歌手・女優として大輪の花を咲かせた「井上苑子」 プロフィールや経歴、最新情報は…?

歌手・女優として大輪の花を咲かせた「井上苑子」 プロフィールや経歴、最新情報は…?

等身大の女性の気持ちに寄り添った歌詞で、若者を中心に人気を集めるシンガーソング・ライターの井上苑子さん

小学生時代に作詞・作曲の楽しさに目覚め、路上ライブやワンマンライブで制作した楽曲を披露してはその歌唱力の高さを見せつけてきました。

今回は、そんな井上苑子さんのプロフィールや経歴、魅力、オススメ楽曲5選をご紹介します。

井上苑子のプロフィール

  • 愛称:そんちゃん、sonko
  • 出身地:兵庫県神戸市
  • 生年月日:1997年12月11日
  • 星座:いて座
  • 血液型:A型
  • 身長:160cm

井上苑子 これまでの経歴

小学生時代に音楽活動に目覚める

トランペット経験者の医者の父親とボイストレーナーの母親の間に生まれ、音楽一家で育った井上苑子さん。
自身が音楽活動に関心を抱き始めたのは、小学5年生の時に出演した学芸会のミュージカルがきっかけでした。

小学6年生になると、自身で作詞・作曲を手掛けた楽曲を携えて大阪を中心に路上ライブを敢行します。
次第に注目を集めるようになり、小学校の卒業式当日に心斎橋のライブハウスで開催したワンマンライブのチケットは発売から3日で完売

同会場で100人以上ものファンを魅了し、関西の一部メディアでも取り上げられるほどの存在となりました。

心斎橋クラブクアトロで史上最年少ライブを開催

2011年3月、井上苑子さんはパルコが運営する心斎橋のライブハウス・クラブクアトロで史上最年少となる3回目のワンマンライブを開催します。

同会場が中学生のアマチュア・アーティストに出演許可を出すのは異例のことだったので、一部では伝説として記憶されているようです。

女優デビューと東京進出

中学2年生になった2011年10月には東京・新宿シアターモールで舞台『世界の終わりと始まりと』で主演を務め、歌手活動と並行して女優業を開始します。

翌年の8月、夏休み期間を利用してこれまでの活動範囲であった大阪を飛び出し、東京や神奈川で路上ライブを実施。
同月中に渋谷でワンマンライブを開催するほどの反響を呼び、関東圏でも知名度を高めていきました。

中学校を卒業した2013年には、東京に上京して芸能人を多く輩出することで有名な日出高校・芸能科に進学します。

MEMO

女優の小芝風花さん、飯豊まりえさん等が同級生に当たるそうです。

さらに、同年4月10日にはシングル「ソライロブルー」でインディーズデビュー。
新生活に不安を抱きつつも、幸先良く東京でのアーティスト生活をスタートしました。

ツイキャスを通して女子高生から注目される存在に

高校入学後、友人の間で流行っていた“ツイキャス”を「面白そうだったから」という理由で始めると視聴者から歌唱曲のリクエストが殺到。

初めは喋るだけの目的で使っていましたが、次第にリクエストに応えて歌唱もするようになります。

すると女子高生を中心に視聴者が急増。

MEMO

メジャーデビューを果たす頃には200万人を超えるようになったと明かしています。

ミニアルバム『#17』でメジャーデビュー

2015年7月1日、ミニアルバム『#17』で待望のメジャーデビューを果たした井上苑子さん。
同年9月には映画『私たちのハァハァ』で主演を務め、女優業も両立して活躍の場を広げていきます。

11月4日には、メジャーデビューシングル「だいすき。」をリリース。

翌年、大ヒットドラマ『すきな人がいること』のスピンオフドラマに出演すると、既存ファン以外からも注目を集め始めました。

井上苑子の魅力

同世代の共感を誘う歌詞

高校生時代にメジャーデビューした井上苑子さんが当時、女子高生たちから多くの支持を集めた理由の一つに“同世代の共感を誘う歌詞”が挙げられます。

井上さんが作詞・作曲を手掛ける楽曲は、聴き手への一方的なメッセージではなく自身の気持ちも重ねた歌詞が特徴。
それは今でも変わっておらず、若い女性たちの気持ちをダイレクトに描写した繊細な言葉が聴き手に寄り添っていると話題になっています。

