MIMI 「マシュマリー」がミリオン達成！ 人気ボカロPの経歴や魅力を徹底解説

様々なアーティストに楽曲を提供

アニメをはじめとする様々なコンテンツとタイアップしているものを含めて、今をときめくアーティストに提供している楽曲を紹介しましょう。

MIMIのおすすめ楽曲5選

ハナタバ / MIMI feat. 可不

2022年11月に投稿されてから、現在でも多くのファンを獲得し続ける代表曲「ハナタバ」。公式YouTubeチャンネルに公開された動画の再生回数は2024年10月時点で1700万回に迫る勢いで、VTuberや歌い手にカバーされるなど、その勢いは衰える気配がありません。

少し肌寒さを感じ始める季節に適した繊細なエレクトロポップは、ボーカル音源として使用された可不との相性も抜群で、そっと耳を傾けているうちに、硬くこわばった心に染み入ります。人生に対する言葉にできない不安や孤独が伝わってくる歌詞は少しビターですが、焦らなくても明日はやってくるからと、一筋の希望を描いている点にほのかな温かみを感じます。

マシュマリー / feat.初音ミク

MIMIの手掛ける楽曲は、繊細なピアノサウンドが印象に残るものが数多くありますが、「マシュマリー」は特にそういう傾向が強く、ピアノの旋律を除いた音作りはシンプルであることから、よりいっそう、イントロからフィナーレまで繊細なピアノの音色が鼓膜をくすぐります。

軽快なピアノサウンドとは裏腹に、人生に対する漠然とした不安を抱える人を描いたビターな歌詞が印象的。目の前にある悩みをすぐに解決することは難しくても、不安を抱えているのは自分ひとりではないと思わせてくれるところに、ほんのりと優しさを感じます。

くうになる / feat. 初音ミク ＆ 可不

MIMIが紡ぎ出す楽曲は、軽快なメロディーとビターな歌詞がリンクしているケースがしばしばあります。3曲目に紹介する「くうになる」にもそういう傾向が見られ、生きる意味を見出せずに戸惑う人に優しく寄り添う歌詞が印象的。

自分が「ここに居る理由」を見つけたいけれど、そんなものはなかなか見つからず、だからこそ余計に不安が大きくなり、「くう」になった心がチクりと痛みます。

それでも、人知れず孤独を抱えている人に優しく寄り添い、最後には「いつか いつか 報われるから」という優しい言葉を残していく楽曲です。

だきしめるまで。 / feat. 可不

特に、人間関係や仕事のことなどで悩みを抱えている人におすすめしたいのが、2022年に公開された「だきしめるまで。」です。

何かに悩んでいる最中は、自分を客観的に見つめ直すことは難しいもので、ネガティブな感情を誰にも打ち明けられず自分ひとりで抱え込んでしまうこともあります。

悩みを自分の力で乗り越えられず、知らず知らずのうちに感情の泥沼にはまり込んでしまいそうな人に対して「きみは優しい」と語りかけ、今は上手く整理が付けられない感情でも、いつかは受け入れられるようになるからと、優しく諭してくれる楽曲です。

今はいいんだよ。 / feat. 可不

何かうまくいかないことがあった時に、周囲と自分を比べてしまい、「うまくいかないのは自分ひとりだけではないか」というような不安に襲われることはありませんか？性別や年齢は問わず多くの人が抱えている漠然とした不安に優しいアンサーを届けてくれる楽曲が「今はいいんだよ。」です。

この曲が伝えるメッセージの大切な部分は、タイトルに集約されており、なにかうまくいかないことがあって、もう頑張れないと思っても、「いつか幸せって思えるまで　君は君のままでいてよ」というメッセージが、優しく背中を押してくれます。

MIMI　まとめ

様々な悩みや不安を抱えている方に向けて、温かなメッセージを届けることをテーマに、これまで数多くの楽曲を紡いできたMIMI。

他人とのコミュニケーションが億劫でひとりになりたい時は何も言わずにひとりにしてくれて、さらに、孤独に耐えきれなくなった時には何も言わずにそばへ寄り添ってくれる優しい楽曲は、性別も年齢も問わず多くの人に支持されています。

大ヒットを記録した「ハナタバ」や「マシュマリー」のほかにもMIMIが紡いできた名曲は数多く、一度聴いた楽曲が、また別のタイミングで異なる表情を見せることも少なからずあります。

興味のある方はぜひ、MIMIが紡ぎ出す渾身のピアノサウンドに耳を傾けてみてください。心が洗われる優しいピアノの旋律は、なんとなく不安が募って眠れない夜にもおすすめです。