天満天神繁昌亭 リセールチケット一覧

天満天神繁昌亭（てんまてんじんはんじょうてい）は、大阪市北区天神橋二丁目に位置する上方落語専門の寄席である。2003年、上方落語協会会長に就任した6代桂文枝が、寄席ができる空き店舗の提供を商店街に打診したことから構想が始まる。2006年9月15日に開館し、1957年に戎橋松竹が閉場して以来、60年ぶりに上方落語の定席が復活した。「繁昌亭」の名前は、6代目笑福亭松鶴の発案。大阪天満宮の敷地内にあり、天神橋筋商店街にも近接している。建物は地上3階建てで、客席数は1階と2階合わせて216席。高座や客席の数等は、東京のいくつかの寄席を参考にしており、上方落語協会副会長の4代目林家染丸が建築家と共に調べ歩いたという。天井には、建設資金の寄付者約4500名の名前が記された提灯が並び、独特の雰囲気を醸し出している。舞台はヒノキ造りで、高座の膝隠しには5代目桂文枝が使用していたものを用いている。朝席、昼席、夜席の公演が行われており、昼席は週替わりで若手からベテランまでの落語家が出演し、漫才や講談などの色物芸も楽しめ、夜席は独演会や一門会など、多彩な企画が日替わりで開催されている。上方落語の伝統を継承しつつ、新たな笑いを創出する場として、多くの観客に親しまれている。その独特の雰囲気と多彩な演目は、訪れる人々に笑いと感動を提供し続けている。