Kroi – ドラマ「silent」で話題沸騰! “Balmy Life”がバズったバンドとは…?

Kroi – ドラマ「silent」で話題沸騰! “Balmy Life”がバズったバンドとは…?

12月22日に最終回を迎えたフジテレビ系ドラマ木曜劇場「silent」
女優・川口春奈とSnow Man・目黒蓮が共演した同作は、ふたりの揺れる想いを繊細に描き切り、Twitter世界トレンド1位を獲得するなど女性を中心とした多くの視聴者の心を掴みました。
また、難病によって聴力を失った青年という難しい役どころを見事に演じた目黒蓮の役者としての力量にも絶賛の声が寄せられています。

その最終回直前となる第10話(12月10日放送)の終盤、劇中で流れた“とある楽曲”が大きな話題となったことをご存知でしょうか。
視聴者からの反響を反映するかの如く、その楽曲を手掛けたアーティストの名前がTwitter世界トレンド5位に急浮上しました。

突然のバズを巻き起こしたアーティストの名前は、Kroi(クロイ)
2018年結成の5人組で、各方面から熱い視線を送られている大注目バンドです。
本記事では、2023年にさらなる飛躍が期待されるKroi、そして「silent」劇中で使用された名曲“Balmy Life”を解説します。

カテゴライズ不可能!? Kroiとは

Kroi・メンバー

  • 内田怜央(ギター、ヴォーカル)
  • 長谷部悠生(ギター)
  • 関将典(ベース)
  • 益田英知(ドラムス)
  • 千葉大樹(キーボード)

Kroiが結成されたのは2018年2月のこと。
結成当初は4人編成でしたが、2019年12月にキーボード・千葉大樹を正式メンバーとして迎え入れ、現在の編成となりました。
バンド名の由来は、すべての色を混ぜ合わせると“黒”になることからで、彼らの「すべての音楽ジャンルを取り入れたい」という姿勢がバンド名に反映されています。

バンド名が示す通り、Kroiのサウンドは特定のジャンルに囚われない自由な空気を感じさせるもの。
R&B/ファンク/ソウル /ロック/ヒップホップなど多種多様な要素を高い次元で融合しつつ、それでいて一般リスナーの耳を捉える大衆性も両立させることに成功しています。

2018年10月に配信シングル「Suck a Lemmon」でデビューを果たすと、翌年には出演枠を賭けたオーディションを勝ち抜き、「SUMMER SONIC 2019」に初出演を果たすなど新人離れした活躍を見せたKroi。
その後も精力的なライヴ活動のかたわら、3枚のEPや配信シングルをコンスタントに発表した彼らは、2021年6月23日、前年設立されたばかりのポニーキャニオン内の新レーベル・IRORI Recordsから1stアルバム『LENS』でメジャーデビューを果たしました。

同作の収録曲がラジオ・テレビ局のパワープレイを獲得し、各種チャートも席巻したことからKroiの知名度は飛躍的に上昇していきます。
著名ミュージシャンからも絶賛の声が相次ぎ、ネクスト・ブレイクをいち早く紹介することで知られる「バズリズム02」(日本テレビ)の人気企画「2022年コレがバズるぞ!Best10」で第3位にランクインし、「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日)内の「プロが選ぶ2021年マイベスト10曲」では音楽プロデューサー・YaffleがKroiの楽曲を年間5位に選出。
Kroiを取り巻く状況は急速に拡大の一途をたどっています。

2022年7月には2ndアルバム『Telegraph』をリリース。
自身のツアーとして昨年よりもスケールアップした会場を回るかたわら、大型フェスにも多数出演を果たしています。
TVドラマ、CM、テーマソングなどの大型タイアップも続々と決定しており、2023年はさらに多くのリスナーに発見される存在となることは間違いありません。

ドラマ「silent」内で流れた“Balmy Life”

2022年10月の放送開始以来、多くの視聴者をテレビにくぎ付けにしたフジテレビ系ドラマ木曜劇場「silent」
脚本家・生方美久が描いたのは、主演・川口春奈が演じる青羽紬とSnow Man・目黒蓮が演じる聴力を失った青年、佐倉想のふたりが織りなす切ないラブストーリーでした。

最終回直前の第10話(12月10日放送)、紬の部屋を訪ねた想は、机の上に置かれたイヤホンを装着し、彼女のスマホで音楽を再生します。
しかし、聴力を完全に失った想の耳に音楽は響きません。どれだけ音量を上げても、彼の両耳の間には静寂の世界が広がっているのです。
想の聴力が戻ることはないという現実を再確認させられただけでなく、音のある世界に生きる紬とのギャップさえも感じさせられる非常に悲しく残酷なシーンでした。

そんな重要な場面で、紬が再生した楽曲がKroi“Balmy Life”
1stアルバム『LENS』からのリード・トラックにして同作の1曲目に収録された重要曲です。

人気ドラマの劇中で楽曲が流れたインパクトは絶大で、Kroiの名前がTwitter世界トレンド5位に急浮上する事態にまで発展。
まさに大バズが巻き起こることになりました。

ワウの効いたギターカッティングが印象的な朴訥とした雰囲気の冒頭パートが終わり、パンチのある音色のキーボードが切り込んでくると楽曲の雰囲気は一変。
キレッキレのラップが楽曲にとてつもない推進力を与えたかと思うと、サビではさらに雰囲気が変わり、一気に視界が開けたかのような開放感のあるサウンドに酔いしれることになります。

「silent」がきっかけでさらに多くの人の耳に届くこととなった“Balmy Life”ですが、リリース当初から各方面で多大なリアクションを獲得したKroiの代表曲です。
“Balmy Life”が樹立した記録やチャートアクションをいくつかご紹介しましょう。

“Balmy Life”実績

  • ビルボードHeatseekers Songs 2週連続1位
  • 全国ラジオエアモニチャート 1位
  • 全国”47局”でPowerplay/Heavy Rotation獲得
  • ビルボード Air-playチャート1位
  • USEN J-POP HITチャート2位

このようにすでに多くの実績を残していた代表曲“Balmy Life”が、2022年の最後に再び脚光を浴びることになり、2023年に向けてKroiにとっての大きな追い風となったはずです。

ドラマをきっかけでKroiの存在を知ったという方は、“Balmy Life”を入口として濃厚で芳醇なKroiの世界へと足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

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