マライア・キャリー – 唯一無二の歌声をもつ世界的歌姫の経歴・オススメ曲を紹介

マライア・キャリー – 唯一無二の歌声をもつ世界的歌姫の経歴・オススメ曲を紹介

2020年にデビュー30周年を迎えたマライア・キャリー

アメリカ発の歌姫として、「Hero」「All I Want For Christmas Is You」「We Belong Together」など、数多くのヒット曲を生み出しています。

そんな彼女ですが、類まれな音域の広さと、美しく安定感のあるホイッスルボイスが魅力的です。

彼女のこれまでとともに、おすすめの曲4曲を紹介します!

マライア・キャリーのプロフィール


マライア・キャリー

  • 生年月日:1970年3月27日
  • 出 身 地:アメリカ
  • シンガーソングライターのかたわら、女優業を行うこともある。
  • ヒット曲は「Hero」「All I Want For Christmas Is You」「We Belong Togher」など。

マライア・キャリーのこれまで

マライア・キャリーは、ベネズエラ系の黒人の父と、白人の母の間に生まれました。その出自から、人種差別めいたいじめを受けることが多かったそうです。

歌手の夢に向かって、アルバイトをしながらコーラスの仕事をしていたところ、転機が訪れます。後に夫となるソニー・ミュージックエンターテイメントの社長トミー・モトーラがマライア・キャリーのデモテープを聴いたことをきっかけに、デビューへの階段を駆け上がりました。

1990年にデビューした後、デビューのきっかけとなったトミー・モトーラと1993年に結婚します。しかし、価値観の違いやトミー・モトーラの束縛が激しいといった理由から1998年に離婚。

ソニー・ミュージックエンターテイメントという大きな後ろ盾を失ったこと、またゴシップが多かったなどの理由も重なり、2001年から数年、低迷期を迎えます。

ヒット曲に恵まれ、2005年には完全復活を遂げ、2006年に「美脚セレブリティ賞」を獲得。なんと脚に10億ドルの保険をかけたと言われています。

2008年にラッパーのニック・キャノンと結婚し、2011年に双子を出産しています。しかし、ニック・キャノンとも離婚し、現在は婚約や交際の噂があがっているようです。

マライア・キャリーと言えば、体重も話題のタネの1つでしょう。一時は「美脚セレブリティ賞」を獲得した彼女の圧倒的な美貌。ですが推定体重100kgを超えたり、ダイエットに成功したり、リバウンドしたりなど、差が激しいようです。

音域の広さ、ホイッスルボイスー歌手としての実力

彼女の魅力は、なんといっても類まれな音域の広さと、ホイッスルボイスにあります。

普通、ボーカルトレーニングなどを受けていない一般人の音域は2オクターブほど、レッスンを積んだ声楽家でも4オクターブほどと言われています。

しかしマライア・キャリーは男性のような低い音から高い音まで、自在に操っています。広い音域に加えて安定感があるところが、マライア・キャリーの強みと言えるでしょう。

その音域は5オクターブ以上と言われ、「最も高い声を出せる女性」としてギネス記録に認定されています。

そして、彼女はホイッスルボイスの持ち主でもあり、公式Instagramの2枚目の動画で、圧巻の歌声を披露しています。

ホイッスルボイスとは、その名の通り”笛のように高く響く歌声“のことです。高音域も歌うことができ、かつ音程をコントロールしないとできません。

マライア・キャリーは作品の中で効果的にホイッスルボイスを使うことにより、人々に強烈なインパクトを与えているのです。

マライア・キャリーの魅力が光る名曲4選

マライア・キャリーの作品は名曲が多く、「代表作」という言葉でまとめることはできません。今回は、多くの人に知られている曲の中から、よりマライア・キャリーの魅力が伝わる4曲を紹介します。

「Hero」ヒーローはあなたの心の中に…

1993年にリリースした3枚目のアルバム「Music Box」の収録曲である「Hero」。
誰もが知るマライア・キャリーの代表曲です。

That a hero lies in you.
“ヒーローはあなたの中にいる”

という歌詞に、背中を押された方もいることでしょう。

当初は映画『靴をなくした天使(原題はHero)』の主題歌として作曲され、マライア・キャリー以外の人が歌う可能性もありました。しかし、マライア・キャリーの当時のパートナーであるトミー・モトーラがこの曲を絶賛し、自身のオリジナル曲としてリリースすることを勧めたそうです。

その結果、「Hero」が収録されたアルバム「Music Box」は全米で初登場2位を獲得し、シングル化した後は4週連続で1位を獲得するなど、目ざましい功績を残しています。

また、新型コロナウイルスが世界的な流行を迎え、自粛を求められた2020年4月には、YouTubeで「Hero」を配信しています。

シンプルな伴奏とともに歌い上げられ、原曲とはまた雰囲気の異なる「Hero」。医療従事者や配達員など、わたしたちの命や生活を守る、身近な”Hero”への感謝のメッセージが伝わりますね!

