映像研には手を出すな! – キャラと声優を一覧で紹介!アニメ主題歌と実写版にも迫る!

映像研には手を出すな! – キャラと声優を一覧で紹介!アニメ主題歌と実写版にも迫る!

大童澄瞳(おおわらすみと)さんの人気漫画『映像研には手を出すな!』。アニメ制作に情熱を燃やす女子高校生3人の物語は、見る人の心を揺さぶる魅力を持ちます。

2020年1月〜3月には、本作のテレビアニメが放送され、大きな話題を集めました。

この記事では『映像研には手を出すな!』のキャラクターと、アニメで声を担当する声優について紹介。加えて、アニメを盛り上げる主題歌や実写版にも迫ります。

※以下には、原作漫画およびテレビアニメのネタバレを含みます。

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『映像研には手を出すな!』のキャラと声優を紹介!

浅草みどり:担当声優「伊藤沙莉」

初めに紹介するのは、芝浜高校に通う高校1年生・浅草みどり(以下、浅草氏)。アニメをこよなく愛し、「ワシ」という一人称と江戸っ子口調が際立つ人物です。

自分の好きなことを突き詰める熱さを持つものの、人付き合いが苦手。アニメに対しては「設定が命」という想いを抱き、自身が空想したアイディアを幾つもスケッチブックに描きためています。

金森さやかと共に訪れたアニメ文化研究会の見学で、同じ志を持つ水崎ツバメと出会い、新たに「映像研究同好会」(以下、映像研)を立ち上げ。

浅草氏は自身の思い描く「最強の世界」を形にするべく、アニメ制作に奮闘します。

伊藤沙莉さんのプロフィール

  • 所属事務所:アルファエージェンシー
  • 誕生日:5月4日
  • 出身地:千葉県
  • 代表作:『ペット2』デイジー役、『小さなバイキング ビッケ』ビッケ役

浅草氏を演じるのは、俳優として引っ張りだこの伊藤沙莉(いとうさいり)さんです。

伊藤さんにとって、声の仕事は映画『ペット2』(2019年)に続いて2作目で、本作はテレビアニメ初主演

ハスキーな声質が特徴で、伊藤さんが放つ軽快なセリフの一つ一つには、何度も聞き返したくなる心地よさがあります。加えて、浅草氏のアニメ制作にかける一生懸命さが伝わってくる演技も見逃せません。

浅草氏の江戸っ子口調を表現するため、伊藤さんが参考にしたのは『男はつらいよ』の寅さん(車寅次郎)と、普段から慣れ親しんでいた落語。演技へのこだわりを感じます。

そんな伊藤さんが声の演技で意識しているのは、通常よりも一段階くらい大きく演じること。声優の演技は「足し算」であり、大げさかなと思うぐらいでちょうど良いこともあるのだと伊藤さんは語ります。

今後も声優として活躍する伊藤さんを見たい。そう思わせる魅力が、伊藤さんの演じる浅草氏にはありました。

MEMO

本作では妄想の世界が登場し、その中では伊藤さんを初めとした映像研の面々が効果音を声で表現しているので要注目です!

金森さやか:担当声優「田村睦心」

お金を生み出す行動に強い興味を持ち、交渉ごとにも長ける金森(かなもり)さやか。長身と美脚が特徴の高校1年生で、浅草氏とは中学時代から行動を共にしています。

新しく映像研の立ち上げを提案した張本人であり、アニメには興味がなく知識もない中、プロデューサーを買って出ることに。

理想と現実をしっかりと見据え、アニメ制作にひたむきな浅草氏と水崎氏の手綱を握る一方、振り回されることも。一見厳しい人物に見えますが、2人のことを尊重し、そのこだわりにも一定の理解を示しています。

田村睦心さんのプロフィール

  • 所属事務所:アイムエンタープライズ
  • 誕生日:6月19日
  • 出身地:東京都
  • 代表作:『ヨルムンガンド』ヨナ役、『小林さんちのメイドラゴン』小林役など

金森氏を演じるのは、田村睦心(たむらむつみ)さんです。

子ども時代から変身願望のあった田村さんは、声優なら色々な役を演じられるかもしれないと考え、中学時代から本格的に声優を目指します。

デビューの翌年には、『バトルスピリッツ 少年突破バシン』(2008年)のバシン役で初主演を獲得。その後も少年役を中心に、多くの作品で主要キャラクターを務めています。

