「劇団四季 バック・トゥ・ザ・フューチャー」ストーリーやキャスト、見どころや楽曲を徹底解説

「劇団四季バック・トゥ・ザ・フューチャー」見どころ

タイムスリップする自動車「デロリアン」


物語を代表するタイムマシン「デロリアン」と、その世界観を再現するため、舞台装置やプロジェクションマッピングを駆使した演出が施されています。

壮大なトラベルタイムシーンを演出する、舞台を囲む回転基盤をイメージしたLEDボード、別名「サーキット・ボード」と呼ばれる「プロセニアム・アーチ」がせり出した客席は圧巻。

近未来感と迫力を与え、まるで自分自身がデロリアンに乗っているような気分にさせられます。

特にラストのデロリアンの演出は圧巻です。

随所に仕込まれた映画へのリスペクト

舞台装置だけでなく、原作映画の名場面やセリフにも映画へのリスペクトを巧みに取り入れつつ、舞台ならではのアレンジが施されています。

舞台化では、映画のテーマ曲「Back To The Future」をはじめ、「The Power of Love」「Jonny B. Goode」など、映画で使用された楽曲も使用され、登場人物たちの心情を歌う新たなナンバーも多数追加。

他の劇団四季作品への言及や、1950年代の音楽を取り入れるなど、ファンには嬉しい演出が満載です。


また、時代感を出すために登場人物たちの服装にも工夫がなされ、例えば主人公でロックスターに憧れるマーティは、1985年にはジャケットの襟を立てて、クールな印象を与えていますが、一方で過去の1955年では周囲の人たちと雰囲気を合わせるために、ズボンの裾をロールアップするといった、当時のトレンドを取り入れた工夫を施しています。

マーティの着るデニムジャケットには、原作映画と同じピンバッジが付いていたりと、ファンにはうれしい細かいこだわりも随所に埋め込まれ、見れば見るほど映画のそのものの世界に没入できることでしょう。

ジョージの成長/マーティとドクの友情

マーティの未来の父であり気弱な高校生ジョージの成長や、年齢差を越えたマーティとドクの友情は、映画版で物語のキーとなる感動するシーンです。

本作では、演出や歌により心情描写も丁寧に描かれているので、これらもまさに見どころの1つです。

気弱なジョージ・マクフライの成長

ジョージは当初、臆病で後ろ向きな性格のため、常にビフにいじめられてばかり。

観客のこちらもイライラしてくるくらいの弱虫です。

しかし、未来の息子であるマーティのジョージを信じる気持ちと励ましで、見事素晴らしい未来を掴むことに成功します。

「勇気を出すことの素晴らしさ」を体現した魅力的なキャラクターで、特に物語の後半、ジョージとロレインがキスしないと、マーティが消滅してしまうエンチャントメント・アンダー・ザ・シー・パーティーでのアクションや、それに続くロマンチックなダンスシーンは非常に素晴らしい見どころとなっており、観終わった後には大好きなキャラクターの1人になっている人も多いことでしょう。

マーティとドクの年齢を超えた友情

高校生のマーティと白髪の老人のドクは、親子ほど年が離れていますが、強い友情で結ばれています。

我の強い2人の息の合った軽い言葉の掛け合いからは、互いを信じあっていることが強く伝わってきます。

何度も繰り返される「為せば成る」という言葉は、物語全体を通じた大きなテーマ。

誰もが変人と軽蔑するドクを心から信頼するマーティの姿、マーティを未来に帰すため、苦手な高所で危険を承知で挑戦するドクの勇気には、強く心を打たれるでしょう。

そしてドクの科学への情熱、マーティの行動力と機転。

舞台版では、2人の掛け合いのテンポの良さと、互いが最高のタッグであるシーンがしっかり描かれています。

最後に

このミュージカルは、映画のファンはもちろん、初めて物語やミュージカルに触れる方も楽しめる「超体験型」作品となっています。

誰もが夢見るタイムマシーンの魅力、ドキドキするような恋や冒険、全てを解決して本当に未来に戻れるのかというハラハラする緊張感。

世界中で愛される本作を、日本でも楽しめるこの機会にぜひ堪能してください。

 

 

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