2018年、ネット界隈で突如出現したシンガー・ソングライターUnknöwn Kun(アンノウンクン)は、全てが謎に包まれた存在です。
そんな彼が手掛ける楽曲には、なぜか自然と惹き込まれてしまう、不思議な魅力を感じさせます。
今回、謎のベールに包まれたUnknöwn Kunの魅力について触れながら、彼がこれまでに描いてきた軌跡をたどっていきます。
目次
Unknöwn Kunとは
Unknöwn Kun(アンノウンクン)とは、2018年にネットで突如現れたシンガー・ソングライターです。
現在に至るまでに数々のタイアップ曲などを手掛け、動画投稿サイトのYouTube(ユーチューブ)などでは高い再生数を誇り、一部から圧倒的支持を受けているアーティストの一人です。
実写やアニメーションなどを用いたミュージックビデオは観る人を魅了し、作品だけでなくその匿名性の高い活動がより注目を浴びており、今後の活躍が期待されています。
Unknöwn Kunのプロフィール
Unknöwn Kunはこの情報溢れるネット社会において、常に自身の情報を明かさないアーティストとしても有名です。公式サイトのプロフィール欄には、以下のような文面が記載されているだけで、この文面からわかるように、まさにUnknownな存在です。
2018年 インターネットから彗星のごとく現れたシンガーソングライター。
これは彼がUnknöwn(未知な、知られてない)からFamöus(有名)になる軌跡を辿るStöry(物語)。
そのためプロフィールというプロフィールが存在せず、インタビューやSNSを通じた発言から東京都出身の日本人男性ということだけです。
一部では誕生日が9月11日という明記もされているようですが、実際に発言したかの証言が見つからなかったため、真実かどうかは不明です。
ネットの検索では『Unknöwn Kun 誰』『Unknöwn Kun 素顔』『Unknöwn Kun 正体』と、その見えざる姿を確かめたいと思っている人も多くいます。
本人のInstagram(インスタグラム)では顔を隠した写真が投稿されています。しかし、その姿は音楽関係者以外は知らないとのこと。
ちなみに本人曰く「自分はイメージよりも体育会系に寄っている。事前打ち合わせなどで顔合わせはするんですが、よくイメージと違ったと言われます」とのことです。
Unknöwn Kunの由来
その秘匿された素顔やプロフィールも気になるところですが、Unknöwn Kunにはもう一つ気になることがあります。
それがUnknöwn Kunというアーティスト名です。
このアーティスト名に関しては本人が由来について語っています。
活動を始める際に作成したSNSのアカウント名が無記名だったために『unknown』と表示されていたため、unknownに『君』という敬称を付けて生まれたのがUnknöwn Kunだったそうです。
アーティスト名に敬称が含まれているため、呼ぶ際に『Unknöwn Kun君』とする必要はないとのこと。
また、アーティスト名に関して、読み方が『アンノーンクン』だったり、表記がウムラクト記号ではない『Unknown Kun』と、よく間違われるようです。
Unknöwn Kunのルーツ
これまでにUnknöwn Kunは、他アーティストへの楽曲の提供やアレンジ、タイアップ曲などを手掛け、徐々にその知名度を伸ばしつつあります。
優れたメロディと繊細さを感じさせる詩は、自然と耳を傾けてしまう楽曲となっています。
そんな話題沸騰中の彼が手掛けてきた音楽の数々は、どのようなルーツがあって今の形になったのでしょうか。
ここでは、Unknöwn Kunが音楽を始めた時期や、影響を受けたアーティストなどについてご紹介していきます。
友達欲しさに始めた音楽
Unknöwn Kunが音楽を本格的に始めたのは高校生の頃でした。
始めたきっかけは、クラスの男子が軽音楽部志望が多く、友達欲しさに自分も軽音楽部へ入学したそうです。
それからというもの、Unknöwn Kunは軽音楽部でギターを演奏し、その他にベース、キーボードと覚え、高2の頃には作曲を始めるまでになりました。
影響を受けたジャンルやアーティスト
本格的に音楽に時間を使うようになったのは高校生の頃だと説明しました。しかし、中学生の頃には様々なジャンルの曲に注目していたようで、当時はJ-HIP HOPやREGGAEにハマっていたようです。
斬新なリズムやオリジナリティに溢れる詩などは、現在の楽曲にも大きく反映されており、高校生の頃で組んだバンドではJ-ROCKも聴くようになり、音楽の幅が広がるきっかけにもなったと語っています。
また、同時にプロのアーティストにも目を向けるようになり、ELLEGARDENやGreen Dayなどのコピーも行っていたようです。
Unknöwn Kunの魅力と活躍
では、Unknöwn Kunには実際どのような魅力があるのでしょうか。
彼の魅力について、これまでの活躍の一部をまとめながら、紹介していきます。
作風様々な映像作品
素顔だけでなく経歴なども謎に包まれたUnknöwn Kun。
動画投稿サイトYouTubeに投稿されたミュージックビデオは、いずれも独創的な作風に仕上がっており、何か惹き込まれてしまう魅力を持っています。
時に実写での映像、時にアニメーションなどを駆使してと、作風は実に様々となっています。SEKAI NO OWARIの「スターゲイザー」のカバー動画など、多くの反響を呼んでいます。
また、高い再生回数を誇る「No.005」は、Unknöwn Kunがおすすめする楽曲の一つです。
この楽曲にはUnknöwn Kunがどのような方向性で音楽を続けるべきかを再認識した曲でもあり、彼はこれをフォークソングと語っています。
実際に聴いてみると、エレクトロな雰囲気になっています。しかし歌詞やメロディに注目してみると、これはフォークソングだと理解できるかもしれません。
昔ながらの音楽の表現方法と現代の流行とがうまく合致した作品となっているので、まだじっくりと聴いたことがない人は、ぜひ一度ご試聴してみてください。
CMやテレビ番組のタイアップ
これまでに数々のタイアップ曲を手掛け、ここ最近の活躍では、資生堂アネッサの2020年CMタイアップソングとしてオンエアされている「Stay Forever」が人気を博しています。
シンプルな楽曲ですが、逆に現在のディープな現代により溶け込む内容のものとなっており、その中で描かれる夏の青春は、夏への憧れに近い感情を呼び覚まします。
ちなみに本人はこの曲を寒い冬の時期に作ったそうなので、夏への憧れはとても強く描かれていると語っています。
Unknöwn Kunはこれからも見逃せない
以上、謎多きアーティストUnknöwn Kunの紹介でした。
今後の活動としては、変わらず楽曲を作り続け、日本の良さを生かした英語の楽曲を制作していきたいと語っています。また、和を意識したアニメーションも手掛けたいそうなので、どのようなテイストの楽曲になるのか、今から楽しみですね。
今後もUnknöwn Kunの活躍に注目です。
ここまでご覧いただきありがとうございます。