TOKOTOKO 「夜もすがら君想ふ」で人気拡大! ボカロPの経歴や魅力を徹底解説

TOKOTOKO 「夜もすがら君想ふ」で人気拡大! ボカロPの経歴や魅力を徹底解説

イントロからいきなりハートをわしづかみにされるような疾走感にあふれるギターサウンドで、2009年8月のデビュー以来、数多くの楽曲を世に送り出してきたボカロP・TOKOTOKO(西沢さんP)

バンドの経験を活かして、楽曲制作の際には自身でギターやベースを演奏することもあり、さらにはzawaso名義でシンガーソングライターとしても活躍するなど、まさしく音楽センスの塊のようなTOKOTOKOの魅力を解説していきます。

TOKOTOKOとは?

2009年よりボーカロイド楽曲の制作を始め、ボカロP以外にも音楽プロデューサー、作編曲家、トラックメイカーなど多彩な顔を持つクリエイター。初めてニコニコ動画に投稿した楽曲は「夜の周波数」ですが、現在は削除されているため、2010年に投稿された「迷子ライフ」がデビュー曲として表記されるケースもあります。

2014年に発表された代表曲「夜もすがら君想ふ」をはじめ、ニコニコ動画やYouTubeでヒットを飛ばした楽曲は数多く、アニメやゲームとのタイアップ実績も豊富です。歌詞に合わせて時にはハッピーに、時にはちょっぴりビターに表現の幅を広げる軽快なギターサウンドが好評を博し、性別を問わず幅広い世代に多くのファンがいます。

気になるTOKOTOKOの経歴は?

ニコニコ動画にて「夜の周波数」でデビュー!

TOKOTOKOがニコニコ動画の公式アカウントで初めて投稿した楽曲は、「夜の周波数」ですが、現在この楽曲は削除されています。また、この楽曲のほかにも「グッドバイバイ」「白昼、黒く透明」といった楽曲もファンの間では知られていますが、いずれも現在は、公式アカウントに動画が残っていません。

そのため、後に紹介する「泣き虫アンサンブル」が、TOKOTOKOのデビュー曲として紹介されるケースもあります。

「泣き虫アンサンブル」が自身初の殿堂入りを達成

クリエイター・TOKOTOKOの名前を世に広めるきっかけになった楽曲が、「泣き虫アンサンブル」でした。

この楽曲はTOKOTOKOにとって初となる殿堂入りを達成し、歌い手のみどりいぬとタッグを組んだ動画が、TOKOTOKOの公式YouTubeチャンネルで公開されたもの。

また、同曲はTOKOTOKOにとって初となるメジャーアルバム「ハンドメイドミライ」に収録されています。

「夜もすがら君想ふ」がニコニコ動画で自身初のミリオンを達成

「泣き虫アンサンブル」に次いでヒットを飛ばした楽曲が、現在でもTOKOTOKOにとって代表曲の1つとされる「夜もすがら君想ふ」でした。この楽曲は、ニコニコ動画の公式アカウントで自身初のミリオンを達成し、現在でも年齢や性別を問わず多くのファンに愛されています。

歌い手やVTuberにカバーされるケースも多く、2022年12月には「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」に実装されるなど、2014年の初公開から長い時間が経過した現在でも話題が尽きない楽曲です。

プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミクに「Booo!」が実装

すでに紹介した「夜もすがら君想ふ」に続いて、2023年3月には、パートナーに不満を抱える女性の心理をキュートに表現した「Booo!が実装されました。この楽曲は、作中に登場するアイドルユニットであるMORE MORE JUMP!によってカバーされています。

夜もすがら君想ふ (10th Anniv.) を公開!

2024年3月には、TOKOTOKOの代表曲として様々なプロジェクトでタイアップされている「夜もすがら君想ふ」が、初公開から10年の時を経てブラッシュアップされました。タイトルを「夜もすがら君想ふ (10th Anniv.) 」と改め、公式YouTubeチャンネルで公開されています。

音声合成ソフトの進化に伴い、10年前には考えられなかったようななめらかな発音を実現していることにも、ひたすら驚かされます

TOKOTOKOの魅力とは?

爽快感のあるギターサウンド

いわゆるロキノン系のロックを愛し、過去には、影響を受けたミュージシャンとしてUNISON SQUARE GARDENや藍坊主、Mr.Childrenなどの名前を挙げています。

TOKOTOKO自身もバンド活動を経験しているため、ギターとベースに堪能で、自身の楽曲制作においても自ら演奏するケースがあります。またギターについては、軽めの音やカッティングが好きだという発言もしており、TOKOTOKOが手掛けた楽曲にもこういった傾向が表われています。

共感しやすい歌詞にも注目

軽くなりすぎず、かといって重くもなりすぎない絶妙なバランスを保って言葉を選び、性別を問わず幅広い世代に愛される歌詞を紡いでいる印象を受けます。恋愛をはじめ様々な人生観を表現し、多くの人の悩みや不安に共感し、時には優しく背中を押すような歌詞も楽曲を構成する魅力の1つ。あまり難解な言葉を用いずに楽曲全体を構成し、共感しやすさを後押ししていることもポイントかもしれません。

少し意外なP名の由来

ボカロP・TOKOTOKOの表記は様々なメディアで、TOKOTOKO(西沢さんP)というふうに、括弧内の(西沢さんP)を含めて表記されるケースが多いです。これには理由があり、アーティスト名はTOKOTOKOですが、ボカロPとしての名義は西沢さんPであるということを表したもの。

西沢さんPという名称はもともと、本人が公式に名乗っていたものではありませんでしたが、畑健二郎の人気漫画「ハヤテのごとく!!」に登場するキャラクター、西沢歩に対する抑えきれない愛を叫んでいたところ、ファンに注目されて「西沢さんP」というP名が定着しました。

zawaso名義でシンガーソングライターとしても活躍

TOKOTOKO(西沢さんP)という名義でクリエイターとして活躍すると同時に、別名義のzawasoを用いてシンガーソングライターとしても活動しています。バンド活動の経験を活かして、自身の手掛けた楽曲をセルフカバーしています。


この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事