【ネタバレ注意】ジョジョ 第6部『ストーンオーシャン』の魅力に迫る!終盤の見どころを紹介!

【ネタバレ注意】ジョジョ 第6部『ストーンオーシャン』の魅力に迫る!終盤の見どころを紹介!

こんにちは!
現在、第5部にあたる『黄金の風』までがアニメ化されている『ジョジョの奇妙な冒険』ですが、ここまで来れば、第6部『ストーンオーシャン』のアニメ化が発表される日も近いことでしょう!

そこで今回は、『ストーンオーシャン』の終盤の見所について振り返ってみたいと思います。

今回は盛り上がりっぱなしの展開が連続の物語のクライマックスに注目してみました。銀河中を巻き込み壮大なスケールでもって描かれる展開は、アニメを待ちきれなくなること間違いナシですよ!どうぞ、最後までお付き合いよろしくお願い致します。

▼ネタバレを含みます。まだジョジョ6部『ストーンオーシャン』を読んだことが無い方はこちらからお読みください

ジョジョ第6部『ストーンオーシャン』終盤のあらすじ(ネタバレを含む)


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まずは、『ストーンオーシャン』の終盤、クライマックスのあらすじを振り返ってみましょう。

『ストーンオーシャン』の敵役であるプッチ神父による、全人類を犠牲に巻き込んでまで『新しい世界』へ辿り着くという目的は果たされることになりました。

第6部までの続いた『ジョジョ』の世界も、プッチが時を加速させたことで『一巡』し、新たな宇宙が誕生します。

最後の仕上げとして、唯一生き延びた主人公『空条徐倫(くうじょう ジョリーン(ジョジョ))』の仲間である『エンポリオ』の始末するべく、プッチは彼は追い詰めます。が、機転を利かせたエンポリオの攻撃によってプッチは敗れ去ります。

かくしてプッチの野望は崩れ去り、世界の加速は止まりましたが、エンポリオは一人、仲間のいない世界に取り残されてしまうことになりました。しかし、新たにエンポリオの前に現れたのは、激闘を共にした徐倫ら仲間によく似た人物たちでした。まるで不思議な縁に導かれるかのように、再度集まった仲間たちは共に新たな旅立ちを始めます。それは、まるで希望へと向かうかのように・・・

ここで『ストーンオーシャン』の、そして、それまで続いて来た『ジョジョの奇妙な冒険』の物語は一旦幕を下ろすことになります。

『ジョジョ』のシリーズはこの先も第7部、第8部と続いていきますが、各部の主人公達の血筋である『ジョースター家』の物語としては、『ストーンオーシャン』で完結と相成りました。

まさか、本当に世界ごと終結させるという展開を、読者の誰が予想出来たのでしょうか?そんな壮大な物語であるからこそ、現在も、そしてこれからも我々の胸に『ジョジョ』は深く残っていくのでしょうね。『ジョジョ』を読むことが出来る世界に生まれて来ることが出来たことって、相当幸福なことなのでは・・・?本当に嬉し~い!

ジョジョ第6部『ストーンオーシャン』終盤の名シーンはここだ!

続いて、『ストーンオーシャン』終盤に関わる名シーンを、2つ紹介させて頂きたいと思います。

驚異のシー・ムーンの能力!崩落していくケープ・カナベラル

まず紹介する名シーンは、プッチのスタンド『シー・ムーン(CーMOON)』がその圧倒的な存在を明かしながら登場する場面です。

物語の終盤に進化を果たしたプッチのスタンド『シー・ムーン』は、プッチを重力の中心とする驚異の能力を持っていました。

このことにより、プッチがいた宇宙ロケットセンター『ケープ・カナベラル』の重力の軸が変わってしまい、そこにいたものは次々と落下するかのように吹き飛ばされていきます。例えるなら、今、我々が立っている場所の重力がさかさまになり、突然、空へと『落ちて』行くような恐怖の感覚でしょうか・・・。

その対象は人だけではなく、周囲にあった車や巨大な生物、衝撃により崩壊した建物の一塊でさえも、プッチを追ってやって来た徐倫たちに容赦なく向かって飛んで来ます。徐倫の仲間の一人『エルメェス』に至っては、飛んで来た障害物をまともに喰らい、生死不明にまで陥ってしまったほどです。

