「ハロ」の愛称で知られるロックバンドHalo at 四畳半(ハロ・アット・ヨジョウハン)は、歌詞の素晴らしさと丁寧で上質なソングライティングが高く評価され、ブレイクが期待されているバンドです。壮大なスケール感と身近なリアリティを持ち合わせる稀有なバンド、Halo at 四畳半をご紹介します。
良質な小説のような物語性を持つ歌詞とスケールの大きさを感じさせる奥行きのあるバンドサウンドが評判を呼んでいるロックバンド、Halo at 四畳半(ハロ・アット・ヨジョウハン)。
歌詞を手掛ける渡井 翔汰が生み出す世界観は、もはや「聴く小説」と言っても過言ではありません。
Halo at 四畳半の出身地である千葉県佐倉市は、あのBUMP OF CHICKENを輩出した土地としてロックファンに有名ですが、Halo at 四畳半はBUMP OF CHICKENのメンバーが通っていた高校の後輩に当たります。
ロックファンにとって千葉県佐倉市といえば「BUMP OF CHICKENとHalo at 四畳半の出身地」として広く認知される日が来るのも、そう遠い将来の話ではないかもしれません。
職人がひとつひとつ丁寧に作ったハンドメイド作品のような誠実さで鳴り響くHalo at 四畳半の魅力をご紹介していきます。
目次
Halo at 四畳半(ハロ・アット・ヨジョウハン)
- 渡井 翔汰(わたい しょうた) / ヴォーカル、ギター
- 齋木 孝平(さいき こうへい) / ギター、コーラス
- 白井 將人(しらい まさと) / ベース、コーラス
- 片山 僚(かたやま りょう) / ドラム、コーラス
Halo at 四畳半(ハロ・アット・ヨジョウハン)・メンバー
渡井 翔汰(わたい しょうた) / ヴォーカル、ギター
- 氏名:渡井 翔汰(わたい しょうた)
- 生年月日:1993年3月25日
- 出身地:千葉県佐倉市
ヴォーカルとギターを担当する渡井 翔汰は、すべての楽曲の作詞を手掛けており、ファンタジー小説のような物語性を持つ歌詞は高く評価されています。
また、作曲面でも大きな役割を担っており、ギタリストの齋木 孝平とメインソングライターの座を分け合っています。
歌詞の面で影響を受けたアーティストとして渡井が挙げたのは、地元の先輩バンドBUMP OF CHICKENでした。
ストーリーテラーとしての才能は音楽だけに留まらず、Twitter上で募集したお題を元に短編小説を書く企画『発条式短篇奇譚(ゼンマイシキ タンペン キタン)』に挑戦したことも。
サウナ好きとして知られ、”サウナ活動”を“サ活”と呼称しています。
齋木 孝平(さいき こうへい) / ギター、コーラス
- 氏名:齋木 孝平(さいき こうへい)
- 生年月日:1993年8月21日
- 出身地:千葉県佐倉市
ギターを担当する齋木 孝平は、バンドのメインソングライターとして多くの楽曲を手掛けています。
最年少メンバーである斎木は、渡井、白井らが組んだバンドの音楽にほれ込み、勝手にリードギターパートを考えるという猛アピールによって加入を勝ち取った驚愕エピソードの持ち主です。
2019年発表のミニアルバム『from NOVEL LAND』のリリースを記念したワンマンライヴに向けて、なんと8キロのダイエットに成功した努力の人でもあります。
白井 將人(しらい まさと) / ベース、コーラス
- 氏名:白井 將人(しらい まさと)
- 生年月日:1992年11月14日
- 出身地:千葉県佐倉市
左右非対称の長髪が特徴的なベースの白井 將人は、普通っぽいイメージのメンバーばかりのHalo at 四畳半の中で異彩を放っています。
少年時代は薬剤師を志していましたが、大学は薬学部ではなく経済学部へ進み、現在はバンドマンとしての道を歩んでいます。
2015年1月に急性膵炎で緊急入院を余儀なくされましたが、無事にバンド復帰を果たしました。
片山 僚(かたやま りょう) / ドラム、コーラス
- 氏名:片山 僚(かたやま りょう)
- 生年月日:1991年12月1日
- 出身地:千葉県佐倉市
