ジャン・ピエール・ポルナレフは 『ジョジョの奇妙な冒険』第3部で初登場したフランス人のスタンド使いです。軽そうで女好きに見えますが、やる時はしっかりと結果を残す男でもあります。
そんなポルナレフのスタンドの能力や強さ、作中での活躍を振り返って魅力を紹介していきたいと思います。
目次
ジャン・ピエール・ポルナレフとは?
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ジャン・ピエール・ポルナレフは、フランス人で身長185cm、体重78kgで髪型が柱のように立っていて、ハートを割ったようなピアスをしています。
最初はディオの手先として敵として香港で承太郎たちの前に現れますが、アヴドゥルとの戦いに敗れたことで、承太郎の仲間になりました。
ポルナレフがディオの仲間になったのは、妹の死と関係しています。妹は何者かに殺されていたので、その殺した人物を教えるといったことを条件にディオの仲間となったのです。
本当は、正義感があって卑怯なことを嫌う性格なので、ディオの手先になってしまったことは、つい魔が差したという感じでしょう。
そのため、承太郎と行動を共にするようになってからは、ディオのことを敵とみなして戦う気も満々といった様子でした。
ジャン・ピエール・ポルナレフのスタンドは?
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ポルナレフのスタンドは「シルバー・チャリオッツ」と言います。中世の騎士のように甲冑に身を包んだ姿をしていて、レイピアを武器に戦い、攻撃方法は突き刺したり切り裂くというシンプルなもの。
ポルナレフは修練を相当に積んだようで、上空に投げた数枚のコインを一瞬で突き刺すなど正確な攻撃をすることが出来るのです。スピードが速く、連続突きや光速で動く相手を切り裂くことも可能となっています。甲冑を外すことで身軽にして、更に速度を上げることも可能です。
その他にも武器のレイピアの剣先だけを飛ばして、相手に当てるという意表を突く攻撃も出来ますが、剣先を飛ばすとそのまま戦うことができなくなってしまうので、切り札として取っています。
弱点は防御力がそれほど強くないことや距離を取って攻撃されることです。
ジャン・ピエール・ポルナレフ3部での活躍
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承太郎たちとの出会い
ポルナレフは香港で承太郎たちの敵として現れると、アヴドゥルと戦い敗北します。そして、花京院と同じ様にディオの細胞「肉の芽」を埋め込まれているのを見て、何か理由があってディオの手下になったと理解されたのです。
承太郎によって肉の芽を取り除かれると、ポルナレフは仲間になることになります。そして、自分の過去を話して妹の仇を探していることを告げました。
ポルナレフが探している人物は、両手が右手という変わった特徴の持ち主で、ディオを倒すことよりもその人物を探すことを優先させると話します。
妹の仇討ち
仲間になったポルナレフは、シンガポールに着くと早速スタンド使いに襲われました。呪いのデーボと呼ばれるそのスタンドは人形を操り、襲い掛かって来たのですが、ポルナレフには力及ばず切り刻まれて倒されてしまいます。
インドに着くと、遂にポルナレフの探していた両手が右手の男に出会うことに。男の名前はJガイルと言って、鏡の反射を利用して移動するスタンド「ハングドマン」を使っていきなり襲い掛かります。
鏡を破壊することでその場を凌ぐことが出来ましたが、逃げるしか術がありませんでした。そんな中で花京院は「ハングドマン」が反射して移動する時を狙えば、確実に攻撃を当てられるという弱点を発見。
次にどこに反射して移動するのかを予測さえ出来れば、攻撃を当てられると思ったのです。そして、人間の瞳の中を行き来する「ハングドマン」に対して、硬貨を見せることで全員をそこに注目させ、硬貨に移動するところを狙って斬りつけました。
それによってJガイルは致命傷を負い、無様にも子供を人質を取って逃れようとしますが、上手くいくはずもなく止めをポルナレフによってさされることに。
これでポルナレフは一番の目的を果たし、承太郎たちとの旅も続けることになります。
ヴァニラ・アイスとの死闘
