2021年4月にリリースした「僕らまた」が、“令和の卒業ソング” として広がり、ロングヒットを記録したシンガーソングライターのSG (エスジー/ソギョン)。
リリースから3年半以上を経た2024年11月には、同曲がバランス栄養食『カロリーメイト』の受験生応援CMに起用され、注目を集めています。
今回は、代表曲「僕らまた」で知られる、“日韓ミックス”のネオシンガーソングライター・SGのプロフィールや経歴、代表曲を徹底解説します。
目次
SGのプロフィール
韓国人の父と日本人の母を持つ“日韓ミックス”、J-POPとK-POPの垣根を超えるネオシンガーソングライター・SG(エスジー/ソギョン)。
2020年にTikTokやYouTubeを通じてソロ活動を開始すると、日本語と韓国語を織り交ぜて歌う独自のスタイルで人気を博し、開始からわずか2年でTikTokフォロワー数84万人、YouTube登録者数40万人、総再生数2億回を突破しました。
2023年11月にはLDH Recordsとタッグを組んで設立した自主レーベル “SUPERGENIUS Entertainment”からメジャーデビュー。
SG自身が人種差別に苦しんできた実体験から「“Music has no borders.”一音楽には国境がないことを証明する」を掲げて、国籍やジャンルを問わず様々なアーティストとのコラボ活動も積極的に実施しています。
Spotify月間リスナー49万人、TikTokフォロワー数84万人、YouTube登録者数は44万人、総再生回数は7.5億回を突破し、「今、最も勢いのあるシンガーの1人」と称され、注目を集める次世代アーティストです。
SGの経歴
韓国生まれ・韓国育ち
生態学者である韓国人の父と、ソプラノ歌手をしていた日本人の母を持つSGは、韓国・仁川 (インチョン) 出身です。
お母さんのみならずお祖母さんも元・ソプラノ歌手という歌手の血筋を受け継ぎ、子どもの頃にお母さんの歌う姿を見て「自分もやってみたい」と、歌やピアノを教わりながら育ちました。
その一方で、小学校、中学校時代には「日本人の血が流れている」というだけで、イジメに遭っていました。
日本留学をきっかけに、バンド活動を始める
イジメに遭っていた中学生のとき、お母さんの生まれた国について知りたくなり、初めて日本を訪れました。
そして、初めて肌で感じた日本の人や文化に魅力を感じ、日本への留学を決意。
さらに、アニメ主題歌だったヴィジュアル系バンドをはじめ、日本のカルチャーに触れたことがきっかけで、バンド活動を始めました。
TikTokとYouTubeでソロ活動開始
『音楽チャート1位』という目標を掲げ、バンド活動に励んでいたSGでしたが、コロナ禍でライヴができなくなり、2020年にバンド活動休止。
これからの音楽活動の方向性について考えた末、得意としていた歌をSNSにアップする方法を思い立ち、TikTokとYouTubeを通じてソロ活動を始めました。
2020年6月、TikTokに初投稿した動画『韓国人が日本の曲を本気で歌ってみた』がいきなり多くの人の目に留まり、2本目のOfficial髭男dismの「I LOVE…」のカバーで早くも大バズり。
その後も投稿する動画は軒並みヒットを続けて、わずか半年でYouTubeチャンネル登録者数は10万人に達しました。
「僕らまた」が “令和の卒業ソング”と話題に
カバー動画がヒットを続ける中、『自分の声が評価されたことに感謝しなければいけない』と言い聞かせながら、シンガー・ソングライターとして活動していくことを決意。
2020年末、インディーズレーベルからオリジナル曲のデジタルリリースを開始しました。
そして、2021年4月にリリースした「僕らまた」が、“令和の卒業ソング”として広がりロングヒットを記録。
ストリーミング累計1億回再生突破し、LINE MUSICチャート1位をはじめ、各種音楽チャートにもランクインしたほか、メディアにも取り上げられるなど話題となりました。
連続フィーチャリングプロジェクト「#SGproject」始動
TickTokやYouTubeで公開してきたカバー動画を通じても、多彩なアーティストとコラボしてきたSGが、2022年6月から、毎月様々なゲストアーティストを迎えての連続フィーチャリング配信プロジェクト「#SGproject」を始動。
同プロジェクトは、Novel Coreを皮切りに、鈴木鈴木、Rude-α、Aile The Shota、吉田凛音、りりあ。、竹中雄大が参加し、2022年12月まで半年にわたり行われました。
さらに、2023年3月には、参加アーティストが集結した『SG 1st Concert “FINALE” #SGproject』が東京・Spotify O-EASTにて開催され、プロジェクトのフィナーレを飾りました。
LDH Recordsからメジャーデビュー
2023年3月に開催された『SG 1st Concert “FINALE” #SGproject』にて、待望のメジャーデビューを発表。
LDH Recordsとタッグを組んで設立した自主レーベル・SUPERGENIUS Entertainmentから、2023年11月13日にシングル『Palette』を発表し、メジャーデビューを果たしました。
タイアップ抜擢や人気アーティストの韓国語作詞も
メジャーデビューシングル「Pallete」は、ドラマ『好きやねんけどどうやろか』のエンディング主題歌に、2024年9月リリースの「LUCID DREAM」はアニメ『監禁区域レベルX』オープニング主題歌に抜擢。
そして、2021年4月にリリースした「僕らまた」が、バランス栄養食『カロリーメイト』の受験生応援CM第11弾「それぞれの音色」篇に起用されました。
さらに、メジャーデビューに先駆けて、韓国でも大人気のimase「NIGHT DANCER Korean Ver.」の韓国語作詞を手掛けたほか、2024年2月には乃紫「全方向美少女(Korean Ver.)」の韓国語作詞も担当。
“日韓ミックス”という特性と才能を活かしながら、活躍の場をどんどん拡張しています。