MEMO

少女漫画を読む、定期的な友人とガールズトークをする等し、どこまでも共感性の強い歌詞を常に追い求めているそうです。

努力家

井上苑子さんは小学生時代から精力的に路上ライブを実施する等、メジャーデビューを果たした高校生時代まで毎日のように努力を重ねてきました。

幼少期に音楽に関心を抱き始めるアーティストは数多く存在しますが、井上さんのように小学6年生でワンマンライブを開催するような例は少ないです。

早い段階で将来を見据え、自分の夢に向かって進み続けてきた努力家の一面も彼女の大きな魅力と言えるでしょう、

真似したくなるファッションセンス

井上苑子さんはライブでの髪型、自身のInstagramにアップする私服姿も可愛いと評判です。
生まれ持った端正な顔立ちが相まって、どんなファッションも見事に着こなしています。

2016年にリリースしたシングル「ナツコイ」のMV中で披露した“お団子ヘア”を真似てライブに行く女性ファンも多いそうです。

関西弁の親しみやすいキャラクター

“関西のちっちゃいおばちゃん”を自称する井上苑子さん。

ツイキャスでも歌唱以外に変顔、モノマネ等のリクエストに応えてくれるような親しみやすい性格を見せ、ファンから絶賛されています。

ライブのMC中も面白い話で会場を盛り上げてくれるので、“彼女のライブは楽しい”と評判なんです。

MEMO

2017年12月13日にリリースされた楽曲「ラブレター。feat. 井上苑子」では、コラボレーション相手のハジ→の声質と相性の良い関西弁の歌声を披露していました。

井上苑子のオススメ楽曲5選

①だいすき。

2015年11月4日リリース。
井上苑子さんがメジャーデビューを飾った、記念すべき1stシングルです。

YouTubeの再生回数は、2250万回を超える大ヒットぶり。(2020年7月6日現在)
井上さんの共感性の強い作詞センスが発揮され、彼女の魅力を世間に広めた1曲と言えるでしょう。

歌詞中では、大好きな相手とのちょっとした出来事にドキドキする女子高生の初々しい恋愛模様が描かれています。
「ちゅっとしてよ」等、等身大の女の子の気持ちに寄り添った表現が聴き手の気分を盛り上げてくれる印象。

言葉の意味を上手く汲み取って表現しているMVと併せて聴くことで、本曲の魅力がさらに伝わると思います。

②大切な君へ

2015年7月1日にリリースされたミニアルバム『#17』の1曲目に収録されている楽曲です。

井上苑子さん曰く“自身にとって一番大切な友達への気持ち”を描いた楽曲だそうですが、恋愛ソングとしても受け取れるくらい相手のことを強く想う気持ちが詰まった歌詞が魅力的。

高めの歌声と爽やかなメロディーが相まって、夏らしさ満載の青春ソングに仕上がっています。

井上さん本人が出演したMVは、海をバッグに学生時代のひと夏の思い出を描いたストーリー仕立ての構成。
ラストで遠くに行ってしまう友達を見送るシーンでは、変わらぬ友情を表したかのような演出に思わず感動してしまいます。

③ナツコイ

2016年6月29日にリリースされた、メジャーデビュー後2枚目のシングル。
女子高生の片想いに焦点があてられた、爽やかな恋愛ソングです。

MEMO

女優・久保田紗友さんが出演するアキュビューRのCMソングに使用された際、CM内の歌唱シーンで井上苑子さん本人が登場することでも話題になりました。

MVでは、夏休み中に好きな人との恋が進展していくロマンチックなストーリーが描かれています。
好きな人と目が合うだけでドキドキしてしまうと些細な気持ちの動きを表した演出が、当時の女子高生だけでなく昔の自身の思い出を重ねる女性たちの共感を誘いました。

