みの – 音楽評論チャンネル「みのミュージック」が大反響! ミノタウロスを率いるカリスマYouTuberの魅力を徹底解説

みの – 音楽評論チャンネル「みのミュージック」が大反響! ミノタウロスを率いるカリスマYouTuberの魅力を徹底解説

日本では珍しい音楽評論をメインとしたYouTubeチャンネルを運営し、音楽イベント「ミノロック」も主宰するミノタウロスのフロントマン・みの。

2019年に開設したYouTubeチャンネル「みのミュージック」はチャンネル登録者30万人を突破し、有名アーティストや芸術家をゲストに招くなど正統派音楽チャンネルとして名を馳せています。

そんな彼、元々はエンタメ系YouTubeグループの一員でした。なぜ業界内でもここまで注目される存在となったのか?アーティストとして、そして音楽評論家としての姿を取り上げます。

「みの」のこれまでの経歴

みのは1990年10月生まれ。父親はアメリカ人、母親は日本人のハーフでアメリカ出身。父方の祖父母はミュージシャン、両親が持っていたThe BeatlesBOBBY McFERRINのCDに手を出すなど幼少期から多彩な音楽に触れる機会が多い環境でした。

本格的に音楽活動を始めたのは中学生のころ。「いつかバンドを組んで自分の歌をやりたい」と思い、曲作りの面でバンドをけん引しやすいからという理由でギターを始めます。この頃からThe Beatlesにのめりこむようになり、Elvis Presley、Chuck Berry、Led Zeppelinなど、当時はロックばかり耳にしていたとか。

同時に、

  • 図書館にあるCDをすべて借りて聞きこむ
  • ロックのドキュメタリービデオを借り何度も見る

など、とにかく音楽を取り入れることに熱中します。この経験が後の音楽評論家としての活動につながります。

彼が表舞台に立つようになったのは2014年。ロックバンド・The CONTESTANTSの結成と同時に、当時滞在していたシアトルで出会ったジョージ・ジローとともにYouTuberグループ「カリスマブラザース」を結成。バンド活動と並行して、エンタメ系YouTuberとして活動を始めます。音楽の才能だけでなく、独特なボケキャラとして人気を博します。

2017年に始めたソロ活動の傍ら、カリスマブラザースの動画で使われる楽曲作成も行うようになります。カリスマブラザース名義で「T.M.G.テーマソング」をリリースし、その楽曲制作の中心人物でもありました。

アーティストとして大成する前にカリスマブラザースのチャンネル登録者数が100万人を突破。YouTuberとして彼のファンが増えていきましたが、本格的なアーティスト活動はしにくい状態でした。

2019年1月、カリスマブラザースは解散。この時に現在のチャンネル「みのミュージック」を開設。現在はアーティスト兼音楽評論家YouTuberとして確固たる立場を確立しています。

MEMO

彼はレコード愛好家としても有名です。彼のソロデビュー楽曲「恋のチンチン電車」のアナログ盤リリースの際に、アナログ盤を出すのにあまり触ったことはないのは作り手として恥ずかしいと感じて集めだしたのがきっかけ。楽曲・動画作成の合間に中古のレコード店を巡り集め続け、レアなレコードも所有しているとか。

アーティストとしての「みの」

アーティストとしての彼の顔は2つあります。2014年結成のThe CONTESTANTSの活動と、2017年から始めたソロ活動「ミノタウロス」

The CONTESTANTSとしての活動で主なものは、2016年5月にリリースしたアルバム「No Contest」。このアルバムに収録されている「Lady Loveless」のPVには、人気YouTuberであり今でも彼の友人である東海オンエアのてつや・しばゆー・りょうが女装をして出演しています。

しかし、このバンドは彼がシアトル滞在時に仲間と始めたバンド。シアトルから離れている今は活動をしていません。公式SNSも2018年を最後に更新が止まっていますし、公式HPも現在見ることができません。

MEMO

音楽をやるならロックと決めていた彼。しかし、カリスマブラザースとしてアップしていたコント要素もある音楽シリーズ「T.M.G」は、あえて他ジャンルに挑むと決めていたそう。ラップやハワイアン、80‘sなど試したものをロックに帰結させるという点に、彼のロックへの深い愛を感じます。

日本に戻ったという背景もあり、始めたのがソロプロジェクトの「ミノタウロス」。「ロックを玉座に返す」というコンセプトをもとに、彼がやりたかったロックを体現し続けています。

ギターはできるものの楽器はうまくないと本人が語るよう、ソロ活動は田中伶・岡啓をサポートに迎えての活動です。2017年10月にはソロ名義初楽曲「恋のチンチン電車」を発表。

この楽曲は田中伶が作詞をしており、コミカルに聞こえつつも受け取り方次第では不条理にも聞こえるような内容になっています。

曲調は彼が好きなThe Beatlesや桑田佳祐を彷彿とさせるポップなロック。ブラスバンドも相まって曲自体は気軽に聞けるロックチューンに仕上がっています。

その後、2018年2月に「妖怪エンジン」、2019年2月に「ひいふうみいよ」、同年3月に「欲しいものは欲しい時に手に入らない」、同年4月に「路傍の石」とカリスマブラザース解散以降活動を活発にしていきます。