田村さんの演技は、心にスッと入ってくるのが特徴的。男女どちらの役でも自然に聞こえるのは、田村さんの凄さでしょう。

本作の金森氏は立ち位置や喋り方において、田村さんが今まで演じてきた役の中でも異色の存在です。その点で、田村さんは金森氏の演技を挑戦だったと語ります。

毒のある喋り方をする金森氏の演技は、田村さんの新たな一面を照らし出しました。

水崎ツバメ:担当声優「松岡美里」

水崎ツバメ(以下、水崎氏)は、カリスマ読者モデルで有名人の高校1年生。両親が役者で、彼女自身も将来は役者になることを期待されています。

しかし、水崎氏本人が目指すのは「アニメーター」

ひょんなことから浅草氏と金森氏の2人と出会い、アニメを作りたいと考える浅草氏と意気投合。3人でアニメ制作をするべく、映像研を立ち上げることになります。

水崎氏は無邪気で明るい性格をしており、自身が愛するアニメーションの「動き」への情熱は誰にも負けません。その徹底的なこだわりで制作に遅れが生じ、金森氏を困らせることもしばしば。

松岡美里さんのプロフィール

  • 所属事務所:アイムエンタープライズ
  • 誕生日:3月23日
  • 出身地:兵庫県
  • 代表作:『SHOW BY ROCK!! Fes A Live』しまっく役、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』ミヘッシャ・ヘンス役など

水崎氏を演じるのは、松岡美里(まつおかみさと)さん。本作への出演で、テレビアニメ初レギュラーを射止めた新人声優です。

松岡さんが声優を目指したのは、小学4年生の頃にアニメや声優に興味を持ったことがきっかけ。その後、上京して初めて受けたスタジオオーディションで、本作の水崎ツバメ役に抜擢されます。

MEMO

ちなみに、金森氏を演じる田村さんは同じ事務所の先輩で、松岡さんにとって憧れの存在です。

水崎氏とは共通点が多いと語る松岡さん。その演技は水崎氏そのもので、大きな存在感を放ちました。

そして何と言っても本作が声優2作品目であり、初めてのアニメ出演という事実には驚かされます。今後多くの作品で欠かせない存在になることを予感させる、期待の声優です。

百目鬼:担当声優「花守ゆみり」

百目鬼(どうめき)は、たった1人の音響部員。

膨大な音響目当てで入部して早々、保有する倉庫の一部を明け渡すよう生徒会から要求され、ピンチに。

そんな中、映像研の音響顧問を務める代わりに、部室を貸してもらう協力関係を結ぶことになりました。

MEMO

作中では語られませんが、作者の大童先生によると彼女のフルネームは百目鬼・パーカーと言います。

花守ゆみりさんのプロフィール

  • 所属事務所:m&i
  • 誕生日:9月29日
  • 出身地:神奈川県
  • 代表作:『転生したらスライムだった件』シズ役、『ゆるキャン△』各務原なでしこ役など

百目鬼を演じるのは、花守(はなもり)ゆみりさんです。

中学時代に声優を目指した花守さんは、2012年開催の『第2回ぽにきゃん声たまオーディション』で審査員奨励賞を受賞しデビューします。

声優になった当初は、演じることに必死だった花守さん。そんな彼女の転機となったのは『ローリング☆ガールズ』(2015年)の御園千綾(みそのちあや)役でした。

同作で共演した小澤亜李(おざわあり)さんから「私はゆみりちゃんのお芝居が好き」と言ってもらえたことで、自分の演技を受け入れられるようになったと花守さんは言います。

ボーイッシュな百目鬼役では、低めの声で音へのこだわりについて話す花守さんの演技がハマっていて印象的。エンドクレジットで初めて花守さんだと気付くほどで、彼女の役幅の広さに驚かされます。

さかき・ソワンデ:担当声優「小松未可子」

生徒会の「書記」として手腕を振るう、さかき・ソワンデ。書記でありながら、生徒会で実質的な権力を握る影の実力者です。

洞察力に優れた人物でもあり、作中では金森氏と舌戦を繰り広げます。

自分たちの道を突き進む映像研に一目置いており、何かと気にかけている様子。

小松未可子さんのプロフィール

  • 所属事務所:ヒラタオフィス
  • 誕生日:11月11日
  • 出身地:三重県
  • 代表作:『呪術廻戦』禪院真希役、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』マァム役など

ソワンデを演じるのは、中性的な少年や芯の強い女性の演技が光る小松未可子(こまつみかこ)さんです。

今や人気声優として活躍する小松さんですが、当初は歌手の倉木麻衣さんへの憧れから芸能の道に進みます。

多くの経験を経て、役者を目指すことを決めた小松さんは、マネージャーの勧めで受けた『HEROMAN』(2010年)のオーディションに合格。同作で主人公の少年・ジョーイ役を演じ、声優デビューを果たします。