初めてその姿を徐倫の前に現した際の『シー・ムーン』は、見開きが使われてまでド迫力に表現されていて、その存在の只者で無さが非常に漂っています。徐倫だけでなく、見ている我々も思わず息を呑むくらいに、です・・・。

『シー・ムーン』は、その重力の能力の一端から、「拳で殴ったものを裏返しにする」ことも出来ます。例えば、敵対する相手の右手を殴ったとすれば、内部からその手は血を噴き出しながら裏返るという、非常にショッキングな状態になるのです。ヒィ~!

しかし、この能力に対抗したのが我らが主人公・空条徐倫!徐倫はなんと、裏も表もない概念の形を持つ『メビウスの輪』を自身のスタンド『ストーン・フリー』の糸で作り出しました。裏も表もなければ、『シー・ムーン』の裏返しにする能力は無効となり、その恐ろしい力を発揮することは出来ません。徐倫は『メビウスの輪』を自分の体の中に組み込んで作り出すことで、『シー・ムーン』からの攻撃を打ち消すことに成功しました!カッコいいぜ、徐倫!さすがは歴代『ジョジョ』の中で一番のタフさを持つ主人公と言われるだけのことはありますね!

更に、それまで再起不能の状態にあった徐倫の父『空条承太郎』が復帰するのも、この『シー・ムーン』戦なんですよね・・・。物語の展開は正に最高潮!こちらのテンションも上がりっぱなしで、治まることを知りません・・・!

『新しい世界』 DIOの意志を引き継いでプッチが実現しようとした『天国』

もう一つの名シーンですが、それは、プッチが亡き親友『DIO』の意志を引き継いで実現させた『天国』へ、生存した生き物達が天を駆け巡るかのように移動する場面です。

徐倫たちの抵抗も空しく、プッチは世界を加速することで『一巡』させ、目的である『新しい世界』に辿り着く目的を達成させてしまいます。『新しい世界』、即ち『天国』である次の宇宙の世界へ全ての生き物が移動するこの場面の描写はすごく圧倒的で、思わず目を奪われてしまいます。「一体、何が起きたんだ!」と思わされながらも、その描写には『美』を感じずにはおられません・・・。

プッチは自身の目的の最後の仕上げとして、今後も自分を倒しにかかって来るであろうエンポリオにトドメを刺すべく、彼を追い回します。しかし、機転を利かせたエンポリオによってあえなく敗北、かくしてプッチの野望は崩れ去りました。

このプッチにトドメを刺したエンポリオの切り札というのが、かつて共に闘った『ウェザー・リポート』の置き土産であるDISCでした。このDISCにはウェザーのスタンド能力が封じ込まれており、それを応用して駆使することで、エンポリオは窮地から脱出することが出来たのでした。

一巡した世界に辿り着く前に、徐倫はエンポリオを逃がす際、「アンタ(エンポリオ)を逃がすのはアナスイでありエルメェスであり、あたしの父さん空条承太郎」と、仲間たちの名を並べて発言するのですが、ウェザーもまた、エンポリオの勝利を助けることとなったのでした・・・。惜しくもプッチに敗れた仲間達が、命を落としてもなお、その志を達成することが出来たシーンです。仲間達の行動は決して無駄ではなかったのだと、胸が熱くなりますね・・・!

プッチの敗北により、世界の加速は停止しました。『新しい世界』で一人生き残ったエンポリオが新たに出会ったのは、かつての仲間達によく似た姿と性格を持つ人物たちでした。何の因果か、仲間達が再び同じ場所に集結し、出会った。

それはまるで、一人ぼっちになってしまったエンポリオに希望を与えるようではありませんか。エンポリオたちがどこか次の場所に旅立って行くシーンで、『ストーンオーシャン』の物語は幕を閉じます。この不思議な余韻を残すラストシーンについては、物語が終了して数年経った現在でも読者によって様々な議論を繰り返されています。これらのことからわかるように、『ジョジョ』の世界は我々の心を深く捕らえて離さない魅力を放っているのです・・・。

ジョジョ第6部『ストーンオーシャン』の終盤を華やかに飾る名言はこれだッ!


