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タイアップや楽曲提供の実績
ボカロPとして鮮烈なデビューを飾ってから、少しずつ知名度を高めて、様々なコンテンツとタイアップする機会も増えてきました。同時に、しぐれういや三月のパンタシア、P丸様。など、話題のアーティストに魅力的な楽曲を数多く提供しています。
様々なコンテンツとタイアップ
2022年から2024年までの主なタイアップ実績を紹介します。
「ぷらいまり」
サンリオ「まいまいまいごえん」タイアップソング
「ももいろの鍵」
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」MORE MORE JUMP! 書き下ろし楽曲
「たびのまえ、たびのあと」
「ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 18 Types/Songs」書き下ろし楽曲
有名アーティストとのコラボレーション曲も必聴!
様々な分野で活躍するアーティストやVTuber、YouTuberなどに個性豊かな楽曲を提供し、お互いの魅力を高め合うようなコラボを実現しています。
勝手に生きましょ / しぐれうい
しぐれういの2ndフルアルバム「fiction」に収録
いよわは楽曲の制作に加えてMVの制作も担当
マイワンダー / 三月のパンタシア
CLIP STUDIO PAINT「創作応援プロジェクト」タイアップソング
いよわは作曲と編曲を担当
スーパーレア/P丸様。
P丸様の2ndフルアルバム「ラブホリック」に収録
いよわは楽曲の作詞作曲に加えてMVの制作も担当
いよわのおすすめ楽曲5選
きゅうくらりん / いよわ feat.可不
「きゅうくらりん」は、ボカロPだけでなくイラストレーターとしても精力的に活躍するいよわが、脚光を浴びるきっかけになった楽曲の1つで、2021年8月に公開されて以来、YouTubeの集計で、6600万回を突破(2024年9月現在)しています。
なお、これは公式動画のみの集計で、現在ではVTuberをはじめとする多数の歌い手が同曲をカバーしているため、関連動画も含めた再生回数については想像もできない域に到達しています。アーティストによってまさに十人十色の楽しみ方ができるようなスルメ曲として幅広い世代に親しまれている楽曲です。
浮遊感のある不思議な旋律に乗せて、「孤独」や「恋心」あるいは「宙ぶらりんの不安」などの葛藤を抱えた儚い乙女心を、少し難解な言葉も交えた歌詞で繊細に表現しています。ほろ苦い心理描写を優しく包み込むセンスの良さに惹かれます。
IMAWANOKIWA / いよわ feat.初音ミク
いよわの大ヒット曲はたくさんありますが、彼にとってブレイクのきっかけとなった楽曲が、2019年11月にニコニコ動画に投稿された「IMAWANOKIWA」です。YouTubeの公式チャンネルでも2019年11月に公開され、多くのファンの支持を得て、2024年9月時点で1670万回再生を突破しています。
楽曲を聴いてみると、複雑な和音の組み合わせと抽象的な歌詞が印象に残り、すべてのことが嫌になり、ひたすらあなたと「いっそ、天国が見たいな」とこぼし、暗い方は見ないようにして飛び立っていく少女の姿を想像すると、様々なことを考えさせられます。
1000年生きてる / いよわ feat.初音ミク・V flower
「1000年生きてる」は、2020年12月にリリースされた楽曲で、MVも同時に公開されているほか、2021年12月に「Igusuri Records」から発売されたいよわの2ndアルバム「わたしのヘリテージ」に収録されています。
人間の寿命に比べれば注目される期間が長い芸術作品の視点から、人の世の儚さを表現したような印象を受けます。どちらかといえば歌詞の内容はちょっぴりビターなのに、独特なメロディーからはそれほど暗いイメージを感じず、そのアンバランスな構成が楽曲の魅力ともいえます。
月ノ美兎やしぐれういなど、人気VTuberもこの楽曲をカバーしているほか、2024年3月には、セガからiOSとAndroid向けに配信されているリズムゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」に収録され、同時に、3DMVも公式YouTubeチャンネルにて配信されました。
あだぽしゃ / いよわ feat.初音ミク
2021年6月に公開された、ボカロP・いよわにとって20曲目の楽曲が「あだぽしゃ」です。
やや不思議な楽曲のタイトルは、死蝋やミイラを意味する英単語「Adipocere」から採られており、「だらんと垂れ下がっちゃった 栄光の手をご覧」という衝撃の歌い出しから、リスナーをぐっと惹きつけます。
MVの中で、謎の人物の頭(フード)をつかんで引きずり歩く少女は誰? また引きずられている人物は誰で、なぜ引きずられているのかなど、いろいろなことに考えを巡らせながら、ふと気がつくと何度もリピートしてしまう魔性の魅力があります。
たぶん終わり / いよわ feat.初音ミク・flower
「たぶん終わり」は、2021年3月に公開された楽曲です。
「たぶん終わり」という非常に曖昧なタイトルが付けられている一方で、歌詞の中で何度か繰り返されている「しあわせ一歩手前が このまま続いていくんだ」というフレーズがどこか矛盾しているような不思議な印象を受けます。
歌詞、メロディー、加えてMVにも共通して「繰り返し」の演出が用いられています。自分の尻尾に噛みついて無限に回転していくような虚無な毎日に、果たして終わりは来るのでしょうか。いよわの芸術的センスが光る楽曲です。
いよわ まとめ
ボカロP・いよわが紡ぎ出す数々の楽曲は、ひと言では表現できない複雑な人間の感情を表現するかのように、ちょっぴりビターな歌詞と浮遊感のある独特なメロディーで構成されています。
寂しさや痛みを表現した歌詞もちらほらありますが、それでも、ただ痛いだけでもなく、寂しいだけでもなく、ネガティブな感情のすぐそばには一筋の希望も確かにあるということを表現している楽曲も目立ちます。
アップテンポで、なおかつ旋律が複雑な楽曲も多いため、一度聴いただけではメロディーや歌詞の魅力をすべて理解しきれないケースもあり、思わず何回も聴いてしまう不思議な力が、多くのファンを惹きつけてやまない理由なのかもしれません。
興味がある人はぜひ、精力的に発表されているいよわの楽曲に耳を傾けて見てください。もちろん、楽曲だけでなく、いよかわ自身が手掛ける素敵なイラストも必見です。