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圧倒的なコント数と、2人だけが出せる独特の世界観が人気のジャルジャル。
業界からも高い評価を受けており、非常にクオリティが高いことで有名です。
そんな2人が届ける「ジャルジャル公式チャンネル」は、圧倒的な数のコント動画があり、相当なボリュームを誇ります。
ここでは、コント職人ジャルジャルの魅力やチャンネルのおすすめ動画などに触れていきたいと思います。
ジャルジャルについて
ジャルジャルは、2003年4月に結成された後藤淳平さんと福徳秀介さんからなる2人組のお笑いコンビです。
NSC大阪校25期生で、同期には銀シャリ、プラス・マイナス、ジョイマン、スリムクラブなどがいます。
2人の出会いは、高校のラグビー部で一緒だったことから始まります。
当初はほとんど話をしていませんでしたが、福徳さんが骨折したときに後藤さんが付き添ったのが仲良くなるきっかけでした。
高校卒業後はともに関西大学に入学しましたが、同時に大阪NSCに入校しています。
2人とも元々おとなしい性格で、ほかの芸人とあまり群れないところから、とがっている印象や周りを小バカにしている印象も持たれるような誤解も一時あったようです。
約8000個のネタ(タネも含む)を持っており、その8000個の「〇〇な奴」というシリーズネタを毎日1個ずつ公開する「JARU JARU TOWER」というサイトを立ち上げています。(終了予定は2039年)
ジャルジャル公式チャンネルでもその動画がアップされていて、日々数十万回再生されている人気チャンネルだよ。
ジャルジャルのプロフィール
後藤 淳平(ごとう じゅんぺい)
・担当:主にボケ
・生年月日:1984年3月20日
・身長と体重:177cm 65㎏
・血液型:AB型
・出身地:大阪府吹田市
後藤淳平さんは、1984年3月20日生まれの大阪市吹田市出身の芸人で、ボケ・ツッコミの両方を担当しています。
3人兄弟の長男で妹と弟がおり、吹田市立西山田中学校、関西大学第一高等学校、関西大学経済学部と進学しました。
中学校時代には卓球で吹田市選抜に選ばれるほどの実力で、一時はプロを目指していましたが自分の実力を悟り断念することとなりました。
お笑い芸人麒麟の田村さんが著書「ホームレス中学生」で住んでいたと記した公園の前にマンションがあり、後藤さん一家がそこに住んでいましたが田村さんを見かけたことはなかったそうです。
それに対して田村さんは、生活時間が違うからだと反論しています。
そして後藤さんの父親は吹田市長の後藤圭二さんで、2015年5月より現職を務めています。
後藤さんは2011年に元ボイストレーナーと結婚していて、2013年、2014年にそれぞれ子供を授かっています。
吉本男前ランキングでは2010年度7位、2011年度9位で、女性からの人気もとても高いんだよ。
福徳 秀介(ふくとく しゅうすけ)
・担当:主にツッコミ
・生年月日:1983年10月5日
・身長と体重:175cm 65㎏
・血液型:O型
・出身地:兵庫県
福徳秀介さんは、1983年10月5日生まれの兵庫県芦屋市出身の芸人で、ボケ・ツッコミの両方を担当しています。
4兄弟の末っ子で、芦屋市立山手中学校、関西大学第一高等学校、関西大学文学部と進学しました。
生後10か月から5年間はロサンゼルスで過ごした帰国子女の一面もあります。
お笑いを目指したきっかけは父親の影響で、お尻にあるばんそうこう型のあざをはがす仕草で笑わせるユニークな人だったそうです。
食卓を囲んでいるときは、いつも父親がボケたらすぐにつっこむといった連携が取れていて、いつも家族を笑わせていたようです。
そうしていくうちに、お笑いの魅力に取りつかれていくことになりました。
ところが福徳さんが高校1年生の頃、父親は交通事故で亡くなってしまいます。
しばらく現実を受け止められなかったそうですが、偶然亡くなる前日に父親と将来について話をしており、福徳さんが「芸人とかになれたらなあ」と言うと、父親は「やるんやったらさむいのはやめてくれよ」という会話をしていたそうです。
その後、悔いのないように芸人になると誓い、父親の面白さを超えようと目標を立てていきました。
M-1グランプリ・キングオブコント
ジャルジャルを語るうえで、M-1グランプリは外すことができません。
M-1グランプリにはNSC時代に出場した第2回大会(2002年)以降毎回出場しており、第6回大会(2006年)からはすべて準決勝に進んでおり、常に上位争いを繰り広げました。
特に、2017年とラストイヤーの2018年は印象的な大会になり、2017年は優勝を逃しあまりの悔しさに福徳さんが涙するほどでした。
そして、結成15年目ということで出場条件的に最後となった2018年は、高評価にもかかわらず優勝を逃しましたが、やりきったと清々しい気持ちになったと話しています。
ジャルジャルは出場するたびに、その独特な世界観から採点者から高い評価を受け続けており、優勝できなかったのが不思議だという声が多く上がっていました。
キングオブコントでは、2008年の第1回大会から現在(2019年、第12回)まですべての大会において準決勝進出を果たしており、これは前人未到の記録となっています。
惜しくも優勝経験はありませんが、常に安定した実力であることがうかがえるね。
おすすめ動画
ジャルジャル公式チャンネルにおいて、再生回数が多い人気動画とその内容について紹介していきます。
