Awich – ヒップホップの女王としてシーンを席巻! その波乱万丈のキャリアを解説

Awich – ヒップホップの女王としてシーンを席巻! その波乱万丈のキャリアを解説

“ヒップホップの女王”という異名を持つ女性ラッパー「Awich」

最近では楽曲がCMソングに起用されたり、大型野外音楽フェスへの出演が決まったりと、ヒップホップシーンのみならず音楽業界全体を賑わす存在になりつつあります。

とはいえ、ヒップホップをよく知らない人にとってはまだまだ未知の存在。

「アウィッチ?アーウィッチ?」なんて人も少なくないでしょう。

そこで今回は「Awich」の経歴や人気曲について徹底解説します!

Awichのプロフィール&魅力

「Awich(エイウィッチ)」は沖縄出身の女性アーティスト。

1986年生まれ、本名は「浦崎亜希子(うらさき あきこ)」

2006年ごろから本格的な活動をはじめ、2020年にメジャーデビューを果たしました。

そんな彼女の魅力といえば、強さ、色っぽさ、そして優しさを兼ね備えた独特な楽曲。

攻撃的な楽曲もあれば弱さや優しさがのぞくような楽曲もあり、聞けば聞くほど「Awichって何者なの…?」と思わせる不思議なオーラを醸し出しています。

また、日本語や英語、沖縄の方言を織り交ぜたリリックも独特で魅力的。

そんな複雑な歌詞を歌いこなす歌唱力も見事。

さらに、妖艶なビジュアルや引き締まったボディも魅力的…と、耳で聞いても目で見てもワクワクするようなアーティストなのです。

MEMO

「Awich」の由来は本名の「亜希子」。
「亜=asian」「希=wish」「子=child」と、名前の漢字をそれぞれ直訳した単語を組み合わせているんだそう。

Awichの経歴

女としての強さや人間としての優しさを感じさせる彼女ですが、人生はまさに波乱万丈。
一体どのような道を歩んできたのか、Awichの経歴をご紹介します。

デビュー前

Awichが詩を書き始めたのはなんと9歳の頃。

といっても音楽のための詩ではなく、その日にあったことを言葉にして書き留めていたんだそう。

そんな彼女は「ポンキッキーズ」という子供向けテレビ番組を通し、ヒップホップに出会います。

MEMO

ポンキッキーズのテーマソングを務めていたアーティストといえば「スチャダラパー」
日本のヒップホップシーンの立役者です。

少しずつヒップホップの虜になっていくAwichに影響を与えたのが、「2パック(トゥーパック)」というアメリカのヒップホップアーティスト。

「All Eyez On Me」というアルバムを聞き、2パックの言葉をノートに書き写すほど強い衝撃を受けたんだそう。

その後、彼女は沖縄にある難関高校へ入学。

留学など様々な経験を重ねつつ、2002年の7月頃にアーティスト活動をスタートさせます。

すると独特なワードセンスやアグレッシブなラップがすぐに話題に。

沖縄でのインディーズチャートやライブで注目を浴びる存在となりました。

音楽活動スタート

Awich本人が「キャリアのスタート」と語るのは、高校卒業後のこと。

2006年にEP「Inner Reserch」で地元のプロダクションからデビューを果たします。

しかし同年、兼ねてから望んでいた留学を実現。

アメリカ・アトランタにある大学に入学し、マーケティング等を学びつつ音楽活動を続けることを決めます。

MEMO

留学先にアトランタを選んだのは、すでに完成された雰囲気のあるニューヨークやロサンゼルスより勢いがあったからなんだそう。

2007年にはAwichという名前の由来でもある「Asian Wish Child」をタイトルとするミニアルバムをリリース。

そして翌年2008年、なんと留学先で出会った14歳年上の男性と結婚し、女の子を出産します。

そのため一時学業は休止するものの、その後インディアナポリス大学で起業学とマーケティング学の学士号を取得し卒業。

しかし、ここでさらに大きな事件が起こります。

娘と2人で日本に戻り、家族3人で暮らすことを心待ちにしていたAwichでしたが、夫が銃撃され亡くなってしまうのです。

最愛の人の訃報を聞いた彼女は、アーティストとしての活動を中止。

悲しみに暮れるのでした。

MEMO

Awichの旦那さんの職業は「プッシャー」と呼ばれる麻薬密売人。
結婚するまで知らなかったそうですが、Awichが妊娠中に旦那さんが逮捕されるというトラブルもあったそうです。

再スタート〜現在

Awichが再スタートを切ったのは、2017年のこと。

ヒップホップクルー「YENTOWN(イエンタウン)」への所属を発表すると、配信限定シングル「Remenber(feat.YOUNG JUJU)」をリリースします。

翌2018年にはアルバム「8」EP「BEAT」「HEART」を立て続けをリリースし、2019年にはYouTube公式チャンネルを設立。

さらには同じ沖縄出身のラッパー「唾奇(つばき)」とのツアーを敢行するなど、認知度を沖縄から全国へと広めていきます。

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そして2020年、ユニバーサルミュージックよりメジャーデビューすると、人気は一気に加速。

続々と大型音楽イベントへの出演が決定、「GILA GILA(feat.JP THE WAVY & YZERR)」「口に出して」など様々なヒット曲を生み出すなど大活躍。

いつしか“ヒップホップの女王”と呼ばれるようになった彼女は、2022年に武道館でのワンマンライブも敢行。

シングル「どれにしようかな」アルバム「Queendom」を立て続けにリリースするなど、悲しみを乗り越え、現在は精力的に活動しています。

MEMO

アーティストとして活動する傍ら、マーケティング会社「CIPHER CITY(サイファーシティー)」を設立。
さらには映画「永遠の1分。」に出演を果たし、女優としても活躍しています。

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