GREEN DAY経歴や定番曲を大解説!

GREEN DAY経歴や定番曲を大解説!


今日はグラミー賞の複数回に及ぶ受賞、2015年にロックの殿堂入りするなど世界のパンクロック界はもちろん音楽業界を牽引している世界的モンスターパンクロックバンド「Green Day(グリーンデイ)」について今までの軌跡とメンバーのプロフィールをご紹介していきたいと思う。

はじめに

まずは簡単なGreen Day(グリーンデイ)のご紹介から。

2019年末までに5回のグラミー賞、ロックの殿堂入り、総売上6,500万枚以上のモンスターパンクロックバンドであり、

幾度も来日公演をおこなっているパンクロックファンは寝ても立ってもいられないくらいの大物アーティストなのである。

あまり音楽を聴いたことがない人でも、「Green Day」の名前はどこかで聞いたことがあるはず…。

名前は知らない人でも、「American Idiot」「Bascket Case」「Minority」などの有名曲のフレーズは聴いたことがあるはず…。

そしてGreen Dayでパンクロックを初めて知った人もなかにはいるはず…。

豆知識

【ロックと言ってもたくさん種類があるのだ】

今日では「ロック」は世界中を席捲する音楽のひとつである。
そんな「ロック」には奥深い歴史がある。そのなかでさまざまなジャンルのロックが誕生してきた。
簡単な分類はこんな感じ☟

フォークロック
民謡や民族音楽から派生したフォークソングとロックが融合したものであり、1960年代に誕生した。
代表的なアーティストには「ボブ・ディラン」らが挙げられる。

ハードロック
大音量のサウンドのロック形態を取り、歪んだ音のエレクトリック・ギターを強調したサウンドが特徴的なロック。
フォークロックと同年代に誕生し、代表的なアーティストに「QUEEN(クイーン)」らが挙げられる。

プレグレッシブロック
技術の進歩によってできた最新機器を活用し、古典音楽をベースに実験的サウンドが特徴的なロック。
1970年代に誕生したジャンルであり、代表的なアーティストは「ピンク・フロイド」が挙げられる。

パンクロック
前述のロックに対して『ロックは死んだ』と宣言をし、シンプルなロックへの回帰を目指したことが特徴のロック。
1970年代に誕生したジャンルであり、代表的なアーティストは本日ご紹介する「Green Day」が挙げられる。

Green Dayの誕生と軌跡

そもそもパンクロックってなんぞや??

世界的有名パンクロックバンド「Green Day」ではあるが


「ん…いくつかロックにもジャンルがあるのはわかったけど…」
「…正直パンクロックって言われてもわからない」

という方のために「パンク」というジャンルについてご紹介していこう。

「パンク」とは”不良”や”役立たず”という意味の言葉。

そんな不良の音楽であるパンクロックは、1970年代にニューヨークとロンドンでほぼ同時期に誕生する。

パンクロックは、元来反体制派の曲であり、

思想的には国家に頼らない無政府主義者(アナーキスト)、DIY精神(Do It Yourself)=自分でやる、

などがこれに当たるわけだが、

音楽性の特徴としてはこんな感じ☟

  • 誰でもすぐに覚えられるほどごく簡単な構成
  • 粗削りな爆音のサウンド
  • 挑発的で攻撃的な歌詞
  • “技術的なこと”<”自由に表現している”
  • シンプルにかっこいいか

この5つが大事だとされている。

しかし、このパンクが社会的なブームになってしまったことで、

反体制的な本来のパンクロックからかけ離れてしまったため、間もなくパンクロックは急速に下火になってしまう。

そんな時代に誕生したのが今日紹介する「Green Day」である。

「Green Day」の軌跡

[timeline]
[tl label=’Green Dayの結成’ title=’1980年代’]
’86
ビリー・ジョー・アームストロング(Vo./Gt.)マイク・ダーント(Ba.)の2人が「Green Day」の前身となる「Sweet Children」をアメリカのカリフォルニア州バークレーで結成する。

’89
「Green Day」に改名する。バンド名の由来は諸説あるが、バークレーで使われているスラングの「親元から離れ独り立ちする日」から付けられたとされている。
[/tl]
[tl label=’世界的パンクバンドへの成長’ title=’1990年代’]
’90
1stアルバム『1,039/スムーズド・アウト・スラッピー・アワーズ』でレコードデビューを果たす。

’91
トレ・クール(Dr.)がグループに加わる。

’94
3rdアルバム『Dookie』でメジャーデビューを果たす。『Dookie』からの1stシングル「Longview」や3rdシングル「Basket Case」などがモダン・ロックチャートで1位に輝く。

’95
グラミー賞で複数部門にノミネートされ、「最優秀オルタナティブ・グループ」を受賞する。
[/tl]
[tl label=’誰もが認める世界的バンドへ’ title=’2000年代’]
’01
ベストアルバム『International Superhits!』をリリースし、活動を一段落させる

’05
7thアルバム『American Idiot』でグラミー賞「最優秀ロック・アルバム賞」を受賞する。
[/tl]
[tl label=’ロックの殿堂入り’ title=’2010年代’]
’10
8thアルバム『21st Century Breakdown』で2度目のグラミー賞「最優秀ロック・アルバム賞」を受賞する。

’15
ロックの殿堂入りを果たす。

’19
8年ぶりとなる3度目の来日が決定する。
[/tl]

Green Day・メンバー紹介

ビリー・ジョー・アームストロング(Vo./Gt.)