小松さんの転機になった作品は、『モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)』(2012年)の加藤茉莉香(かとうまりか)役。初めて女性の主人公を演じただけでなく、同作のイメージソング「Black Holy」で音楽活動を開始しました。

そんな小松さんが大切にしているのは、リアルな存在としてキャラクターを演じること

ソワンデ役では、低音ボイスのクールな演技は痺れるほどで、小松さんが大きな存在感を放っています。

藤本先生:担当声優「井上和彦」

最後に紹介するのは、映像研の顧問を務める藤本先生。歴史上の偉人を思わせるヒゲが目を引く、風格のある人物です。趣味はゲーム。

顧問として映像研の活動に干渉することはなく、浅草氏たちの自主性を重んじています。

登場する場面は少ないものの、藤本先生が口にする含蓄のある言葉は見逃せません。

井上和彦さんのプロフィール

  • 所属事務所:B-Box
  • 誕生日:3月26日
  • 出身地:神奈川県
  • 代表作:『夏目友人帳』ニャンコ先生/斑役、『NARUTO-ナルト-/BORUTO-ボルト-』はたけカカシ役など
  • 受賞歴:第三回声優アワード 助演男優賞

藤本先生の声を担当するのは、二枚目から三枚目の役を巧みに演じる井上和彦(いのうえかずひこ)さんです。

プロボウラーになる夢に挫折した頃、井上さんは友人と共に受けた声優養成所の入所試験に合格。その後『マジンガーZ』(1973年)の兵士役でテレビアニメデビューを果たします。

転機となったのは、『サイボーグ009』(1979年)の島村ジョー役。ここから井上さんは二枚目のキャラクターを多く演じるようになりました。

演技において大切にしているのは、キャラクターになりきることだと井上さんは話します。

藤本先生の演技では、少し気の抜けた雰囲気を漂わせつつも、映像研の3人を温かく見守る姿がそこにありました。

俳優や音響監督なども務め、多彩な分野で精力的に活躍する井上さん。第一線で活躍を続ける井上さんから、今後も目が離せそうにありません。

作品にピッタリのアニメ主題歌!

本作のテレビアニメ版に採用された2つの主題歌はどちらも作品にピッタリ。ここからは、作品に寄り添った2楽曲について紹介します。

オープニング主題歌

chelmico「Easy Breezy」

オープニング主題歌を手掛けるのは、chelmico(チェルミコ)。自分たちが楽しむことを主軸に据えた楽曲制作を行い、数多くのCMとのタイアップを実現する2人組ラップユニットです。

本楽曲はイントロから心を鷲掴みにされ、アップテンポで一気に駆け抜けていく疾走感があります。
また、歌詞には作品を見た人ならニヤリとできる言葉が散りばめられている点にも要注目です!

オープニング映像と楽曲のシンクロ具合は鳥肌もの。映像内では、映像研の3人がコミカルに躍る姿を見ることができます。

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エンディング主題歌

神様、僕は気づいてしまった「名前のない青」

エンディング主題歌は、神様、僕は気づいてしまったが担当。ハイトーンボイスとメッセージ性の強い歌詞が特徴の4人組ロックバンドです。

ベーシストの和泉りゅーしんさんが作詞と作曲を務めたこの楽曲は、作品に寄り添っていて浅草氏を思わせる歌詞が印象に残ります。

物語が進むにつれて、どんどん深みを増していく楽曲なので、ぜひアニメと一緒に聞いてみてください。

MEMO

エンディング映像には、なんと作者の大童先生がスタッフとして参加。大童先生はアニメーションを自主制作した経験を持ちます。

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実写版も熱い!

本作は、実写版のテレビドラマと映画も制作されています。

  • テレビドラマ:2020年4月〜5月放送(全6話)
  • 映画:2020年9月25日公開

乃木坂46の齋藤飛鳥(さいとうあすか)さん・山下美月(やましたみづき)さん・梅澤美波(うめざわみなみ)さんが、映像研の3人を演じたことで話題を呼びました。

監督は『あさひなぐ』や『映画 賭ケグルイ』など数々の実写映画化に定評のある、英勉(はなぶさつとむ)さんが担当。

実写版では、CGやアニメーションが使用され、漫画やアニメとは一味違った『映像研には手を出すな!』の世界が描かれました。

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まとめ

『映像研には手を出すな!』は元気を与えてくれる作品です。

映像研の3人が「最強の世界」を形にするため、アニメ制作に奮闘する姿は眩しく、その熱量には心を動かされることでしょう。

漫画、アニメ、実写ドラマ&映画といった選択肢があり、どの媒体にもそれぞれの良さがあります。ワクワクドキドキする世界に、ぜひ浸ってみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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