DECO*27 – 「ヒバナ」「妄想感傷代償連盟」が大ヒット！ 超人気ボカロPの経歴とは…？

「モザイクロール」や「二息歩行」、「ヒバナ」や「ゴーストルール」等、ボカロ史に名を刻む名曲を生み出してきたボカロP・DECO*27（デコ・ニーナ）。

近年も「ヴァンパイア」や「シンデレラ」等の名曲を輩出し、初音ミクの公式リズムゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク」にも多く楽曲を提供している、ボカロ界を代表する人気ボカロPとなっています。

本記事では、そんなボカロ界を代表するボカロP・DECO*27の経歴や魅力、オススメ曲をご紹介します。

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DECO*27のプロフィール

DECO*27の活動経歴

2008年、活動開始

DECO*27が初めてボカロ曲の投稿を行ったのは、2008年10月8日のことです。

楽曲「僕みたいな君 君みたいな僕」が、DECO*27の処女作となっています。

些細なきっかけで別れた男女について歌った本楽曲。
爽やかな曲調に乗せて歌われる、切ない物語展開とリアルな感情表現に魅了される人が続出し、処女作でありながら見事に殿堂入りを達成します。

以降、DECO*27は続々と楽曲の投稿を開始。
1,2ヶ月に1曲という、驚きの頻度で活動を行うようになります。

名曲「愛言葉」の誕生

活動を開始した翌年、2009年。
DECO*27は後に彼を代表する曲の1つになる名曲を生み出す事に。

それが楽曲「愛言葉」です。

DECO*27曰く「みんなにありがとうって言いたかった！！！！！！」とのこと。
そんなお礼の気持が伝わってか本楽曲は瞬く間に殿堂入りを達成します。

その後も時を経て、「愛言葉Ⅱ」「愛言葉Ⅲ」とバージョンアップしたものの公開が続けられています。
DECO*27を語る上で外せない楽曲の1つだといえるでしょう。

さらに2009年以降、DECO*27はボカロ界に名を残す楽曲達を次々と輩出するようになります。

「二息歩行」に「罪と罰」、「弱虫モンブラン」等、多くの殿堂入り&ミリオン達成楽曲を輩出。

また年間で3枚という驚異のスピードでアルバムをリリースし、精力的な活動でファンをわかせる事となりました。

人気絶頂の傍らで考えられていた活動の休止

2010年、DECO*27はついにメジャーデビューを果たします。

ボカロではない他のアーティストとのコラボ、さらには柴咲コウ、TeddyLoidと共にユニット「galaxias!」を結成する等、今まで以上に勢いのある展開を見せていきます。

ですがその傍らで、実は音楽活動を辞めようかと考えていた事も明かされています。

DECO*27曰く「DECO*27としてもうやりたいことは全部やりきった」為、そのような考えに至ったそうです。

ですが2013年6月、バロセロナで行われた音楽フェス「Sónar 2013」に観客として参加した際、会場の盛り上がりを目にし、もう一度曲を作りたい気持ちにかられたといいます。

その後、同年横浜で開催された初音ミクのライブ「マジカルミライ2013」にて、演奏された自分の曲に盛り上がる観客達の姿が、「Sónar 2013」で見た光景と重なり、改めて楽曲制作を行う事を決心したそうです。

そうして同年9月、楽曲「妄想税」を公開。

実はこの時点で、前作の公開から約1年8ヶ月の時が経っていました。
久しぶりの新曲公開に、多くのファンが感動した事はいうまでもないでしょう。

本楽曲を機に、DECO*27は再び勢力的な活動を開始。

楽曲の投稿やアルバム制作はもちろんの事、クリエイティブカンパニー「OTOIRO」を立ち上げる等、その活動の幅を拡大し続けています。

DECO*27の魅力

DECO*27の作風から生まれた「ハイパーもだもだソング」

多くの人々を魅了してきたDECO*27。
そんな彼の人気について語る上で外せないのが「ハイパーもだもだソング」の存在です。

これはDECO*27の作風から作られた造語となっています。

ボカロPとしてデビューしたばかりの頃、男女間の微妙な距離感やもだもだとした感情を歌った曲を作る事が多く、そのセンスの非凡さが話題となりこのような造語が作られる事になりました。