1972年2月17日生まれ
米カリフォルニア州オークランド出身

男の子2人のお父さんでもある。

低く構えたギターを弾きながら、目を見開いて歌うボーカルスタイルは、とにかくかっこいい!

ロックバンドは佇まいがかっこ良くないといけないものだが、ビリーさんは完璧!

ライブ中に過激発言を度々したり、

ライブ終了間際に自分のギターをステージに叩きつけて壊すなど派手な演出も数知れず(笑)

しかしパフォーマンス中とは違って、普段は物静かでおとなしい性格なんだそう…

マイク・ダーント(Ba.)


1972年5月4日生まれ
米カリフォルニア州オークランド出身

小学校のときには、すでにビリーさんと友達であった。

くじ引きの結果、

前身バンドの「Sweet Children」でギターを担当し、その後ベースになったそう。

クールで無口な紳士という印象ですが、

ときどき意味不明なボケをかます一面もお持ちでもある。

メロディセンスが抜群で、歌心のあるベースを弾く、バンドに絶対に必要なベーシストとも称されている。

トレ・クール(Dr.)


1972年2月9日生まれ
ドイツ・フランクフルト出身

幼い頃に、カリフォルニア州メンドシーノ・マウンテンに移り住む。

近所にインディーレーベル「Lookout」の創始者ローレンス・リバモアが住んでいたこともあり、

12歳でドラマーデビューしている。もちろんドラムの腕は世界レベルである。

メンバーで最もお調子者で、ライブで情緒不安定な言動をする一方で、

メディアなどで政治的な発言をすることも。

今からでも間に合う!?これだけは知っておきたい神曲たち

バンドのご紹介はこのあたりにして、

来たる2020年3月の来日公演ためにも

ロック好きなら誰もが知っている2枚の有名アルバムに絞って、数曲ピックアップしながらご紹介していこうと思う。

3rdアルバム「Dookie」

1994年リリース。

全世界に再びパンクロックブームを巻き起こしたアルバムで、セールスは2,000万枚以上を記録。

全編を通して、とにかく明るくて軽いサウンドとボーカルで、底抜けにポップでキャッチーなパンクを展開。

パンクロックの「どこか怖くて暗いイメージ」を感じさせないひたすらに明るい斬新なパンクロックアルバムである。

神曲とも言われている、7曲目の「Basket Case」は、

どこかで一度は耳にしたことがあるはずと言えるほどの、1990年代を代表する大ヒット曲。

事実、モダンロックトラックスチャートで5週連続1位を記録するなど輝かしい記録を残している。

曲のタイトルは、アメリカのスラングで「何もできない人」「どうしようもない人」などの意味合いを持つ。

カラフルでポップな精神病院の中で演奏するMVは、YouTube再生回数が2億回を突破しているほどの人気。

ギター、ベース、ドラム、ボーカルのどれもが爽快感があって、スカッとできること間違いなしの一曲である。

Basket Case

10曲目の「When I Come Around」は、

速い曲が多いアルバムの中でも、かなりゆったりどっしりとしたリズムで、パンクというよりロックバンドのような楽曲。

この歌詞は、ツアーで各地を転々としていたビリーさんがなかなか会えない彼女に向けて書いたとも言われている。

こちらもモダンロックトラックスチャートで1位を獲得し、アメリカだけで60万枚以上のセールスを記録。

この曲で、グリーン・デイは速さと激しさでだけでなく、

しっかりと聴かせることもできることを証明したことも高く評価されている。

When I Come Around

7thアルバム「American Idiot」

2004年9月リリース。

メンバーも最高傑作と認める代表作。

セールスも「Dookie」に続く1,500万枚以上を記録。

このアルバムは、

“キャラクター達が自分の意思とは関係なく戦争に巻き込まれていく”

というコンセプトで作られていて、パンク・オペラとも言われている作品のひとつである。

名曲ぞろいのなかでも、特に4曲目の「Boulevard of Broken Dreams」は、

パンクバンドで史上初めてグラミー賞の最高賞「最優秀レコード賞」を獲得した名曲である。

演奏パフォーマンスや、過激なルックスと言動ではなく、純粋に楽曲の良さが評価されての受賞である。

それまで、「Green Day」をキワモノバンドとして見ていた批評家や業界の人達を、あっと言わせた名盤である。

2010年には、このアルバムを基にしたミュージカル作品が、

ブロードウェイのセント・ジェイムス劇場で公開され、音楽業界では大きな話題を呼んだ。

Boulevard of Broken Dreams

最新情報

新曲「Here Comes The Shock」リリース!

アメリカのホッケー・リーグ NHLの試合で初披露された新曲「Here Comes The Shock」がリリースされました。

さいごに

そんな世界で最も有名なパンクバンド「Green Day」は、

1996年の初来日以来、単独公演やSUMMER SONICのヘッドライナーなど数多くの日本公演をおこなっている。

ご紹介した名曲をはじめ一度聞けば口ずさめるほどキャッチーな

「Green Day」の名曲たちを、ぜひライブで体験しよう!

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