Awich – ヒップホップの女王としてシーンを席巻! その波乱万丈のキャリアを解説

Awich – ヒップホップの女王としてシーンを席巻! その波乱万丈のキャリアを解説

Awichの人気曲

Awichは楽曲の幅広さも魅力的。
「こんなこと言っていいの!?」とドキッとする楽曲もあれば、涙なしでは聞けない楽曲もあります。
特に人気の5曲を紹介しますので、ぜひ聞いてみてくださいね。

口に出して

「口に出して」は2021年8月に配信限定でリリースしたシングルです。

タイトルを見て察した方もいるかもしれませんが、「口に出して」はやや下ネタを含むダブルミーニング。

大人な内容だと思って<口に出して恥ずかしがらずにほら/全部飲み込むから口に出して>というサビ後半のフレーズを見ると「放送していいの!?」と度肝を抜かれますね。

しかし、みんなの好奇心を刺激しつつ大切なメッセージを伝えるのが天才・Awich。

サビ前半の<口に出して溜めてた分全部/口に出して怖がらないでいい>も含めて意味を考えると、「思うことは溜め込まず吐き出せ!」というメッセージになるのです。

そんなAwichからの檄にさらに迫力を持たせる、重たく力強いサウンドも魅力的。

言いたいことを言えずに落ち込んだ時、喝を入れるために聞いてみてください。

MEMO

セクシーな歌詞とは一転、MVの一部はとてもユニーク。
番組仕立てになっており、司会者としてお笑い芸人「マキタスポーツ」が登場します。

洗脳 feat.DOGMA&鎮座DOPENESS

「洗脳 feat.DOGMA&鎮座DOPENESS」は、2020年1月にリリースされた3枚目のアルバム「孔雀」に収録されている楽曲です。

同曲は独特すぎる世界観がとにかく印象的。

どこか和を感じる中毒感たっぷりのサウンドに、穏やかさと激しさを兼ね備えたラップが乗せられています。

楽曲の中で繰り返される<バカばっかだ全く>というフレーズや、ドラマ仕立てのMVの内容も衝撃的。

ざっくり解説すると世の中に対する皮肉が歌われた楽曲ですが、歌詞の意味がわからなくてもなぜか惹かれてしまうから不思議です。

ヒップホップを聞き慣れていない人は、まずは同曲を洋楽だと思って聞いてみるのもありかもしれません。

MEMO

今最も話題といっても過言ではないアーティスト「藤井風」も同曲を絶賛。
YouTubeのコメント欄に「さすがに伝説」というコメントを残しています。

GILA GILA(feat.JP THE WAVY & YZERR)

「GILA GILA(feat.JP THE WAVY & YZERR)」は2021年7月に配信限定でリリースされたシングルです。

同曲は<Gila gila Gin gin gila/Ice on ice on killa/Jala jara Milliom dollars/Ice on ice on killa>という中毒性満点のサビがSNSで話題に。

正式な歌詞で見るとわかりにくいですが、実際に聞くと「ギラギラ ギンギンギラ〜♪」というフレーズがとても頭に残ります。

そんな独特なフレーズと共に歌っているのは、音楽界でのし上がっていこうとする熱い想い。

Awichが歌う<Mステ出たから何?/ヒットなきゃ続きは無い/ヒットヒット 知らない人にも言われるお前は誰>という歌詞は内容も歌声も秀逸です。

ラッパー「JP THE WAVY」「YZERR(ワイザー)」とのリレーも必見。

MVも見ごたえたっぷりなのでぜひチェックしてみてくださいね。

MEMO

同曲はヒップホップユニット「Creepy Nuts」のメンバー・R-指定がラジオにて大絶賛。
Awichはアーティストからも尊敬されるラッパーなのです。

どれにしようかな

「どれにしようかな」は「ジェンダー、出自、立場に関わらず、自らの運命は自分で自由に選択でき、未来を決める権利は常に自分が持っている」というメッセージが込められた一曲。

言葉はきついものの、<女は女らしくとか/うるせぇんだよ shut the fuck up>というフレーズを聞いて気持ちがスッキリしたという人も多いはず。

<あなたの未来は誰が決めるの?/見た目で don’t judge me/覆す常識>というフレーズも力強さに溢れていて魅力的です。

徐々にダイバーシティーが受け入れられつつある世の中ですが、それでも生きづらさを感じているマイノリティーも多いはず。

そんな人々を勇気付けるような楽曲を作れるのは、国内だけでなく海外でも生活していたAwichだからこそなのかもしれません。

同曲は2022年2月にシングルとして配信リリース、翌月にリリースしたアルバム「Queendom」にも収録されています。

TSUBASA feat. Yomi Jah

「TSUBASA feat.Yomi Jah」はAwichの故郷である沖縄が本土に復帰してから50年のタイミングで発表した楽曲。

<フェンス越しに違う国に囲まれた運動場><普天間の丘に吹く風>など、沖縄で育ったAwichだからこそ書ける歌詞が印象的です。

といってもいつものようなクールな強さではなく、温かさに満ちた強さを感じられるのが同曲の魅力。

深く包み込むような声で<失くしたものとか/会いたい人とか/さぁ見つけに行こう/僕らも翼広げて>と歌うAwichはまるで女神のよう。

「Awich=強い女、天才ラッパー」というイメージが先行する方にぜひ聞いてほしい一曲です。

シンガーとしての実力、女性的なやわらかさ、母としてのやさしさを感じられるはずですよ。

Awichのまとめ

以上、Awichの生い立ちや人気曲を紹介しました。

留学先での結婚&妊娠、夫の死を乗り越えてヒップホップのクイーンとなったAwich。

アーティストとしての才能が開花するのは比較的早かったものの、より注目されるようになったのは様々な困難が彼女を強くしたからなのかもしれませんね。

ラッパーとしての活躍も楽しみですが、経営者や女優としての活躍にもまた期待。

自身が代表を務めるマーケティング会社「CIPHER CITY」ではアパレルの運営やイベントの企画も行なっているため、コロナが落ち着きつつある今こそ何か動きがあるかもしれません。

ぜひ今後も彼女の楽曲、活動に注目し続けましょう!

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