が話題の“再会 (produced by Ayase) ”が前日の初登場18位から一気にジャンプアップして10位圏内にランクインしてきました。

プロデュースに名前を連ねるAyaseは、“夜にかける”の大ヒットで一躍名を馳せた音楽ユニット・YOASOBIの中心人物。

最新の音楽シーンを代表する3組の才能が結集して生み出された珠玉のウィンターソングとなっています。

人気YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』ではLiSAとUruによる一発撮りパフォーマンスが公開されており、凄まじい集中力で歌を紡いでいくふたりの歌姫の姿に息をすることすら忘れてしまいそうになるほど。

その静謐で澄んだサウンドは、痛いほどに冷え切った冬の空気の清廉さを連想させます。

今週は10位でしたが、冬本番に向けてさらに順位を上げてくる可能性もありそうです。

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Spotify Japan 急上昇チャート・まとめ

11月17日付「Spotify Japan 急上昇チャート」をご紹介しました。

首位を獲得した優里“ドライフラワー”には大きな可能性を感じていましたが、チャートの頂点にまで上り詰めるとは予想しておらず、これは嬉しい驚きでした。

SEKAI NO OWARIEnd of the Worldが同時にチャートインを果たしたのも今週の大きなサプライズのひとつでしょう。

世界展開という点ではK-POPに大きく水を開けられている感のある日本の音楽シーンですが、End of the Worldはその状況に一石を投じる存在になり得るかもしれません。

Cal-Cha的に大注目なのが、5位に登場したmilet

紅白歌合戦への出場が決定した際には紹介記事へのアクセスが殺到し、あわやサーバー落ちか?というほどの盛り上がりを見せました。

同じく初出場が決定したBABYMETALと併せ、絶対に見逃すことのできないアーティストのひとりだと言えるでしょう。

さて、来週はどんな顔ぶれをご紹介することができるでしょうか。

では、また来週金曜日にお会いいたしましょう。

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