ワルシャワショパン国際ピアノコンクール リセールチケット一覧

ワルシャワショパン国際ピアノコンクール（通称：ショパンコンクール）は、1927年初開催、ポーランドのワルシャワで5年に一度開かれる、世界で最も権威あるピアノコンクールのひとつ。作曲家フレデリック・ショパンの作品のみを演奏対象とし、演奏者には深い作曲家理解と解釈力が強く求められる。直近で開催されるのは第19回大会で、2025年10月2日から23日までワルシャワにて実施予定。大会の構成は、予備審査、ステージI～III、本選（ファイナル）という流れ。ステージ進行ごとに課題曲や演奏時間が定められており、参加者はショパンのエチュード、前奏曲、夜想曲、マズルカ、ポロネーズ、バラード、ソナタ等、幅広いジャンルからの作品を披露する。ファイナルではピアノ協奏曲など大きなスケールの作品も演奏される。ショパンという作曲家の繊細な感性やロマンティックな時代の表現が試され、その解釈の個性が国際的に注目される場である。優勝者・入賞者は国際的な演奏キャリアを築くことが多く、コンクールを経て世界的なソリストとして名をあげた例が多数ある。例えば1985年第11回大会では、Stanislav Bunin（スタニスラフ・ブーニン）がクラシックファン以外の一般人を巻き込んだ国際的なブームを巻き起こしたほか、前回の2021年第18回は反田恭平、小林愛実の2名の日本人がダブル入賞するなど話題をさらった。第19回大会は、開催100周年に向けた準備の一環として位置づけられており、大会運営・観衆・メディアの注目度も例年以上に高まっている。日本からの参加者も小林海都、桑原志織、牛田智大など13名が本線に出場する予定。ワルシャワ・ショパン国際ピアノコンクールは、ピアノ表現の奥深さを探求する契機を提供するものである。