HIPHOP界に現れた若きエリート集団「BAD HOP」の魅力、8人それぞれのプロフィール、人気おすすめ曲について解説していきます。8人が全員川崎出身である事でも有名です。
HIP HOP界に彗星の如く現れ、話題をかっさらっているBAD HOP。
最近では、海外大物プロデューサーらとの共作が注目を浴びている「BAD HOP」についてご紹介いたします。
目次
BAD HOP(バッドホップ)とは
神奈川県川崎市出身のメンバーで結成された8人のMCによるHIP HOPグループです。
高校生RAP選手権で優勝経験のある双子のT-PablowとYZERRを中心に、Tiji Jojo、Benjazzy、Yellow Pato、G-K.I.D、Vingo、Barkの8人で活動しています。
2014年3月、1stアルバム「BAD HOP ERA」をリリースして活動を開始。
ラップユニットSCARS(スカーズ)に影響を受け音楽活動を始めました。
「BAD HOP ERA」はT-Pablowが指揮を執り、完全自主制作でリリースされた1枚。
熱烈なファンから、今もなお高い支持を得ている同作は、現在廃版。
ネットオークションでは定価を大きく上回る額で取り引きされています。
2016年3月にリリースしたミックステープ「BAD HOP 1 DAY」でBAD HOPは一気に注目を浴びました。
同作に収録されている楽曲「Life Style」はYouTubeの再生回数が2,300万超えの大ヒットを記録。
BAD HOPを語るうえで欠かせない名曲です。
とくに中毒性のあるサビとラッパーとしての矜持を生き様を綴った歌詞は秀逸です。
2017年9月には初の全国流通アルバム「Mobb Life」をリリース。
他のアーティストとは一線を画す8人のラップスキルと世界基準のサウンドは当時話題となり、iTunes総合チャート1位を獲得しました。
コアなヒップホップファンだけでなく、ロックファンやポップスファンなどさまざまな音楽好きの耳を夢中にしました。
その後、アルバムのリリースツアー「Mobb Life Tour」を開催。
全国20箇所でファンを魅了しました。
そして2018年11月、武道館でのワンマンライブ「Breath of South」を成功させて、スターダムへとのし上がります。(HIPHOPジャンルのアーティストの武道館でのワンマンライブとしては最年少記録)
「Breath of South」は集客が難しいと言われている平日開催にも関わらず、約3時間でチケットが完売。業界内外で当時話題となりました。
2019年11月には、米・ロサンゼルスで全曲制作・録音された配信限定ミニアルバム「Lift Off」で、錚々たる大物プロデューサーらと共作したことで話題を呼びました。
Murda Beatz(マーダー・ビーツ)や、Wheezy(ウィージー)、Turbo(ターボ)、MetroBoomin(メトロ・ブーミン)などといった、HIP HOP界ではとても有名なヒットメイカーたちが参加した同アルバムは、Billboad JAPANアルバムチャートで堂々の3位に輝いています。
2020年8月に3枚目のフルアルバム「BAD HOP WORLD」をリリース。
次のヒップホップシーンを担う若手の教科書になるようなアルバムにすることに重点を置いて制作した同作は、これまでのアルバムとは少し毛色が異なりメロウな楽曲が多め。
BAD HOPの新たな一面が垣間見える作品です。
また、同作にはデラックス盤があります。
デラックス盤には人気ラッパーのLEX(レックス)やJP THE WAVY(ジェイピーザウェイビー)、ゆるふわギャングなどさまざまなラッパーが参加しています。
ヒップホップ好きは併せてチェックしてみてください。
デラックス盤のCDの一般販売は今現在行っておりません。
オフィシャルサイト「BAD HOP WORLD SHOP」でのみ販売中です。
BAD HOP・由来
「BAD HOP」は、野球用語で・バウンド(どこにボールが跳ねるかわからない)を意味することにインスピレーションを感じたことから名付けられました。
矢のような鋭いフレーズが、予期せぬところから絶え間なく飛んでくる彼らのラップにとてもぴったりです。
結成当時に開催されていたイベントの名前が「BAD HOP」で、そのイベントを主催していた人物がメンバーの兄貴的存在であったため、その名前を全国に持っていきたいという熱い思いも込められています。
「BAD HOP=悪いHIP HOP」と思われがちですが、それも想定内のネーミングなのです。