伝説のバンド、Oasis(オアシス)の経歴やプロフィール、代表曲とは…?

伝説のバンド、Oasis(オアシス)の経歴やプロフィール、代表曲とは…?

全世界でトータル7,000万以上のCD売上枚数を記録し、数々の名曲と伝説で知られるバンド・Oasis(オアシス)

結成から20年解散から10年以上が経った現在でも、彼らの人気は衰えることを知りません。

今回の記事では、そんな伝説のロックバンド、Oasisプロフィールや歴史、代表曲から最新情報まで紹介していきます。

 

Oasisのプロフィール

  • イギリス・マンチェスター発
  • 1991年結成、1994年デビュー
  • 中心メンバーは兄・ノエルと弟・リアムのギャラガー兄弟
  • 2009年に解散

イギリスでは国民的な人気を誇り、日本でも多くのファンを持つロックバンド、Oasis。

彼らの人気はキャッチーで壮大な音楽性だけではなく、メンバーの中心であったギャラガー兄弟のキャラクターも大きく影響しています。

破天荒な性格の2人は常に喧嘩が絶えず、結果的にはそれが解散の一因にもなってしまいましたが、名曲や数多くの逸話が今なお世界中のファンに愛されるバンドです。

Oasis メンバー構成

リアム・ギャラガー(Vo)

ギャラガー兄弟の弟で、Oasisのボーカル担当です。

破天荒な性格で度々過激な言動を起こすスキャンダラスな彼ですが、意外と子煩悩であるというギャップや、ひとたびステージに立つと一瞬で人々を釘付けにするパフォーマンスで、多くのファンに愛されていました。

特に彼の魅力は高い音域のハスキーな歌声。そして後ろで手を組んで歌い上げる独特のスタイルが特徴です。

リアムはそんな歌声とカリスマ性でファンを魅了し、Oasisの人気を牽引しました。

ノエル・ギャラガー(Gt/Vo)

Oasisのメインギター担当、かつ楽曲の作詞作曲を担当していました。

数々の記録的ヒットを生み出した作曲センスで、Oasis伝説の立役者とも言える存在です。彼がボーカルとして歌う楽曲も人気が高く、その歌声にも定評があります。

そしてリアム同様、数々のスキャンダルを巻き起こしていますが、音楽に対しては誰よりも高いプロ意識を持っています。兄弟喧嘩もリアムの意識の低さに対する怒りが原因ということもしばしばあったようです。

さらにユーモアに溢れる性格で、インタビューなどではファンが思わず笑ってしまう数々の名言を残しており、そうした面も人気の要因となっています。

その他のメンバー

ギャラガー兄弟以外のメンバーは交代を繰り返しており、結成から解散まで彼らと共に演奏を共にしたメンバーは存在していません

公式サイトで紹介されている歴代メンバーは以下の通りです。


Gt ポール・ボーンヘッド・アーサーズ(1991年〜1999年)
Ba ポール・ギグジー・マッギーガン(1991年〜1999年)
Dr トニー・マッキャロル(1991年〜1995年)
Dr アラン・ホワイト(1995年〜2004年)
Gt ゲム・アーチャー(1999年〜2009年)
Ba アンディ・ベル(1999年〜2009年)

Oasisの歴史

デビュー前

Oasisの前身バンド、ザ・レインが結成されたのは1991年。当初は弟・リアムがボーカルとしてバンドに所属し、兄・ノエルは参加していませんでした。

一方のノエルは職を転々としながら作曲活動を行っており、当時マンチェスターで有名だったバンドの関係者から太鼓判を押されるほどの実力をすでに持っていたのです。

そんな兄の才能を知ったリアムはノエルに声をかけ、ノエルが書いた曲を演奏することを条件に加入が決定。

バンド名もこのタイミングでOasisに改名され、彼らの伝説が始まったのでした。

デビュー後の爆発的ヒット

こうして1991年にバンドを結成1994年にはレコード会社と契約し、デビューを果たします。

MEMO

Oasisのデビュー当時はアメリカを中心としたグランジロックが人気で、イギリスのロックは停滞気味でした。しかしブラーの活躍やOasisのデビューにより、UKロックは再燃。ここから「ブリットポップ」とも呼ばれるイギリスのポピュラーミュージックブームが再度訪れることになったのです。

Oasisのデビューシングルは1994年4月に発売された「スーパーソニック」発売第1週目で86,000枚売り上げ、一気にイギリスの音楽シーンにその名を知らしめました。

さらに人気に火がつく大きなきっかけとなったのが1995年リリースの2ndアルバム「モーニング・グローリー」全世界2500万枚以上の売り上げ記録はOasis史上最高セールスとなっています。

こうした活躍により、Oasisはブリットポップの流れを牽引する存在として、世界的にも名を知られるバンドとなっていきました。

伝説のライブ

世界的に人気バンドとなったOasisは伝説と呼ばれるライブも数々実施しています。

MEMO

1996年4月 マンチェスターメイン・ロードでのライブで2日間で8万人動員
1996年8月 ネブワースでのライブで2日間で25万人動員。予約は約250万件殺到したと言われている