1億回記念!本気ネタ!『ハズレの先生が担任になった奴』【JARUJARUTOWER】
2019年5月11日アップロード
「神保マオ」という先生役の福徳さんと、生徒役の後藤さんで展開する学校コントです。
担任初日の先生がやってきて、自己紹介で自身の名前について面白く説明していく姿に、生徒役の後藤さんは「当たりの先生だ」と興奮します。
次第に先生はクラス全員にメールアドレス交換を要求したり、おはようメールやおやすみメール、家庭訪問時の食べ物の要求などをしていくようになり、生徒は「外れの先生だ」と感じ始めます。
結局、先生は怒ったりメルヘンチックになったりと豹変するキャラだとわかり、生徒ががっかりするという内容です。
このコント全般で後藤さんがつっこむときに必ず「よいしょー」と言い、独特の世界観がありますので動画で確認してみてください。
1億回記念!本気ネタ!『押しドア、引きドア、間違える奴』【JARUJARUTOWER】
2019年5月11日アップロード
店長役の後藤さんとバイト役の福徳さんが繰り広げるコントで、入退室時のドアの押し引きの間違いと退出時の音の大きさがポイントです。
バイトに来てタイムカードを切るために店長のいる部屋に入るとき、押し戸のところを引いてしまい、店長のイライラを誘います。
いずれ間違いに気づいて入室しますが、退出するときのドアの閉める音も大きく店長がストレスを感じます。
コントの進行は、入退室が完了したら暗転し、「次の日」とのナレーションで次に進んでいきます。
店長は次の日もバイトに押し引きの間違いを指摘しますが、いっこうに直りません。
店長は対策を練り、ドアを半開きにしたりリフォームでドアの押し引きを逆にしたりして対策しますが効果なし。
最終的にはドアすらなくしてしまい、押し引きの問題は解決します。
しかし、バイトが退出しようとするときにイスに足を引っかけ大きな音を立てて退出し、店長のイライラが爆発して終了となります。
全体的に醸し出されるシュールさと、ドアが開かなくて施錠されていると勘違いしたのか他のバイトに「店長今日休み?」と聞いてしまうところが特におすすめポイントです。
ジャルジャルのネタのタネ『M-1決勝でやったネタ 国名分けっこやる奴』【JARUJARUTOWER】
2018年12月2日アップロード
タイトルの通りM-1決勝で披露されたネタで、片方が国名の一部を言ったらもう片方が残りを言うゲームとなっており、ネタの中では小さい時に流行っていたという設定になっています。
福徳さんが「国名わけっこ」をやろうといいますが、後藤さんはどういったものかわからないのでひとまずやることに。
「アメ」と福徳さんが言うと、少し遅れて後藤さんが「リカ」と言い「アメリカ」が完成するというルールをつかみます。
これからはリズムに乗って、「イギ」「リス」、「ちゅう」「ごく」、「モン」「ゴル」などと続いていきますが、途中から2回に1回「イン」「ドネシア」が登場し、「ドネシア」について後藤さんが突っ込みいったんゲームが止まります。
「イン」「ドネシア」の流れが慣れてきたころに、今度は「アルゼン」「チン」「アル」「ゼンチン」が多発し、アルゼンチンばっかりだとつっこみが入ります。
最後のほうには、福徳さんが一気にたたみかけて言っていきますが、後藤さんもそれに対応し盛り上がりを見せていきます。
最終的には、後藤さんがついていけなくなって終了となります。
このネタは、だれでも理解できるわかりやすさと軽快さ、そして2人にしか考えだせない独創性が魅力なネタで、優勝してもおかしくないほどのクオリティでした。
ジャルジャルコント『ため口』
2016年12月2日アップロード
バイトの面接時の一コマで、店長役の福徳さんとバイトの面接で来た学生役の後藤さんが登場します。
面接が始まるといきなりため口で答えていく学生。
店長は、大学のことやシフト希望などいろいろ聞いていきますが、すべてため口で返されます。
しばらくお互いため口面接が続いていきますが、やっとというタイミングで店長が「なんでため口なん?」と問い詰めます。
学生は「ごめん」「俺が悪かった」などとため口で返し、いっこうに敬語が使えません。
それからは、ため口をやめさせようとする店長とひたすらため口で謝る学生の言い争いが続いていくという、なんともシュールな展開が待っています。
最後は学生が「バイバイ」と言って去っていき、ため口がなおらず退出。
店長も「なんであいつため口なんやろマジで?」とつぶやいてコントが終わります。
これでもかと同じ言葉やシチュエーションを繰り返すコントですが、ジャルジャルの2人だからこそ飽きずに見ていられる気がしてなりません。
まとめ
8000個のネタを持つコント職人のジャルジャルは、学生時代から培った抜群のコンビネーションでお笑いの新ジャンルを作り出しているといっても過言ではありません。
お笑いにストイックで他を寄せ付けない雰囲気もありながら、しっかりと将来を見据えた活動をしており、中でも「JARU JARU TOWER」はこの先ずっと活動していくんだという宣言にもとらえることができます。
「ジャルジャル公式チャンネル」でも、毎日新しいネタが更新されていくので、ファンとしては毎日の活力となること間違いなしです。
どのコントも外れなしのクオリティが保証されている「ジャルジャル公式チャンネル」は、今後も目が離せない存在です。
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