近年は、恋愛に限らず様々な世界観の楽曲を輩出しているDECO*27ですが、その殆どが人間の複雑な感情をリアルに描き出したものです。

それは、「ハイパーもだもだソング」で人気を博していた頃に通ずる光景だといえるのではないでしょうか。

等身大の人間のリアルで複雑で緻密な感情を歌う。
それがDECO*27の楽曲の作風であり、最大の魅力なのでしょう。

GUMIの代表する人気曲を輩出

実はDECO*27には「GUMIオリジナル曲史上初のテンミリオン（1000万回再生）達成者」という経歴が存在しています。

テンミリオンを達成した楽曲は「モザイクロール」。
DECO*27の2曲目となるGUMIソングです。

ニコニコ動画にてテンミリオンを達成した本楽曲は、DECO*27初のミリオン達成曲でもあります。

その他にも初めてのGUMIソングとして公開した楽曲「弱虫モンブラン」が、「モザイクロール」に続く形でミリオンを達成しています。
両楽曲はノベライズやコミック化も行われており、その人気の勢いはボカロ界全域に広がっているといっても過言ではありません。

初音ミクの曲をあげる事が多い為、ついついDECO*27＝初音ミクという印象がつきやすいですが、実はGUMIを代表するボカロPでもあるんですよ。

DECO*27のオススメ楽曲

おじゃま虫

DECO*27を代表するラブソング。

大好きな「君」からの「好き」という言葉を貰いたい「僕」の、必死な口説き文句を綴った歌詞。
その甘い文句にメロメロになる事間違いなしの1曲です！

なお近年、新たなバージョンとして「おじゃま虫Ⅱ」が発表されてもいます。
こちらは君視点の曲となっていますので、セットで聴く事をおすすめしますよ。

ヴァンパイア

「ヴァンパイア」を題材に歌ったラブソング。
自らをヴァンパイアと名乗っている女の子と、そんな彼女に血を吸われている「きみ」について歌った楽曲です。

血を吸いたがる女の子と「もう無理」と嫌がるきみ。
危険な光景なのに、どこか甘くて胸がキュンとするものを感じてしまうのも事実。

DECO*27の作る、危険と甘さが共存する世界観に心魅了される事間違いなしです。

妄想感傷代償連盟

DECO*27の中でも驚異の人気を誇る名曲。
イラストレーター・檀上大空が制作した、可愛らしさとダークさが交ざりあった鬱くしい世界観のMVも話題を呼び、注目を集めた1作品となっています。

綺麗な韻が踏まれた、リズミカルな歌詞が印象的なラブソング。
複雑に歪んだ関係を持つ男女について歌った1曲となっており、DECO*27の作風が盛大に詰め込まれていると言っても過言ではないでしょう。

DECO*27の非凡な楽曲センスが光る、鬱くしいラブソングです。

最新情報

2021年9月11日。
DECO*27がリズムゲーム「#コンパス ライブアリーナ」のイメージソングを制作した事が発表されました。

新曲のタイトルは「リズム」。
発表と同時に、本楽曲を使用したショートPVもTwitter上にて公開されました。

「#コンパス ライブアリーナ」は、スマートフォン向けの対戦ゲーム「#コンパス 戦闘摂理解析システム（通称：#コンパス）」の派生作品として、現在制作中のリズムゲームとなっています。

「#コンパス」は、ニコニコ動画の運営元であるドワンゴが開発に参加しているゲームでもあります。

その繋がりから、ゲーム内に登場する各キャラクター達には、ニコニコ動画で活躍するボカロP達によるオリジナルのイメージソングが与えられています。

ピノキオピーや鬱Pなどの昔から人気のあるボカロPに、＊Lunaのような近年注目を浴びるようになってきたボカロP、さらには歌い手兼ボカロPとしても活躍しているEveも作曲家として参加しています。

「#コンパス ライブアリーナ」は、彼らが作り上げた楽曲で遊ぶ事ができるリズムゲームであるようです。

そんなゲームの世界観をイメージして、DECO*27が作り上げた新作「リズム」。

気になる方は、ショートPVを視聴してみてください！

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まとめ

非凡な作曲センスと勢力的な活動で人々をわかせてきたDECO*27。

その勢いは、活動開始から10年以上が経った2021年現時点でも衰える気配はありません。

これからも、多くの名曲を生み出し続けるのでしょう。
その活動に、期待大です！

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