Oasisは日本でも大人気で、1998年2月には日本武道館で3日連続公演を果たして以降、度々来日しライブを行っていました。

突然の解散

こうしてスターの階段を駆け上がったOasisでしたが、メンバー間、そして何よりギャラガー兄弟の喧嘩は相変わらず絶えませんでした。

そして2009年8月。恐れていた事態は起こります。

兄弟最大の喧嘩をきっかけに、とあるフェスの出番直前、ノエルが出演しないことを表明

「いつもの兄弟喧嘩か」と誰しもが戻ってくると思っていたものの、公式ウェブサイトでノエルはOasis脱退を発表したのです。

その後ノエルは新たなバンド活動を始めることを表明したことから、Oasisは解散を余儀なくされ、ギャラガー兄弟は別々の道を歩むこととなってしまいました。

Oasisの逸話

数々のスキャンダルで世の中を騒がせてきたOasis。喧嘩や他のバンドとの確執など、語り尽くせぬ多くの逸話が存在しています。

ギャラガー兄弟最大の喧嘩

数々のギャラガー兄弟の喧嘩で最も有名なのが「最後の兄弟喧嘩」としてドキュメンタリーなどでも語られているエピソードで、ノエルの発言に苛立ったリアムが、ノエルの大事なギターを叩き割ってしまったというものです。

人からもらった大切なギターだったこともあり、仕返しにノエルもリアムのギターを叩き壊し、それ以来二人は口を聞いていないと言われています。

その他にも多くの喧嘩を繰り広げてきた二人ですが、この喧嘩が解散の最大の決め手となってしまいました。

人気バンド・ブラーとの確執

ギャラガー兄弟は他のバンドに対しても容赦なし。歯に衣着せぬ発言でインタビューなどを通じ、数々のバンドを酷評しています。

特に同時期に人気だったブラーに対しては、インタビューで批判するだけにとどまらず、ブラーのメンバーが行きつけの店に乗り込んで喧嘩をふっかけたこともあるそうです。

これは同時期にCDリリースを繰り返し、度々「売上対決」が勃発していたということも要因として挙げられますが、結果としてお互いを高め合う相乗効果となっていたのかもしれません。

ちなみにお互いにバンドの解散や活動休止を乗り越えた現在は和解を果たし、ノエルとブラーのデーモンがコラボを果たすまでにその関係が良好なものになっています。

Oasis解散後のギャラガー兄弟

Oasis解散後も、ギャラガー兄弟はそれぞれ音楽活動を続けています。

兄・ノエル

Oasis脱退後、ノエルはノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズというバンドを新たに結成しました。

この新バンドでも作曲センスを発揮し、これまでリリースされた3枚のアルバムは全て全英チャートで1位を記録2021年6月にはバンドの10周年を記念したベストアルバムが発売されました。

ハイ・フライング・バーズの初期の曲はもともとOasisのために書いたものだったそうですが、その後はそうした固定観念に捉われず、一人のアーティストとして新しい音楽を追求しているとインタビューで発言しています。

そうした発言の通り、新しい楽曲を発表するたびに、いい意味で徐々に「Oasisらしさ」を脱したノエルの幅広い才能と更なる進化を期待させてくれるのです。

弟・リアム

ノエルの脱退後、Oasisは残ったメンバーでビーディ・アイとバンド名を変えた上で活動を続けます。

このビーディ・アイとしては2枚のアルバムをリリースしましたが、活動は徐々に低迷し2014年に解散

一時は音楽活動を休止したリアムでしたが、2017年ファン待望のソロシンガーとしてのデビューを発表し、現在も活動を続けています。

ソロになってからは2枚のアルバムをリリースしており、Oasis時代からのハスキーボイスは健在ながら、ボーカリストとしての意識を高め丁寧に歌い上げたソロ楽曲は、彼の実力と魅力を再認識させてくれます。

MEMO

2020年にはリアムにフォーカスし、Oasis解散やその後のソロデビューまでの再起を描いたドキュメンタリー映画『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』が公開されました。

Oasisの代表曲3選

Oasisには数々の名曲がありますが、その中でも特に人気の高い楽曲を3曲紹介します。

Wonderwall

1995年リリースの2ndアルバム「モーニング・グローリー」に収録された1曲です。

YouTubeに公開されているMusicVideoの再生数は現在3.6億回再生、SpotifyでのOasisの人気楽曲ランキング1位となっています。

繊細なアコースティックギターの音色にリアムのハスキーな歌声が映える1曲で、アンニュイな雰囲気ながらも思わず口ずさみたくなるメロディとリズムが特徴的な人気曲です。

Don’t Look Back in Anger

こちらも2ndアルバム「モーニング・グローリー」に収録されており、ノエルがボーカルを担当した初めての楽曲でもあります。

「Don’t Look Back in Anger」「過ぎたことを怒らないで」という意味で、メッセージ性のある歌詞と、壮大なメロディが感動を生む1曲です。

彼らの出身国であるイギリスでも国民的な人気を誇る楽曲で、2017年にイギリスで多発したテロ事件の追悼式でも、この楽曲が合唱されたというエピソードもあります。

Champagne Supernova

1996年にシングル楽曲として発表された1曲です。

波の音から始まる穏やかな雰囲気から、徐々に壮大でロックな世界観へと広がっていくという感動的な楽曲で、ファンの間でも高い人気を誇っています。

楽曲は7分半という長さですが、それを全く感じさせないドラマチックな曲展開は、まさにOasisの魅力を最大限に表現していると言えるでしょう。

Oasis 最新情報

2021年9月、Oasisの伝説のライブと言われるネブワースでのライブをメインテーマにしたドキュメンタリー映画の公開が予定されています。

2021年はネブワースでのOasisのライブから25年目という節目の年であり、ファンには公開が待ちきれない映画となっているのです。

MEMO

2021年9月23日、全世界同時公開を予定。日本でも全国112館で上映を予定しています。

「Oasisを愛してやまない」「Oasisのことをもっと知りたい」という方はお見逃しなく!

Oasis まとめ

今回の記事では、伝説のUKバンド・Oasisについて紹介しました。

知れば知るほど好きになる魅力があるバンドですので、Oasisの魅力が少しでも伝わっていると幸いです。

再結成も含め、ギャラガー兄弟の今後の活躍と動向に期待が高まりますね!

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