承太郎一行は次々襲いかかるスタンド使いを倒し、順調にディオに近づいていきました。そして、遂にエジプトの首都カイロでディオが潜んでいると思われる、ディオの館を発見し中に踏み込むことになりました。
そこで花京院、承太郎、ジョセフのチームとポルナレフ、アヴドゥル、イギーのチームに分かれて調べることに。すると、ポルナレフにディオの側近であるヴァニラ・アイスが襲い掛かってきたのです。
攻撃に気づかないポルナレフの身代わりになってアブドゥルが攻撃を受けると、アヴドゥルはそのまま死んでしまいました。ヴァニラ・アイスのスタンド「クリーム」の能力は暗黒空間で相手を取り込んだり、削ることができます。
暗黒空間は眼に見えないので、ポルナレフからするとどこから攻撃が飛んでくるのかが分かりません。そんな状況での戦いとなり、イギーとポルナレフは必死に逃げながら対抗策を考えていました。
しかしイギーはヴァニラ・アイスに捕まると、素手でボコボコにされて瀕死の状態となります。その後ポルナレフもヴァニラ・アイスの暗黒空間に取り囲まれ絶体絶命の危機に。
そんな時にイギーが最後の力を振り絞ってポルナレフを砂の能力で守ると、ポルナレフは反撃の手に出ます。暗黒空間に隠れるヴァニラ・アイスに砂を撒き散らすことで軌道を読むことが出来ると分かり、軌道を読むとそのまま現れたところを狙って攻撃したのです。
攻撃を受けてもすぐに治癒してしまうヴァニラ・アイスを見て、ポルナレフはヴァニラ・アイスが吸血鬼になっていると判断します。そこで、部屋の壁をチャリオッツでぶち抜くと太陽の光が差し込み、ヴァニラ・アイスは消滅してしまいました。
ポルナレフは、イギーとアヴドゥルによって生かされたことでヴァニラ・アイスを倒すことに成功したのです。
ディオとの戦い
ヴァニラアイスとの死闘からすぐに、ポルナレフはディオの元へと向かいます。ジョセフたちとも合流して、ディオのところまでたどり着くと、いよいよ最終決戦となりました。
しかし、日が沈みかけてディオのスタンド能力が分からない状況での深追いは危険と判断しジョセフは逃げることを選択します。
ジョセフと花京院が共に逃げる中、ポルナレフと承太郎はディオの館に残り戦おうとしていました。ディオは逃げる花京院たちを追いかけ、夜を迎えた街の中に繰り出します。
そして、花京院たちはあっさりと追いつかれると、ディオとの戦闘を避けられません。そこで花京院は「ハイエロファントグリーン」の結界を作り応戦しますが、ディオの「ザ・ワールド」によって時を止められ殺されてしまったのです。
花京院は死に際にディオのスタンド能力を解明して、ジョセフにメッセージを残します。ジョセフはそのことを理解して警戒するも、ディオによって倒されました。
承太郎がディオと戦うことになり、時を止める能力を戦いの中で開花させようとするも、ディオにはまだ及ばないという状況です。
そんな時にポルナレフがディオの一瞬の隙を突いて、頭にレイピアを突き刺します。この攻撃にはディオも感心していますが、時を止めることでそのまま追撃を回避。ポルナレフを時の静止した中で攻撃すると、吹き飛ばしてしまいました。
ポルナレフは動かなくなってしまうのですが、死んだ訳ではありません。承太郎がその後すぐにディオを倒してくれたので、長い旅を生きたまま終えることになったのです。
ジャン・ピエール・ポルナレフ5部での活躍
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ポルナレフは、5部ではジョルノたちを助ける謎の男として、物語終盤で登場しています。ジョルノたちが「パッショーネ」のボスであるディアボロの正体を調べていると、パソコンの中でやりとりをする人物が現れ、それがポルナレフだったのです。
ジョルノの援護のために動く
ポルナレフはディアボロと過去に戦ったことがあり、奇跡的に生き残りディアボロの存在を警戒していました。そこにディアボロと戦おうとしているジョルノたちに気付き、一緒に戦うことを決意しました。
そして、ジョルノたちがボスの手がかりをネット上で必死に探しているところに、ポルナレフは割って入って連絡を試みることに。ディアボロとの経緯を話し、ジョルノたちにコロッセオで落ち合うことを約束することに成功します。
