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Harry Styles(ハリー・スタイルズ)
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1188424938329768&set=t.100044630460255&type=3
- 生まれ:1994年2月1日(水瓶座)
- 出身地:イギリス、ウスターシャー州レディッチ
- マイクカラー:緑
・生い立ち
スリムな体に革ジャンが似合うニヒル担当だったハリーは、「Xファクター」のオーディション前から学校の仲間とホワイトエスキモーというバントでリードボーカルをしていました。地元のパン屋でアルバイトをしていたのも有名な話です。
・ソロ活動
アイドル色の強かった1D時代とは打って変わって、ソロに転向してからのハリーの音楽は英国ロック黄金時代にタイムスリップしたかのようなブリッドポップでした。
彼のファーストソロシングル「Sign of the Times」は、1970年代にイギリスで流行ったソフトロックをベースに、感傷的なメロディーやリリックが特徴的なパワーバラードです。それは、まさにデヴィッド・ボウイを彷彿させるような作品で批評家たちがこぞって賞賛しました。
ハリーは2017年にイギリスやアメリカ、オーストラリアなど数カ国で初登場ナンバーワンを獲得したデビューアルバム「Harry Styles」をリリースします。このアルバムは、ロックはもちろんブルース、カントリーなどバラエティに富んだサウンドの数々がハリーの好奇心を反映し、彼の探求心が詰まった一枚になっています。
・俳優デビュー
2017年に、ハリーは自らオーディションを受けてバッドマンシリーズで知られるクリストファー・ノーラン監督の長編戦争映画「ダンケルク」の役を実力で勝ち取り俳優デビューを果たします。この作品は第90回アカデミー賞で、作品賞や監督賞をはじめ8つの部門にノミネートされ、そのうち3部門で賞を受賞しました。
・新世代のファッションアイコン
ソロになってから、大きく変わったのはハリーの音楽スタイルだけではありません。アイドルらしいカラーコーディネートされたパンツとTシャツから、奇抜なヘアメイクにキラキラな衣装と厚底靴、グラムロックなスタイルへと変貌を遂げていきます。
Gucciをこよなく愛するハリーは、プライベートに留まらずコンサートツアーやミュージックビデオの衣装もGucciに製作依頼をするほどで、ブランドの広告塔にも就任しました。カラフルなテーラードスタイルのハリーが、イギリスを象徴するフィッシュ&チップスのお店に佇む2018年~19年の秋冬キャンペーンの広告は必見です。
・ジェンダーレス
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女性が装着するイメージの強いパールは、もはやハリーを象徴するファッションアイテムのひとつです。ニューヨークのメトロポリタン美術館で行われるファッションの祭典「METガラ2019」でのハリーは、Gucciのレディースで透け感のあるフリルブラウスに片耳だけ大粒のパールのイヤリングで登場。
自分を型にはめずに表現するスタイルに、多くの人が共感し、新世代のファッションアイコンの誕生を目の当りにしました。
2020年の12月にはアメリカ版「Vogue」で男性として初めて表紙カバーを飾り、男らしいシャープな表情にエレガントなドレスやスコットランドの民族衣装キルト風スカートを合わせ、ハリーにしか表現できないジェンダーレスな世界を創り上げました。
・私生活&恋愛
ハリーの恋愛遍歴には、テイラー・スウィフトやケンダル・ジェンダーといったビッグネーム、10歳以上も歳の離れた大人な女性、ランウェイを華麗に舞うビクシーモデルなど、噂も含めるとありとあらゆる女性の名前が出てきます。
大物カップルと注目を浴びたテイラー・スウィフトとは、関係が終わった後のインタビューでもハリーは彼女へのミュージシャンとしてのリスペクトを度々口にしています。
ちなみに苦い恋愛を歌ったテイラー・スウィフトの「I Knew You Were Trouble」や「Style」「Out Of The Woods」といった楽曲の数々は、「ハリーのことを歌っている」とファンの間で度々推測され話題になりました。
