なつかしのボカロ曲 【楽曲解説】ボカロ黎明期にその名を刻んだ名曲12選

なつかしのボカロ曲 【楽曲解説】ボカロ黎明期にその名を刻んだ名曲12選

ボカロ全盛期の名曲6選

カゲロウデイズ / じん(自然の敵P)

ボカロP じん(自然の敵P)の楽曲。
公開日は2011年9月30日。当初はニコニコ動画のみでの公開でしたが、2013年2月22日にYouTube版の公開がされました。

本作は、社会化現象まで巻き起こしたプロジェクト・カゲロウプロジェクトの代表曲にあたる楽曲です。
同世界観を舞台とした楽曲、それを原作とした小説や漫画等の様々なメディア展開を行うプロジェクトの3作目として制作され、その圧倒的な物語性でじん(自然の敵P)の名をボカロ界に広めた名作ともなっています。

また当時ボカロ界隈では、ボカロ曲を原作とした小説・ボカロ小説が盛んになり始めていた頃であり、本作はその最前線を行く大人気作として10代の若者を中心に熱い支持を集める事となりました。ボカロ全盛期を語る上では外せない存在でしょう!

2021年にはプロジェクト開始10周年を記念したキャンペーンも行われています。2022年現在も熱い支持を得ている人気作です!

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ローリンガール / wowaka(ヲワカ)

ボカロP wowakaの楽曲。
公開日は2010年2月14日。当初はニコニコ動画のみでの公開でしたが、2017年9月5日にYouTube版の公開がされました。

バンド ヒトリエのボーカルとしても活躍していたwowaka。「裏表ラバーズ」「アンノウン・マザーグース」等の多くの名曲を生み出した人物でもあり、2019年に急性心不全の為死去するもその功績から今も多くのファンに愛されるボカロPとなっています。

本作は、そんな彼によるバンドサウンドの楽曲です。
転がり続ける少女が題材という不思議なテーマの1曲ですが、その歌詞の内容は非常に深いメッセージ性で溢れており、多くの人が涙する名曲となっています。疾走感溢れる旋律も非常に耳に残るものがあり、中毒性の高い楽曲ともいえるでしょう。

また公開から2日と5時間で殿堂入りを果たしており、驚異のスピードで殿堂入りを達成した楽曲としても有名です

パンダヒーロー / ハチ(米津玄師)

ボカロP ハチの楽曲。
公開日は2011年1月23日。当初はニコニコ動画のみでの公開でしたが、2013年10月2日にYouTube版の公開がされました。歌唱を担当するのはGUMIです。

米津玄師の名で音楽家としても活躍するハチ。本作は彼を代表する名曲であると同時に、彼が米津玄師名義での活動を活発化するその直前にあげられた1曲ともなっています。

「パンダヒーロー」という怪しいヒーローの活躍を歌った本作。
独特な世界観の楽曲を作る事に定評があるハチの作風が大きく活きており、退廃的でダークな世界観に多くのボカロファンが魅了されました。リズミカルな曲調もクセになると高く評価されており、洗脳力が強い楽曲としても有名です。

大人気アーティスト・米津玄師の高い音楽性を肌で感じられる名曲です!

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1925 / T-POCKET(ティーポケット)

ボカロP T-POCKETの楽曲。
公開日は2009年10月05日。当初はニコニコ動画のみでの公開でしたが、2012年5月2日にYouTube版の公開がされました。歌唱を担当するのは初音ミクです。

マーチソングを彷彿とさせるテンポと、どこかレトロな雰囲気を感じさせる言葉遊びが特徴的な本作
その頭に残りやすい特徴が話題を呼び、公開直後から多くの反響を呼ぶ話題作となりました。
結果、公開から6日で殿堂入りを達成!その後も着実に再生回数を伸ばし続け、2016年にトリプルミリオンを達成しました。

2022年現在もボカロ全盛期を代表する曲としてメドレー等で取り上げられており、多くの古参ファンから「懐かしい」の言葉を集め続ける名曲となっています。
なお、実は正式な曲名の読み方がないという裏話も存在。その為、古参ファンからは便宜上「いちきゅうにーごー」と呼ばれる事が多いです。

セツナトリップ / Last Note. (ラストノート)

ボカロPユニット・Last Note. の楽曲。
公開日は2012年5月3日。歌唱を担当するボカロはGUMIです。

Last Note.いわく、「逃避」について歌ったという本作。
その言葉通り、厳しい現実からの逃避を図る少女の心情成長を歌った楽曲となっています。

歌詞のメッセージ性の深さはもちろんの事、疾走感溢れるバンドサウンドがクールな楽曲ともなっており、心に刺さる1作としてボカロファンの間で高く評価されています。

投稿直後は4日間連続でニコニコ動画のVOCALOIDカテゴリデイリー総合ランキングで1位を獲得。多くのアーケード系の音楽ゲームでも収録が行われています。
2022年現在も再生回数を伸ばし続けており、動画内は定期的に楽曲を聴きに来ている古参ファンのコメントで溢れかえっています。強い人気を誇る名曲です!

むかしむかしのきょうのぼく / DECO*27(デコニーナ)

ボカロP DECO*27の楽曲。
公開日は2010年11月25日。歌唱を担当するのは初音ミクです。

本作は2010年から約3年間、週刊ヤングジャンプにて連載されていた漫画「週刊はじめての初音ミク」公式テーマソングとして制作されました。PVに使用されているイラストは、「週刊はじめての初音ミク」の作者・林健太郎(はやし けんたろう)によるものとなっています。

どこか後ろ向きでありながらも、人との出会いを通して少しずつ成長する「僕」について歌った本作。
漫画のテーマソングではありますが、この楽曲だけでも完成された世界観が存在しており、漫画を知るファンから知らないファンまで、多くのボカロ好きが泣かされた名曲となっています。

何かに失敗して落ち込むような事があった時に思わず聴きたくなる、元気が貰える応援ソングです。

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まとめ

以上、ボカロ黎明期・全盛期の名曲達の紹介でした!

世間の認知度の上昇から、以前にも増して活発化しているボカロ界隈。

続々と新しい楽曲が増え続ける今ではありますが、だからこそかつてボカロ界を騒がせた名曲達を振り返ってみる知っておくというのもまた1つのボカロ音楽の楽しみ方なように思えます。

もちろん、ここで紹介した楽曲達以外にも多くの名曲が存在しています。
「ボカロ 懐かしい」「ボカロ黎明期」「ボカロ全盛期」で検索すると、それらの楽曲を見つける事ができるでしょう。ニコニコ動画でなら、「VOCALOID殿堂入り」などのボカロ関連のタグを使用して検索する事もできますよ!

ぜひボカロ関連の単語やタグを使って、これまでのボカロ史を築きあげてきた名曲達を探してみてください!

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