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続いては、『ストーンオーシャン』の終盤を彩る名言を、これまた2つ、ご紹介させて頂きたいと思います。

「ぼくの名前はエンポリオです」

まずは、『ストーンオーシャン』終盤の主人公と言っても遜色のない、エンポリオ少年の台詞、「ぼくの名前はエンポリオです」からです。

物語の結末で、かつての仲間たちに似た存在に再び出会った時に、自分の名前を尋ねられたエンポリオが発言した台詞です。第6部の結末を語るにはけして欠かすことの出来ない台詞としてとても有名ですね。大量の涙を流しながら自分の名を口にしたエンポリオは、どんな気持ちでこの言葉を口にしたのでしょうか・・・。

たった一人だけで生き残ってしまったけれど、再び仲間と会うことが出来て、共に新たな場所へと旅立って行く・・・。喜びや哀しみが混じり合った、想像する余地もない複雑な心境であったと思います。

ジョジョ6部『ストーン・オーシャン』の物語はここでおしまいですが、もしかしたらエンポリオの物語はまだ幕を開けた所なのかも知れませんね。この後、彼に待ち受けているであろう仲間達との物語の展開を、あれこれ考えてみるのも楽しいのではないでしょうか。個人的には、そこには希望が待ち受けているような展開であることを祈るばかりです。元気でやるんだぞ、エンポリオ~。負けるな!

「『らせん階段』・・・!『カブト虫』!『廃墟の街』!『イチジクのタルト』!『カブト虫』!・・・『ドロローサへの道』!『カブト虫』!『特異点』!『ジョット』!『天使(エンジェル)』!『紫陽花』!『カブト虫』!『特異点』!『秘密の皇帝』!!」

こちらの台詞は、正確に言えば『ストーンオーシャン』の中盤で発言されるものなのですが、物語の結末に関わる重要な台詞であるため紹介させて頂きます。

ちょっと長い台詞となっていますが、こちらはプッチ神父が目的である『天国へ行く』ために、高らかに発言したものです。台詞というより呪文ですね。

呪文といえば、何らかの発動を引き起こすためのものです。

ワクワクせざるを得ませんね。

結果、この呪文を口にすることで、『DIO』の骨から生まれた『緑の赤ちゃん』の興味を引くことに成功し、プッチはスタンドを『シー・ムーン』へと進化させることになります。

更にこれらの呪文は、興味をそそられるような単語で構成されており、我々の好奇心を刺激してくるかのようではありませんか。それぞれの単語が、どうして『天国へ行く方法』と繋がる呪文になるのか、今でも沢山の読者による分析が行われています

やはり、『ジョジョ』のスタンド名にも採り入れられている音楽関係のものが関係するのではないか、など・・・。例えば、『カブト虫』=『ビートルズ』であるといったように、です。そもそも、この呪文は『ジョジョ』の最強の敵である『DIO』がプッチに残したものなのですが、『DIO』がこの呪文を知った経緯などは、『ストーンオーシャン』の中で明かされていません。

エー・・・。しかし、これはまるで、原作者の荒木先生が我々読者に「どうしてでしょう?」と問いかけるような、答えを探すように与えられた、ドキドキする課題のようではありませんか。これといった正解を見つけられた、とまではいかなくても、想像を繰り返すことで『ジョジョ』の世界に浸ることも、悪くないことだと思いませんか?

まとめ


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以上、今回はジョジョ6部『ストーンオーシャン』から、終盤の展開に注目してまとめてみました
息もする暇も与えてくれないほどの展開が次々と繰り広げられるクライマックスですが、アニメでは、どのように描写されて盛り上げてくれるかがとても楽しみですね!なんてったって、終盤の中心になるテーマは『宇宙の一巡です。それでなくても、これまで迫力満点の世界観が描かれてきた『ジョジョ』のシリーズが、第6部ではついに銀河中を巻き込んでの物語で締めくくられているというのですから、これは注目せざるを得ないこと間違いありません!ああ~、もう、早くアニメで見た~い!

それでは、今回はこの辺りで締めさせて頂きたいと思います。
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました!

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