「恋人たちのクリスマス(原題:All I Want For Christmas Is You)」

クリスマス・ナンバーとして名高い「恋人たちのクリスマス(All I Want For Christmas Is You)」。

クリスマスに欲しいのはあなただけ“という情熱的なタイトル、ワクワク感あふれる鈴の音、明るい曲調に、胸をときめかせた方も多いことでしょう。

この曲がリリースされたのは1994年のことでしたが、25年の時を経た2019年にも全米1位を獲得しています。さらにイギリスでも1位を獲得しているため、全米と全英の両方で1位を獲得した唯一のクリスマス・ソングとして知られています。

ちなみに、2020年12月にも米ビルボードで1位を獲得しています。マライア・キャリー自身による喜びのツイートはこちら。

この輝かしい記録により、1990年代・2000年代・2010年代・2020年代の四つの年代で1位を獲得した初めてのアーティストとなりました。

「We Belong Together」

2005年にリリースされた10枚目のアルバム「The Emancipation Of MIMI」に収録されたバラード「We Belong Together」。

この曲がリリースされる少し前、2001年ごろから2004年までのマライア・キャリーは低迷期と言われていました。主演した映画が不作に終わり、EMIから契約を打ち切られてしまったためです。

しかし、「We Belong Together」で完全復活を果たしたと言われています。このR&B調のバラード作品は、それまでのマライア・キャリーの作品と違い、ラップ調で畳みかけるように歌う部分があり、リズミカルさが増しています。

最後の大サビでは、
Come back baby, please
‘Cause we belong together
“お願いだから戻ってきて
わたしたちは2人で1つのはずでしょ”

こちらの歌詞が1オクターブ高く歌われています。
叫ぶような歌い方が胸に突き刺さり、元恋人への断ち切れない未練が伝わるようです。

また、ミュージック・ビデオの中で、マライア・キャリー扮する女性は、結婚式の途中で迎えに来た、別の男と逃亡しています。主人公の“戻ってきて”と願う気持ちが、切実に表現されています。

「Touch My Body」ストーリー仕立てのミュージック・ビデオ

2008年にリリースされたシングル「Touch My Body」。直訳すると「わたしに触れて」というタイトルの通り、大胆な歌詞が印象的です。

Touch My Body, put me on the floor
“わたしに触れて、床に押し倒して”

というセクシーな歌詞ですが、洗練された曲の雰囲気により、爽やかさに仕上がっています。

マライア・キャリーのミュージック・ビデオはストーリー仕立てのものが多いですが、「Touch My Body」ほどマライア・キャリーの魅力が伝わるものはないでしょう。

マライア・キャリーに憧れる男性が、仕事で訪れた家で偶然マライアに出会い、これはラッキー!とばかりに妄想の中でデートを楽しんでいます。白馬の王子様と歩み、男性に「あーん」をし、無邪気な顔でフリスビーをする…。

そんな、マライア・キャリーのあらゆる表情シチュエーションを楽しめる、贅沢なミュージック・ビデオとなっています!

マライア・キャリーまとめ

その音域の広さ、ホイッスルボイスにより、聴く人を魅了するマライア・キャリー

コロナ禍前は、日本でもライブを行ったことがあり、過去にはマライア・キャリーが歌唱する「おぼろ月夜」が爽健美茶のCMに起用されたこともあります。フジテレビのアナウンサーの軽部真一と仲が良く、来日した際には彼がインタビュアーを務めることが多いそうです。

そんな日本に縁のあるマライア・キャリーですが、先ほど述べたように、1990年代、2000年代、2010年代、2020年代の4つの年代で全米1位を獲得しています。
まだまだ第一線でバリバリ活躍する彼女ですが、2030年代の栄冠も手にするのでしょうか?!今後の活躍が、とても楽しみですね!

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