現在はアメリカ出身の女優オリヴィア・ワイルドと大人な落ち着いた交際をしているハリー。ハリーのマネージャーの結婚式にも揃って出席したりと、今までにはない真剣交際な予感がします。
Zayn Malik(ゼイン・マリク)
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- 生まれ:1993年1月12日(山羊座)
- 出身地:イギリス、ブラッドフォード
- マイクカラー:黄色
・生い立ち
端正な顔立ちにミステリアスな雰囲気が漂うゼインは、パキスタン人の父とイギリス人の母との間に生まれ、母親が改宗したためイスラム教徒として育ちました。10代の頃は周りに馴染めず小学校を二度も変えるなど苦労をしましたが、父親が持っていたR&Bやヒップホップ、レゲエのCDを聴いて音楽に興味を持ちます。
ラップをノートに書き留めたり学校では芸術コースを受講し、音楽が彼の支えになったのです。歌うことへの情熱はあったゼインですが、実際に音楽のキャリアを始める前は英語の先生になるための人生設計を立てていました。
メンバーの中では決して目立った存在ではなかったゼインですが、1Dの楽曲の高音パートを担当し圧倒的な歌唱スキルを持っています。
アイドル時代にも徐々にゼインの個性は湾曲してゆき、数々のスキャンダルや全身に入れられたタトゥー、ロックンロールなヘアスタイルなどから彼の出身地名を取って「ブラッドフォード・バッド・ボーイ」と呼ばれていました。
・脱退の真相
多忙な日々を送っていた2015年のワールドツアー「On The Road Again Tour」開始まもなくして、ゼインはOne Directionからの脱退を表明します。
脱退の理由として、後に「1Dの音楽との方向性の違い」や「セルフイメージの変更」が取りだたされていましたが、実際には2017年に出版された自伝「ゼイン」の中で、多忙な生活によるストレスやステージに立つことへの恐怖、深刻な摂食障害があったと語っています。
常に笑顔でファンの前に立っていた裏では、ゼインだけでなく他のメンバーも心身の限界を抱えていたのかもしれません。それから数カ月してバンドは活動休止を発表します。
・ソロ活動
ゼインは2016年に爆発的ヒットとなる自身のファーストソロシングル「PILLOWTALK」をリリースします。この曲はイギリスで初登場1位に輝き、同時にアメリカでデビューシングルが初登場1位に輝いた初めてのイギリス人アーティストとしての記録も打ち出します。
ポップス要素が強い1Dの楽曲とは明らかに違うミステリアスでスロージャムなオルタナティブR&Bスタイルは、ゼインが子供の頃から聴き馴染んできた彼自身のルーツでもあります。
MVには恋人であるアメリカ人モデルのジジ・ハディットをフューチャーし、二人の間に娘が生まれた直後は、「PILLOWTALK」のYouTube再生回数が10億回に達成しました。
同年に人気歌手テイラー・スウィフトと、イギリスの官能小説を映画化した「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の続編「フィフティ・シェイズ・ダーカー」のサウンドトラック「I Don’t Wanna Live Forever (Fifty Shades Darker)」をリリースします。
ゼインの高音ファルセットが美しいこの曲は、世界中でダイヤモンドやプラチナディスク認定を受け、中国で最も売れた西洋のシングル曲にもなりました。
・私生活&恋愛
https://twitter.com/GiGiHadid/status/1362193396887093248/photo/2
私生活ではMVでも共演しているジジ・ハディットとの関係が2015年から現在まで続いています。SNSでも二人の仲睦まじい姿や、家族や幼い娘との心温まるショットを見ることができます。
ゼインの恋愛エピソードで有名なのは、ジジと付き合う前に婚約していたガールズグループ・Little Mixのペリー・エドワーズです。ゼインはたった1通のメールでペリーに別れを突きつけ、そのダメンズぶりが話題になりました。
その後、Little Mixはペリーがゼインについて歌ったと噂される「Shout Out to My Ex」をリリースし、全英1位の大ヒットとなりました。