京都市交響楽団 チケット売買一覧

京都市交響楽団（京響）は1956年創立のプロ・オーケストラ。日本初の自治体運営のオーケストラとして発足したが、2009年に京都市直営を離れ、現在は公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団による運営である。1956年6月に初の定期演奏会を開催すると、1961年世界的なチェリストで指揮者でもあるパブロ・カザルスが指揮、1962年 カウフマン（第2代常任指揮者）がブルックナー・交響曲第3番ニ短調を日本初演。翌年にはアラム・ハチャトゥリアンが自作を指揮するなど、海外の名指揮者との共演、作曲家自身による来日公演、日本初演などを次々に果たす。また歴代の常任指揮者、正指揮者は若杉弘、外山雄三、渡邉暁雄、小林研一郎、井上道義、大友直人、広上淳一といったビッグネームが務めており、現在の常任指揮者は2028年の東京国際音楽コンクール指揮部門で、日本人では18年ぶり、女性では初の第1位に輝き話題となった沖澤のどか。現在は京都コンサートホールで毎月1回の定期演奏会を開催。演奏会が京都のローカルテレビ局によって放送されていたこともあり、地元との結びつきは非常に強い楽団である。2024年は4月にオランダの鬼才、ヤン・ヴィレム・デ・フリーントの首席客演指揮者就任をはじめ、米国のヴァイオリニスト、ジョシュア・ブラウンのベートーヴェン、ピアニスト・上原彩子のプロコフィエフ、また藤倉大「ヴァイオリンとフルートのための二重協奏曲」の日本初演も予定されている（ヴァイオリン：金川真弓、フルート：クレア・チェイス）。