ジョルノたちはポルナレフの素性を知らないので、怪しみながらも指定されたコロッセオに向かいました。しかし、その時にブチャラティとドッピオに成りすましたディアボロが先にコロッセオに辿り着き、ポルナレフと対面を果たすことになったのです。
ディアボロと2度目の戦い
ディアボロはかつて殺したはずのポルナレフが生きたいたので驚きます。そして、ポルナレフを殺すために近づいて自らの正体も明かすことになったのです。
ポルナレフはディアボロの「キング・クリムゾン」の能力を知っているので、その対策を取りつつシルバーチャリオッツで応戦します。ディアボロはそんなポルナレフの攻撃など脅威とは感じず、確実に殺すために動くのですが、ポルナレフはシルバーチャリオッツ・レクイエムを発動したのです。
これはスタンド使いがスタンド使いにする弓矢に貫かれることで起る現象で、いわゆるスタンド暴走状態となります。それによって、コロッセオ周辺の動物の魂の入れ替わりが起こりました。
そのため、誰がディアボロなのかが分からなくなったのです。しかし、ジョルノのスタンド能力によってディアボロが誰なのかを突き止め、ジョルノのスタンドがレクイエム化することでディアボロに勝つことができました。
ジャン・ピエール・ポルナレフが死亡?
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ディアボロとの戦いで死んだのでは?と思われたポルナレフですが、レクイエムによって亀と魂が入れ替わったことで、本来の肉体を失ったのに亀ろして生き続けることができたのです。
そして、ディアボロを倒した後にジョルノが組織のトップになり、ポルナレフも亀の状態でジョルノの側にいました。
ジャン・ピエール・ポルナレフの声優は小松史法さん
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ポルナレフの声優を担当しているのは、小松史法さんです。小松さんは映画の吹き替えも多く担当しているようで、ポルナレフ以外にも
『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』のピエトロ・マキシモフ / クイックシルバー
『GODZILLA ゴジラ』のフォード・ブロディ
『スター・ウォーズ シリーズ』のポー・ダメロン
『トランスフォーマー』のサム・ウィトウィッキー
『キングコング:髑髏島の巨神』のジャック・チャップマン
『ALL OUT!!』の松尾年乃助
なども担当しています。
ジャン・ピエール・ポルナレフの名言
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ポルナレフには愛や覚悟について語っている名言があるので紹介していきたいと思います。
「富や名声より愛だぜッ!」
ポルナレフを象徴していると言える言葉です。誰よりも人に愛情を注げるからこそ、その人を大切にしようと思う気持ちが強いのでしょう。素直に女の子が好きというところもこの言葉の現れでもあります。
「地獄でやってろ」
ヴァニラ・アイスとの戦いの終盤、吸血鬼になりかけているヴァニラ・アイスは、ポルナレフによって太陽の力で消滅しかけていました。
それでもディオに対する忠誠心を見せようとしていたので、ポルナレフは呆れ顔でこのように話しました。それを最後にヴァニラ・アイスは完全に消滅。決め台詞としてもカッコ良すぎます。
「卑怯な手も使おう 地獄に落ちることもしよう だが逃げるってことだけは・・・しね──ぜッ!」
ディオとの最終決戦が始まろうとした時、日が落ちようとしていた上に、ディオのスタンド能力が分からないという状況で、ジョセフは退却を命じます。しかし、ポルナレフはこの言葉で返したのです。
自分のせいでアヴドゥルやイギーが死んだので、何としてもディオを倒す!そんな意思が感じられる言葉となっています。
まとめ
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ジャン・ピエール・ポルナレフは第3部では承太郎の心強い味方として活躍し、第5部ではジョルノたちの味方として援護に回っています。
いずれもポルナレフがいなかったら、ラスボスを倒すことは出来なかったでしょう。それだけポルナレフは大きな活躍をしたキャラであり、数少ない生き残ったキャラでもあるのです。