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第3部「RIZIN.49」対戦カード・見どころ
第0試合:横内三旺 vs. 斉藤健心
RIZINの舞台で活躍する選手を発掘する新プロジェクトとして発足した「RIZIN 甲子園」の決勝戦が行われます。トライアウトを経て勝ち残った横内三旺と斉藤健心が激突。優勝者はRIZINとの契約が約束されており、負けられない戦いとなっています。
第1試合:大雅 vs. 梅野源治(バンタム級)
第6代RISEスーパーフェザー級王者の大雅と、日本人初のWBCムエタイ世界王者になった梅野源治が激突。どちらも今回の試合がMMAデビュー戦となります。両者は2021年にRISEで対戦しており、その試合では大雅がダウンを奪い判定勝ちを収めています。
第2試合:貴賢神 vs. エドポロキング(ヘビー級)
身長204cmのエドポロキングは、BreakingDownに出場していた時に比べ、体重は35kg増量。元力士の貴賢神と激しいぶつかり合いが予想されており、迫力ある試合が楽しめそうです。
第3試合:武田光司 vs. 新居すぐる(フェザー級)
プロ格闘技を始める前には、同じセキュリティー会社で働いていたという2人。同じ会社で先輩後輩の関係だった彼らが今回は対戦相手として向かい合うことになります。2人の熱い試合はもちろん、試合が終わったときにノーサイドとなるのかも見どころ。
第4試合:矢地祐介 vs. 桜庭大世(ライト級)
日本の格闘技界を牽引してきた桜庭和志の長男、桜庭大世のMMAデビュー戦です。その対戦相手は、第5代修斗環太平洋ライト級王座や、第3代PXCフェザー級王座などのタイトルを獲得してきたベテラン矢地祐介。
矢地祐介は、自身が若手を育てる立場であることを認めながらも、相手がデビュー戦であることや、話題性重視の対戦になったことに対して不満を漏らしていました。しかし、桜庭大世にとっては大事な一戦。勝利をつかみ父の栄光を継ぐことができるか。
第5試合:神龍誠 vs. ホセ・トーレス(59kg契約)
第10代CFFCフライ級王者の神龍誠と、第3代Titan FCバンタム級王者ホセ・トーレスの試合は、59kg契約で行われます。普段はケージでの試合を行うことが多いホセ・トーレスは、リングに対応できるかが鍵となりそう。
対する神龍誠は、レスリングをベースにした技でフィニッシュを決められるかが注目です。
第6試合:上田幹雄 vs. キム・テイン(ヘビー級)
韓国の総合格闘技団体ROAD FCのチャンピオンであるキム・テインと、第12回全世界空手道選手権大会で、極真世界王者となった上田幹雄の日韓対決。MMA無敗のキム・テインに対し、MMAファイターとなった上田幹雄がどのような攻撃を仕掛けていくのか楽しみです。
第7試合:福田龍彌 vs. 芦澤竜誠(バンタム級)
総合格闘技団体DEEPで2階級同時制覇王者である福田龍彌を、第3代INNOVATIONフェザー級王者の芦澤竜誠が対戦相手として指名したことから実現したカード。格闘技の実力派でもある福田龍彌と、喧嘩上等の打ち合いを信条とする本能系ファイター芦澤竜誠の試合は打撃戦が予想され、大きな盛り上がりが期待できそうです。
第8試合:YA-MAN vs. カルシャガ・ダウトベック(フェザー級)
キックボクシングを経てMMAに転向したYA-MANは、SNS配信や日々の振る舞いから自身がエンタメ枠になっているのでは?と分析。何としても勝利を掴み取り、エンタメ枠ではないことを証明できるのでしょうか。
対するカルシャガ・ダウトベックは、現在8連勝中。勢いをつけたまま大晦日の試合に挑みます。
第9試合:久保優太 vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(フェザー級)
初代K-1 WORLD GPウェルター級王者、初代Krush -67kg王者など、立ち技で数々のタイトルを獲得してきた久保優太は、今回はRIZINフェザー級王者を目指しての挑戦となります。
対するラジャブアリ・シェイドゥラエフは、MMA12勝無敗という戦績を誇っており、これまでのRIZIN出場選手の中でも最強との呼び声も。総合格闘技に転向してから約3年しかたっていない久保優太ですが、直近は5連勝と波に乗っています。キックボクサー時代から頭脳派で知られる久保優太ががどのような試合展開をしていくのかが見どころ。
第10試合:元谷友貴 vs. 秋元強真(バンタム級王座次期挑戦者決定戦)
2022年にMMAでプロデビューを果たした秋元強真は、これまでに7戦全勝という戦績で、その強さから「超新星」と表現されています。今回秋元強真と対戦するのは、RIZINの旗上げから関わっているベテラン選手の元谷友貴。
DEEP2階級制覇王者としても知られている実力派の元谷友貴と、日本の格闘技界を背負っていく秋元強真の、新旧対決とも言える対戦カードが実現しました。
第11試合:伊澤星花 vs. ルシア・アプデルガリム(女子スーパーアトム級)
唯一の女子格闘技試合で、本来はRENA vs 伊澤星花の試合が予定されていましたが、RENAの負傷が原因で対戦相手が変更されました。
今回、新たに伊澤星花との対戦が決まったのはアルゼンチンの女性総合格闘家ルシア・アプデルガリムです。現在14勝0敗の伊澤星花を、 ルシア・アプデルガリムが止めることができるか。
第12試合:ホベルト・サトシ・ソウザ vs. ヴガール・ケラモフ(ライト級タイトルマッチ)
初代RIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザは、ブラジリアン柔術やグラップリングで多くのタイトルを獲得しており、2024年12月現在17勝3敗の戦績を収めています。彼と対戦するのは、第4代RIZINフェザー級王者ヴガール・ケラモフ。超RIZIN.2のRIZINフェザー級王座決定戦で朝倉未来と対戦し、圧勝しています。
ケラモフは、今回フェザー級からライト級へと階級を上げただけではなく、いきなりの王者挑戦であることから、この対戦カードは多くの格闘技ファンから注目を浴びています。
第13試合:堀口恭司 vs. エンカジムーロ・ズールー(フライ級タイトルマッチ)
初代RIZINフライ級王者で史上初のRIZIN2階級制覇を達成した堀口恭司にとって初の防衛戦。彼に勝負を挑むのは、EFCバンタム級、フライ級の2階級同時制覇を達成したエンカジムーロ・ズールーです。彼は2024年9月にRIZINデビューしており、情報が少ない中で、堀口恭司がどのような策をとるのかが見どころになってくるのではないでしょうか。
第14試合:鈴木千裕 vs. クレベル・コイケ(フェザー級タイトルマッチ)
2023年6月以来の再戦となる2人ですが、前戦ではクレベルの体重超過によってノーコンテストになりました。今回は鈴木千裕にとってリベンジマッチでもあり、防衛戦でもあります。クレベルも「一年半ずっと待っていた」と、ベルト奪還への意気込みを語っています。