また、ノリの良い夏らしいリズム感、井上さんのはじけるような笑顔等のアクセント的要素に惹かれる聴き手も多かったそうです。

これから夏休みを迎える学生の方に是非、聴いてもらいたい1曲と言えるでしょう。

④ファンタジック

2018年11月7日にリリースされた、メジャーデビュー後7枚目のシングル。
片想いの気持ちを描いた切ない歌詞を爽やかな曲調に乗せるという、ギャップに惹かれる1曲です。

井上苑子さんの自然体を捉えたような映像にマッチした、テンポの良い曲調が魅力的。
ラストのサビ前に少しだけ入る無音の空白が、後に続くサビのメロディーをより引き立てている印象を受けます。

MEMO

若者を中心に支持を集める”ボカロP”として活躍中のn-buna(ナブナ)が、作詞・作曲を担当。


彼のキャッチ―な世界観と井上さんのポップで可愛らしいイメージが融合し、お互いにない部分を埋め合った“新境地”ともいうべき仕上がりです。
n-bunaとは?

    2012年からニコニコ動画にVOCALOIDを使用して制作した楽曲を投稿している男性クリエイターで、これまで
    “泣けるボカロ曲”を多数手掛けています。
    2017年、ボーカルのsuis(スイ)と共に結成したロックバンド・ヨルシカのコンポーザーを務めることでも有名です。

⑤せかいでいちばん

2017年11月1日にリリースされた、メジャーデビュー後6枚目のシングル。

恋する女性の真っ直ぐな恋心を歌った、冬にピッタリの甘く切ないラブソングです。
タイトル同様、ひらがなを多用した特徴的な歌詞が女性目線で歌った楽曲の優しいイメージを醸し出しています。

恋する気持ちをストレートに乗せたサビのメロディーを口ずさみながら、思わず心を揺さぶられて涙する女性ファンが続出しました。

MEMO

作詞・作曲を手掛けたのは、いきものがかりの水野良樹さん
Netflixで全世界に配信されている番組『あいのり Asian Journey』の主題歌用に書き下ろされました。

幼少期からいきものがかりの楽曲を聴いて育った井上苑子さんにとって、彼とのコラボレーションは夢のような出来事だったそうです。

ストーリー風に仕上がっているMVでは愛する男性にデートをすっぽかされた女性の気持ちが彼から一度離れ、また戻っていく様子が描かれています。

ラストで男性に対し、女性から逆プロポーズをするサプライズが一番の見どころ。
女性の満足気な可愛らしい表情、冬に真似したくなるような素敵なコーディネートが注目を集めています。

井上苑子 最新の活動情報

5周年記念ブックの発売

井上苑子さんのメジャーデビューから5年目を迎えた2020年7月1日。
記念すべき節目の年を祝って制作された、5周年記念ブック『青春日和』の事前予約が始まりました。

本誌は、撮り下ろし写真やロング・インタビュー、ライブヒストリー等が全152ページにわたって盛りだくさんに詰め込まれたファン必見の内容となっています。

MEMO

7月10日20時59分までに予約をすると特典の“オフショットプレミアムムービー”がもらえるそうなので、気になる方には早めの予約がオススメです。

いのうえ夏祭り2020の開催決定

毎年恒例の『いのうえ夏祭り』が、2020年も8月22日(土)に開催されることが決定しました。
昨今の新型コロナウイルスの影響で、今回はライブ配信の形で行われるそうです。

開催日程やチケット料金の詳細は、こちらのURLから確認出来ます。
http://www.inoue-sonoko.com/wp/archives/special/inouenatsumatsuri2020

最後に…

現在22歳という若さで、すでに10年以上本格的な音楽活動に携わっている井上苑子さん。

キャリアの長さだけでなく、生まれ持った作詞センスや歌唱力も数多く存在するシンガーソング・ライターの中で井上さんが若者から絶大な人気を獲得したきっかけといえます。

彼女が大人の女性として成長していく過程で、さらに幅広い世代の共感を誘う楽曲制作に目覚めていくのが非常に楽しみです。
1表現者として、女優業でさらなる活躍を見せてくれることにも期待していましょう!

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