最年長メンバーであるドラムの片山 僚は他のメンバー3人とは異なる高校に通っていましたが、近所のレンタルスタジオでHalo at 四畳半の前身バンドと知り合いになり、脱退したドラマーの後任としてバンドに加入しました。
2018年からは国内ドラムメーカーANOPUSとエンドースメント契約を結んでいます。
2018年11月には、Halo at 四畳半の楽曲“悲しみもいつかは”が主題歌として使用されたBSテレ東のドラマ『江戸前の旬』に渡井と共に出演し、演技デビューを果たしました。
Halo at 四畳半(ハロ・アット・ヨジョウハン)・バンド名の由来
Halo at 四畳半という一風変わったバンド名はどこから来たのでしょうか。
四畳半という単語はわれわれ日本人にとってはなじみ深いものですが、“Halo”の意味を即答できる人はそれほど多くないと思われます。
「ハロー」と表記されることもあるHaloは、銀河を包み込むようにして存在する球状の領域を指す天文用語です。
銀河のよりもさらに外側にある人智を超えたスケール感を持つHaloとごく身近な生活範囲を表す四畳半のどこかにいるバンドとして名付けられたHalo at 四畳半には、「幻想と現実の間を歌いたい」という渡井の願いが込められています。
このバンド名の由来を聞いて思い浮かんだのが、結成30年を超える大ベテランバンドのフラワーカンパニーズの名曲“空想無宿”でした。
<世界で一番 でかいものはなんだろう?>という問いに対し、ヴォーカルの鈴木圭介は<頭ん中に決まってるって>と力強く断言するのです。
さらに<世界で一番 強いものはなんだろう?>という問いには、<想像力に決まってるって>と断言します。
Halo at 四畳半というバンド名からは、「自分がいるのはちっぽけなアパートの四畳半の部屋だけれど、思い描く世界は銀河よりも大きいんだ」と人間の想像力への絶対的な信頼が伝わってくるようです。
Halo at 四畳半(ハロ・アット・ヨジョウハン)・経歴
地に足の着いた活動方針で着実に知名度を高めている4人組ロックバンドHalo at 四畳半。
高校生バンドとしてスタートした彼らの歩みをご紹介します。
2009年に渡井 翔汰と白井 將人を中心に前身バンドPearl Bridgeが結成され、地元のライヴハウスSOUND STREAM SAKURAを根城にライヴ活動を展開。
この時期、「有色彩フィルター」と題した自主企画の開催や自主制作シングル『水槽/忰日』をレンタルCD店で無料レンタルするなど、高校生バンドとは思えないほど積極的な活動をおこなっています。
高校の同級生で結成された“(自称)佐倉高校発オシャンティーバンド”Pearl Bridgeは現在もホームページが残されており、バンドの歴史や当時のセットリストのほか、オリジナル曲の歌詞などが掲載されています。
2012年にはリードギタリストの齋木 孝平、ドラマーの片山僚が加入したことで現在の編成となり、Halo at 四畳半として再スタートを切りました。
2013年以降は自主企画、対バンライヴ、グッドモーニングアメリカ企画のコンピレーションアルバム『あっ、良い音楽ここにあります。その参』への参加など活動の場を徐々に拡大させていきます。
それらの活動が実を結び、2014年8月に発表した自主制作シングル『奇跡/シャロン』のリリース記念ライヴはソールドアウトの大盛況。
Pearl Bridge時代に導入したレンタルCD店とのコラボレーションはHalo at 四畳半にも引き継がれ、2014年のシングル『奇跡/シャロン』、2015年のレンタル限定盤『Halo at 四畳半/TSUTAYA rental selection』は、取り扱いはレンタルのみという手法で発表されています。
出演イベントでは入場規制がかかるほどの注目度を獲得するバンドとなったHalo at 四畳半は、2015年7月に初の全国流通盤となるミニアルバム『APOGEE』をリリース。
同作収録の“リバース・デイ”のMVはYouTubeで130万回以上の再生数を記録するなど、代表曲のひとつとなっています。
