2019年に日本の音楽シーンに彗星の如く現れたKing Gnu(キングヌー)。2020年以降もヒットを連発、数々のタイアップにも大抜擢されてきたKing Gnuのメンバーの年齢、プロフィール、おすすめの曲を大紹介します。
4人組ミクスチャーロックバンドKing Gnu(キングヌー)。
King Gnuのバンド結成までのエピソードや、そのバンド名の由来、J-POPのジャンルに殴り込みをかける強烈な個性派揃いのメンバー個々のプロフィールをたっぷりとご紹介していきます。
過去に類を見ない規格外のサウンドで日本の音楽シーンを賑わしている怪物バンド・King Gnuの魅力を徹底解説します。
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目次
King Gnu(キングヌー)とは
先鋭的なサウンドで日本ロックシーンを震撼させた怪物バンド・King Gnu。
“超マルチプレイヤー”と称したくなるほど様々な楽器を操る“バンドの頭脳”常田大希を筆頭に、卓越した力量を持つ凄腕ミュージシャンが集結しています。
- 勢喜遊(せきゆう) / ドラム、コーラス、サンプラー
- 常田大希(つねただいき) / ギター、ボーカル、キーボード、ピアノ、チェロ、コントラバス、プログラミング
- 井口理(いぐちさとる) / ボーカル、キーボード、タンバリン
- 新井和輝(あらいかずき) / ベース、シンセベース、コントラバス、コーラス
King Gnu(キングヌー)・バンド名の由来とは?
「King Gnu」という特徴的なバンド名の由来は一体どこから来たのでしょうか?
その答えは、アフリカ大陸の南部に生息するヌー(Gnu)
春の季節を迎えると個々が合流し、やがては巨大な群れを成して行動する習性を持つヌーとバンドメンバーの思いを重ね合わせたものとして命名したのだそう。
「King Gnu」という存在が自分たちやミュージックシーンをも巻き込み、大きな群れとして育っていく野望が込められていた、個性派の彼ららしいユニークな命名です。
King Gnu・経歴
King Gnu(キングヌー)は、2015年に常田大希を中心とした前身バンド、Srv.Vinci(サーバ・ヴィンチ)として活動を開始しました。
その後、メンバーチェンジを経て常田と勢喜遊、新井和輝、井口理を加えた現編成となります。
なんと常田大希と井口理は地元が一緒で幼なじみなんです!
2017年にアメリカの大型フェス「SXSW」に出演、全米ツアーを敢行後にバンド名をKing Gnu(キングヌー)に改名。
2019年1月に音楽レーベル・アリオラジャパンから2nd アルバム『Sympa』をリリースしてメジャーデビューを果たしています。
デビュー後は異例の速さでヒットソングを連発。数々のタイアップを獲得するなど、その知名度を飛躍的に向上させていきます。
彼らの存在を広く世間に知らしめたのが、2019年を代表する名曲となった「白日」の大ヒットでしょう。同年末の『第70回NHK紅白歌合戦』には同曲を引っ提げて堂々の初出場を果たしています。
また、アルバム『Sympa』は『第61回日本レコード大賞』にて優秀アルバム賞を受賞しており、2019年はまさにKing Gnuの年になったと言っても過言ではないでしょう。
2020年1月、時代の寵児の座へと躍り出たKing Gnuは、前作からわずか1年のスパンで3rd アルバム『CEREMONY』を世に放ちます。メガヒット曲「白日」を含む同作はオリコン週間アルバムチャートで初登場1位に輝き、最終的にはダブル・プラチナに輝く圧倒的なセールスを記録しました。
その後、全世界を襲った新型コロナウイルスの感染拡大により、予定されていた全国ツアーの開催を断念する決断をした彼らですが、その歩みを止めることは決してありませんでした。
同年8月には、自身初となるオンライン形式のライヴ『King Gnu Streaming Live』を敢行。さらには新曲「三文小説」「千両役者」を立て続けにリリースするなど精力的な活動を展開します。
11月からはいまだ手探り状態の中ではあるものの、厳重な感染防止対策の徹底を前提としたアリーナツアー『King Gnu Live Tour 2020 AW “CEREMONY”』を決行し、それを成功裏に終えています。
日本ロックシーンのトップランナーとして確固たる地位を確立したKing Gnu。2021年8月には「FUJI ROCK FESTIVAL ’21」のメインステージであるグリーンステージのヘッドライナーを務め、国内外から集まったオーディエンスを熱狂させました。
同年、TVアニメ『王様ランキング』のオープニングテーマに「BOY」、アニメ映画『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌として「一途」、エンディングテーマとして「逆夢」として起用されるなど大型タイアップも次々と獲得。
2022年11月、ついに自身初となる東京ドーム公演『King Gnu Live at TOKYO DOME』を2日間にわたって開催。バンド名の由来ともなった巨大なヌーの大群を現実のものとして見せました。
King Gnuのメンバーは自らの音楽を「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」と称しています。この言葉には、多様な音楽を聴いて影響を受けてきた彼らが、東京という大都会でジャンルの垣根を超えた刺激的な音を鳴らしていくという強い意思が込められているように感じます。