ソロ名義でのCDリリースまで時間が空いており、初のアルバムリリースは2020年2月。このアルバム「肖像」はこれまで公開していた楽曲に加え、長年温めてきた新曲も入れた全20曲という大ボリュームの作品となっています。

このリリースに先んじて初のソロライブも開催しています。

音楽評論家としての「みの」

カリスマブラザース解散後、ソロ活動の場として開設したYouTubeチャンネル「みのミュージック」

楽曲やアルバムレビューだけでなく、

  • 独自見解も踏まえたロック史解説
  • 有名アーティストの入門動画
  • 昨今の音楽事情にズバッと意見する「賛否両論」シリーズ

など、音楽を客観視できる内容が多いです。

もちろんルームツアーなどソロYouTuberによくある動画もありますが、特に再生数が多い動画は以下の3つ。

PDRさんとは話すことが多すぎる

批評系YouTuberとして長年活動を行っているPDRさん。実はみのと同レベルの大のレコード好きで音楽への愛が深い人でもあります。

カリスマブラザース解散後の動画だったのでその話もあるのですが、パンクやメタルといった彼らの好きなジャンルなど2人が好きな音楽について、昨今メジャーになってきているサブスクリプションについても熱く語っています。

特にサブスクリプションについての話題は、ハーフ・クオーターで海外の友人も多い彼らならではの内容にも触れています。

世界一クソな音楽が決定しました

英語版Wikipediaにある「List of music considered the worst」という最悪な楽曲についてまとめたリストを取り上げた動画。リスト内にある楽曲について説明しつつ、なぜそう評価されているのかを解説しています。

このリストにあるものの、本人やコメント欄で否定される曲もあるなど、このリスト作成者と周りの音楽ファンとの価値観の違いもよくわかる動画です。

ハーフでありアメリカ滞在歴も長いからこそ、英語が得意で海外で話題になっていることも積極的に取り上げ紹介しているのも彼の特徴の一つです。

リスナーさんが選ぶ邦楽アルバムランキング


音楽ファンばかりの彼のチャンネル視聴者が選ぶおススメアルバムを100枚ランキング形式で紹介しています。

彼自身が洋楽・レコードが好きということもあり、取り上げる内容がどうしても洋楽メインになりがち。人によってはピンとこない内容が多くなります。しかし、この動画はファン投票の結果をもとに邦楽についてしっかり語っているので、彼のチャンネルの入り口としてはちょうどよいものになっています。

あくまで音楽活動に主軸を置くため、チャンネルにあげる動画は気が向いたらアップする程度にしているそう。また、著作権をクリアし音楽を楽しめる場を提供するため、新宿にレコードを聴きながらお酒を楽しめるレコードバーの監修も務めています。

これまでの活動が評価され、2020年にはRolling Stoneでコラムを連載、2021年2月にはApple Musicで始まったラジオ「TOKYO HIGHWAY RADIO」のパーソナリティに就任。4月には初の著書「戦いの音楽史」も発売されています。

アーティストであると同時に、音楽評論YouTuberとしての活動が活発になりつつあります。

アーティストに限らず意外な人物も!?対談相手一覧

彼のチャンネルのもう一つの特徴は、音楽関係者とのコラボが多いこと。彼のチャンネルにある対談動画には、YouTuberのほかに、

  • GLIM SPANKY 亀本寛貴
  • グッドモーニングアメリカ たなしん
  • 蔦谷好位置
  • 亀田誠治
  • Char
  • 志磨遼平
  • Suchimos TAIKING

と、名だたるメンバーが並んでいます。

特に話題になったのは現代美術家・村上隆を迎えた対談動画です。



村上隆の本を読んだと動画内で紹介した動画を見た本人が「彼は僕に近いかもしれない」と感じ、チャンネル内の動画を見て話したいと思ったことがきっかけ。現代芸術家とアーティスト、畑違いと思いきや、みの自身の音楽知識の深さが相まって非常に有意義な対談動画となっています。

また、対談はしていないものの動画内で桑田佳祐が動画を見ていると言及。業界内でも注目されているYouTuberといえます。

MEMO

元々YouTuberとして活動していたこともあり、音楽関係者に限らず音楽活動に力を入れているYouTuberとの交流も多いです。東海オンエアのとしみつアバンティーズなど、YouTubeに強い事務所・UUUM所属のYouTuberが中心。過去には彼らとともにボーイズナイトと称した男性観客のみの対バンライブも行っています。

また、東海オンエアの動画で久しぶりに共演したことを機に、みのミュージックで彼ら音楽大喜利を行うコラボ動画をアップ。カリスマブラザースの活動でつながった縁は今でも大事にしています。

最後に

エンタメ系YouTuberとして活動をスタートし、今では音楽業界で最も注目されているYouTuberともいえるみの。アーティスト・ミノタウロス名義での活動はもちろん、音楽評論家としても各方面から評価されるようになっています。

しかし、動画内で彼が言及している通りあくまでアーティストとしての活動が主軸。コロナ禍を機に様々なアーティストのYouTube進出などでアーティスト活動の場も変わりつつある中、YouTube上での活動に長けた彼が今後どう動くのか。音楽評論家としてだけでなく一アーティストとしての活動にも注目してきたいです。

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