STEAKA(捨て垢) 謎に包まれた人気ボカロPを徹底解説

STEAKA(捨て垢) 謎に包まれた人気ボカロPを徹底解説

疾走感のあるリズムやエッジの効いたメロディー、言葉遊びを重視した歌詞にこだわり、中毒性の高いオリジナル曲を次々に投稿しているボカロP・STEAKA捨て垢)。

プロフィールがほぼ公開されていないため謎が謎を呼び、さらにその謎自体が不思議な魅力につながっている覆面クリエイターについて、これまでリリースされた楽曲を中心にじっくりと解説していきます。

STEAKAとは?

2021年9月、STEAKAの公式YouTubeチャンネルに「六角形のカフカ」を投稿し、ボカロPとしての活動をスタートさせてから、エッジの効いたオリジナル曲を精力的に発表しているということを除けば、STEAKAのプロフィールはほぼすべてが謎に包まれています

したがって、STEAKAの核心に迫りたければ投稿されているオリジナル曲を繰り返し聴くのが近道であるといえます。オリジナル曲のMVには共通して、黒い封筒にXマークを添えたロゴが用いられ、ファンの中にはこのマークを見ただけでテンションが上がるという人がいるかもしれません。

リズムやメロディーには疾走感があり、音の強弱や和音の構成などに印象に残りやすい工夫がされています。チル系の音楽のように疲れた心と体をリフレッシュさせるのとは少し異なり、やる気を高めたい時に聴きたいポップな旋律が中心で、中毒性の高さはまさに唯一無二です。

気になるSTEAKAの経歴は?

「六角形のカフカ」にてデビュー!

2021年9月、STEAKAの公式YouTubeチャンネルに「六角形のカフカ」を投稿し、ボカロPとしてデビューを飾ったSTEAKA。数学や物理学の分野で、非常に安定した多角形の構造体として知られる六角形をタイトルに用いながら、独特な浮遊感のあるスタイリッシュなメロディーに仕上げています。

ボーカル音源には可不を使用し、考察しがいのある難解な歌詞を歌わせたこともボカロファンの間で話題となりました。

「ツイッターランド(miku版)」で初の殿堂入り!

デビュー曲「六角形のカフカ」で多くのファンを獲得したSTEAKAですが、自身初の殿堂入りを達成したのは、2022年2月に投稿されたツイッターランド(miku版)」です。

この曲にはボーカル音源に初音ミクを使用したバージョンと可不を使用したバージョンがあり、殿堂入りを果たしたのは前者で、「ツイッターランド(miku版)」と表記するケースもあるようです。

曲の詳細は後ほど解説しますが、国内外に多数のユーザーがいるX(旧Twitter)をテーマとした非常にクセの強い作品になっています。

最新曲「SAN値直葬」をリリース!

2025年1月時点での最新曲は、2024年12月に投稿に投稿された「SAN値直葬」です。これは、「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」の運営が主催する「第3回超高難易度楽曲コンテストプロセカULTIMATE」に応募された楽曲でもあり、今後の結果発表が非常に待ち遠しいところ。

なにげなく見てしまったことがきっかけで正気を保てなくなる」といったニュアンスを持つネットスラングをタイトルに用いたこの曲は、良い意味でリスナーの正気を奪う魅力があり、投稿から約1ヶ月の間に25万回以上再生するなど注目を集めています。

STEAKAの魅力とは?

謎が多い覆面ボカロP

性別や年齢、さらにボカロPとしてデビューするまでの経緯など主なプロフィールはすべて非公開という形で活動しており、素性を隠すベールこそがSTEAKAにとって魅力の1つといえます。

過去にオリジナル曲のタイアップが行われた実績はありますが、インタビュー記事の掲載も含めてメディアに露出する機会がほとんどないため、今後ボカロPとしてのキャリアを着実に積み重ねていく中で、STEAKAが謎のベールを脱ぐ時がくるのか非常に気になるところです。

中毒性の高い唯一無二の作風

STEAKAの音楽性を表現するキーワードは、疾走感やハイテンション、中毒性の高さなど様々で、メロディー、リズム、歌詞のいずれにおいても既存の枠組みを少しはみ出した表現を得意としています

演奏時間の短いハイテンポな曲が多く、物語性よりもリズムや言葉遊びを重視した歌詞を、音声合成ソフトウェアだからこそスムーズに表現できる音域で歌い上げています。

音の強弱やテンポを巧みに調整して、聴覚以外の感性にも強制的に訴えかけるようなメロディーを生み出し、ファンの心をつかんで離しません。

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