望海風斗 プロフィールや経歴、宝塚時代から退団後の活動を徹底解説

望海風斗 プロフィールや経歴、宝塚時代から退団後の活動を徹底解説

望海風斗は、宝塚歌劇団雪組の元トップスターであり、現在はワタナベエンターテインメントに所属する女優として活躍しています。

男らしく華やかではっきりとした顔立ちと恵まれた体格、「宝塚随一の歌唱力」と謳われた素晴らしい歌声によって、レジェンド級の人気を博しました。

2021年の宝塚退団後は、主にミュージカル女優として、「ガイズ&ドールズ」等多くの有名作品に出演しています。

そんな望海風斗のプロフィールや魅力、宝塚時代から退団後の活動について、徹底解説していきます。

望海風斗のプロフィール

    愛称:だいもん、ふうと、のぞ、あやちゃん
    生年月日:1983年10月19日
    出身地:神奈川県横浜市
    身長:169cm
    代表作:「ファントム」「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」「ガイズ&ドールズ」「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」等

望海風斗の経歴は?

天海祐希に憧れた少女時代


小さい頃から、クラシックバレエやピアノを習っていた望海。

初観劇は10歳の時に、東京宝塚劇場で見た月組トップスター涼風真世の退団公演「グランドホテルで、「こんな世界があるなんて」と大きな衝撃を受けました。

更に彼女を宝塚に夢中にさせたのは、涼風の後に月組トップスターとなった天海祐希です。

「ガチのオタク」と言われるほど熱狂的なファンで、学生時代には、天海を友達に見立てて、「天海祐希に語る日記帳」をつけていたほど。

この「天海祐希のようになりたい」という情熱は実を結び、一度の受験で合格を果たしました。

「待っているだけではトップスターになれない」と決意した花組時代

2003年に89期生の次席という優秀な成績で入団した望海は、「宝塚の筆頭組」として知られる花組に配属されます。

「天海祐希のようなトップスターになる!」と意気込んでいた望海でしたが、実際に入団してみると、周囲は自分と同じくトップスターへの強い決意を抱いた団員ばかりで、初めてトップになることの難しさを実感します

また自身のスキル不足にも気付かされ、あらゆる優れた才能が集まった劇団の中で、「どうしたら選ばれるのかをものすごく考えるようになりました」と後に語っています。

やがて彼女の高い歌唱力が認められ、入団6年目の2009年に「太王四神記」新人公演の主演に抜擢。

2度の新人公演主演、2度のエトワール、バウホール公演主演と、トップスターへの階段を上り始めます。

大きな転機となったのは、当時の花組トップスター蘭寿とむの退団です。

ずっと手本にしてきた彼女の退団を前に、「いつまでも蘭寿さんの後ろで頑張るだけではダメだ。待っているだけではトップになれない。前に進まなくては」と覚悟を決めて挑戦することを決意します。

更に2013年には、同期の明日海りおが月組から花組に異動、2014年5月に花組トップスターに就任し、この彼女の存在が、望海には大きな動揺となっただろうことは想像に難くありません。

しかし、明日海の大劇場トップお披露目公演「エリザベート」で、望海が演じたトップスターへの試金石・ルキーニ役は大好評となり、これが次なるステップへと繋がりました。

「宝塚随一の歌唱力」と絶賛されるトップ・オブ・トップへ

2014年11月、望海は雪組の男役2番手として異動となります。

当時の雪組は、トップスター早霧せいなの徹底した役作りと卓越したダンススキルによって全盛期を迎えており、この超演技派のトップの下で、望海は更にスキルを磨いていきます。

特に2度目の東上公演主演となった2016年の「ドン・ジュアン」では、稀代の色男の破滅的な生き様を演じ、その存在を強烈にアピールしました。

(動画は、大劇場トップコンビお披露目「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」)

そして、2017年7月24日付けで、相手役にトップ娘役の真彩希帆を迎え、雪組トップスターに就任。

望海と真彩は、共にダンス・演技力と高い実力を備えた上、その歌唱力と声質の相性が抜群で、超実力派の歌うまコンビとして、「ファントム」をはじめ多くの傑作舞台を生み出して、毎回チケットがほぼ完売するほどの人気を誇りました。

多くの大作ミュージカルの主演を務める人気女優に


2021年4月11日の「fff/シルクロード」東京公演千秋楽をもって、真彩と共に宝塚を退団した望海は、ミュージカル女優として芸能活動を再開します。

退団当初、男役が好きで宝塚に入った彼女は、アイデンティティを見失って喪失感に襲われるのではないかと不安だったそうです。

しかし、女優として挑戦していく中で、やはり自分は舞台が好きなこと、変わらず応援してくれるファンがいることで、自分も変わらずに進んでいっていいと気付いたことで自信を取り戻し、「ガイズ&ドールズ」等多くの大作舞台に出演。

読売演劇大賞の優秀女優賞、菊田一夫演劇賞を受賞した他、自身がパーソナリティを務めるNHK FMのラジオ「望海風斗のサウンドイマジン」では音楽についてトークを繰り広げる等、幅広い分野で活躍するミュージカル女優として人気を集めています。

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