RIZIN DECADE 全対戦カードを徹底解説

RIZIN DECADE 全対戦カードを徹底解説

2024年12月31日に開催される「RIZIN DECADE」は、RIZINが大晦日興行を行うようになって10回目の大会。それを記念して、タイトルを「RIZIN DECADE」とし、約12時間のロングラン興行となっています。

今回は、試合開始を前に「RIZIN DECADE」で組まれる対戦カードの詳細について、徹底解説します!

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目次

RIZIN DECADEとは?


「RIZIN DECADE」は2024年12月31日に、さいたまスーパーアリーナで開催されます。会場での観戦はもちろん、インターネットやケーブルテレビでの有料配信も決定。早くから国内外の格闘技ファンに注目されていました。

大会の開催発表当初は、3部構成にて行われると伝えられていましたが、第1部で予定されていた安保瑠輝也 vs. ライアン・ガルシアの試合が、ライアン・ガルシアが練習中に負傷したことを受け延期が決定。急遽スケジュールを組み直し、2部構成で開催されることが発表されました。

そして、第2部には元総合格闘家で、現在は株式会社BreakingDownの代表取締役を務める朝倉未来が率いるBreakingDown(ブレイキングダウン)選抜メンバーと、超RIZIN.3で朝倉未来に勝利した平本蓮率いるBLACK ROSE(ブラックローズ)選抜メンバーの対抗戦「雷神番外地」が行われます。

安保瑠輝也の参戦決定

さらに「雷神番外地」には、第1部で行われる予定だったライアン・ガルシアとの試合が延期となっていた安保瑠輝也の参戦が急遽決定。対戦相手は開催日ギリギリまで不明となっていましたが、先日元K-1 WORLD GPクルーザー級王者のシナ・カリミアンであることが発表されました。

第2部「雷神番外地」対戦カード・見どころ

第1試合:五明宏人 vs. 赤田プレイボイ功輝

国際大会での優勝経験のある空手をバックボーンに総合格闘技に転向し、2021年には、DEEPフューチャーキングトーナメントライト級で優勝している五明宏人と対戦するのは赤田プレイボイ功輝。元プロキックボクサーの彼にとって総合格闘技でのプロデビュー戦となる今回の試合。お互いに立ち技をバックボーンに持つもの同士、乱打戦が期待されます。

第2試合:安井飛馬 vs. 黒薔薇くん

大学まで柔道を続けてきた安井飛馬と、「怪物くん」の異名を持つ鈴木博昭の名前でシュートボクサーとして活躍してきた黒薔薇くんが対戦するこの試合。安井飛馬はBreakingDownも含め、プロアマ通じて全勝という輝かしい戦績を持っており、簡単に倒せる相手ではありません。2人の激しいぶつかり合いが期待できそうです。

第3試合:YURA vs. 朝久泰央

第5代K-1 WORLD GPライト級王者の朝久泰央と、RISE出身で初代BreakingDownフェザー級王者のYURAの試合は、RIZINキックボクシングルールで行われます。YURAにとって大晦日の試合がRIZINの初舞台ということもあり、どのような試合展開になるのかに注目したいところ。

第4試合:冨澤大智 vs. 三浦孝太

キング・カズこと三浦知良の次男である三浦孝太と、一度は引退を匂わせる行動を見せながらも2024年12月にBreakingDownに復帰した冨澤大智の試合は、三浦孝太が冨澤大智を逆指名するという形で対戦が決まりました。

格闘家以外にもタレントとしても活動している三浦孝太ですが、2024年にはタイと日本を往復し、ムエタイの技術も学んでいます。12月にはBreakingDownで久しぶりの勝利を飾った冨澤大智も、ここで勝ちを掴み取り、さらなる勢いをつけたい。

第5試合:野田蒼 vs. 篠塚辰樹

子供の頃からキックボクシングを始め、K-1甲子園で優勝など、これまでに多くのタイトルを獲得してきた野田蒼は、第8代Krushフェザー級王座であり、2023年の大晦日に開催された「RIZIN.45」で、今回同じチームとして参加している冨澤大智を負かした篠塚辰樹と対戦します。

168cmの野田蒼と175cmの篠塚辰樹という身長差がハンデになりそうですが、野田蒼は2024年12月に開催された「BreakingDown14」で、体重差5.2kgの相手に勝利しており、今回もそのハンデを乗り越えられるかが見どころ。

第6試合:細川一颯 vs. 宇佐美正パトリック

細川一颯は今回の試合がRIZIN初舞台、プロデビュー戦となります。「雷神番外地」の記者会見では、対戦相手の宇佐美正パトリックに対し、リスペクトの姿勢を見せながらも、勝利を約束しました。

MEMO

この試合は、総合格闘技で主に使われるオープンフィンガーグローブを使用する「RIZINオープンフィンガーグローブキックボクシングルール」が採用されました。

総合格闘家の宇佐美正パトリックにとって慣れないルールではありますが、2024年の戦績は負けが続いており、プロキャリアで大きく上回る立場としては、絶対に負けられない戦いとなるでしょう。

第7試合:安保瑠輝也 vs. シナ・カリミアン

第1部のエキシビジョンマッチとして予定されていた安保瑠輝也 vs. ライアン・ガルシアの試合が延期になったため、急遽「雷神番外地」への参戦が決まりました。SNS上で安保瑠輝也が「大将戦」として平本蓮と自身の画像を投稿したことがきっかけで、平本本人と舌戦を繰り広げる場面もありましたが、元K-1 WORLD GPクルーザー級王者のシナ・カリミアンと対戦することが決定。

安保瑠輝也はシナ・カリミアンが過去に後頭部への打撃など、反則行為を繰り返したことを取り上げ「彼は反則王。正直何一つリスペクトするものはない」と酷評しました。

この対戦は、ボクシングに準じたRIZINスタンディングバウトルールで契約体重100kgとなっています。安保瑠輝也の体重が80kg程度と思われるため、試合当日は20kg程度の体重差があると思われ、体重差のハンデを持つ安保瑠輝也にとって危険な一戦となることは間違いありません。「雷神番外地」の最終戦に抜擢された元K-1王者同士の2人の試合はぜひ注目したい。

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