『APOGEE』リリース後からライヴに明け暮れる日々を送った彼らは、2015年大晦日には会場の異なる4つの年末イベントに出演するという偉業を達成しました。
2016年には早くも2枚目となるミニアルバム『innocentpia』、2017年には3枚目のミニアルバム『Animaplot』をリリースし、ツアーを重ねるたびにバンドとしてのスケールを成長させていった彼らは、ついに活動の場をメジャーへ移すことに。
2018年10月、初のフルアルバム『swanflight』でメジャーデビューを飾ると活動の規模はさらに拡大し、マイナビBLITZ赤坂を楽々と完売させるほどのバンドへと飛躍していきました。
その後もメジャーを舞台に活躍を続けるHalo at 四畳半は、2019年6月にミニアルバム『from NOVEL LAND』、2020年1月にセカンドアルバム『ANATOMIES』をリリースするなど衰えるところを知らない創作意欲で良質な作品を世に送り出し続けています。
これまでリリースした作品はオリコンチャート50位前後と“ブレイク”と呼ぶにはツーステップほど足りませんが、銀河の外側から四畳半までのどこかで良い歌を歌い続けている彼らを世間が発見する日はすぐそこまで来ているかもしれません。
Halo at 四畳半(ハロ・アット・ヨジョウハン)・オススメ曲
リバース・デイ
初の全国流通盤となった2015年のミニアルバム『APOGEE』のオープニングトラックです。
憂いを帯びたギターアルペジオを支えるようにドラムがリズムインしてくる時点から、“名曲感”がビンビンと伝わってきますが、その予感は決して気のせいではありません。
希望を抱き続けることの大切さを歌った歌詞に勇気をもらったファンも多いことでしょう。
これからもずっと変わらぬ強度でHalo at 四畳半のライヴ会場で歌い続けられるであろうロックアンセムです。
リビングデッド・スイマー
2019年6月リリースの3枚目のミニアルバム『from NOVEL LAND』収録曲です。
夢や希望を失った生ける屍=リビングデッドたちが虚飾の街を泳いでいくという内容の歌詞になっています。
しかし、夢を持てない社会を風刺するありがちな内容ではありません。
リビングデッドのように街を彷徨う“君”に<継ぎ接ぎだらけになった身体に 宿した夢をまだ憶えている>と指摘し、その身体に宿っている光を無駄にしないで欲しいと呼びかけます。
リビングデッドという言葉の響きに一瞬たじろいでしまいますが、SF小説の味付けが施された応援ソングだと言えるでしょう。
きらびやかな虚飾の街でランダムにきらめく光のようなギターワークも秀逸です。
蘇生
2020年1月リリースのセカンドアルバム『ANATOMIES』収録曲。
渡井 翔汰がピアノで書き上げたエモーショナルなバラードで、静謐なピアノの響きとストリングスのアレンジが素晴らしく、エンディングへ向けて一気に盛り上がっていく後半の展開も実に見事です。
<終わりが来たって受け入れてしまうかもな>と口にしてしまうほど救いのない日々の中、仮死状態になった自分に息を吹き込んで蘇生させてくれる存在に対しての感謝の気持ちが歌われています。
再び目が覚めても世界はなにひとつ変わっていないものの、<ひび割れた今日が 煌めいて見えたのは きっと君のせいだろう>と少しだけ微笑む主人公の姿が浮かんでくる曲です。
Halo at 四畳半(ハロ・アット・ヨジョウハン)・まとめ
若きストーリーテラー渡井 翔汰が綴る物語を壮大なスケールの楽曲で見事にまとめあげるロックバンド、Halo at 四畳半をご紹介しました。
勢いや音圧で押しまくるパワフルなサウンドもロックの醍醐味ですが、職人が織るタペストリーのような繊細な歌詞とバンドアンサンブルもまた大きな魅力のひとつです。
敬愛する作家の小説のページをめくる時のように、Halo at 四畳半の歌詞カードに目を通しながら彼らの宇宙を旅してみてはいかがでしょうか。
きっと良質な小説を読んだ時のような読後感を味わえるはずです。
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