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結成38年目の奇跡
2022年1月3日、ニューロティカは結成38年目にして初めて日本武道館のステージに立ちました。デビューから数年で武道館のステージを踏んでいるアーティストも多い中、ニューロティカは38年という月日を経てやっと辿り着いた場所。
アツシは「ニューロティカが武道館なんてあり得ない」と思っていたそうですが、周囲の勢いに押され借金覚悟で公演に臨んだそうです。
武道館公演を控えたニューロティカは、自虐のために「史上最遅」というワードを使ったり、チケットの販売状況をあえて口にして笑いに変えようという雰囲気が垣間見えたりもしましたが、いざ幕が上がってみると会場にはたくさんのファンが駆けつけ、武道館公演は大成功をおさめました。
武道館のステージには新宿ロフトと同じ市松模様の床が設置され、新宿ロフトから持ち出してきた時計や看板も準備。日本武道館でありながら、ニューロティカのホームになっている新宿ロフトを彷彿とさせるステージで、彼らは堂々としたパフォーマンスを披露しました。
また、ライブの前後にはニューロティカと苦楽を共にしてきたアーティストたちの楽曲がBGMとして採用されたり、東京ダイナマイトによる前説が行われたりと、様々な人たちが公演を支えます。
特に氣志團に関しては、メンバーと一緒にニューロティカのライブを観覧できるシート「ア・イ・セ・キ」を127席限定で販売。ボーカルの綾小路翔が会場を盛り上げる場面も見られました。
心に響いたアツシの言葉
日本武道館のステージで、アツシは「やりたいことをやっていたら武道館のステージに立っていた」と叫びました。ニューロティカは結成後、何度かメンバーの入れ替えがあり、オリジナルメンバーはボーカルのアツシのみとなっています。
しかし、メンバーが去っていってもバンドブームが終わっても、アツシは時代や他人のせいにせず、ニューロティカの歩みを止めませんでした。また、途中のMCでは「生きてて良かった」「僕が武道館に立てたのも、バックで演奏してくれていた12人のメンバーがいたからだ」と、現メンバーだけではなくニューロティカとして共に音楽を奏でてきた昔のメンバーにも感謝の言葉を伝えています。
38年間、パンクロックを追い求めて突き進んできたアツシが発した言葉は、会場に集まった全ての人の心に届いたでしょう。それだけではなく、夢半ばで去っていった仲間や、天国で見守っている旧友の思いも背負って、アツシは日本武道館のステージに立っていたのではないでしょうか。
武道館公演の最後にはエンドロールが流れ、このライブに関わった人たちの名前が紹介されました。こうした細やかな心遣いができるのも、ニューロティカが愛されている理由の1つかもしれません。
結成40周年を迎えて
2024年はニューロティカ結成40周年と、アツシの還暦祝いを兼ねたイベントが目白押し!6月からはワンマンツアー「ニューロティカ 40th ワンマンTOUR 〜アツシ カ・ン・レ・キ〜」の開催が決定し、演奏する楽曲はアツシの推し曲60曲の中からのみ演奏予定とのこと。現時点で発表されているツアー詳細をまとめました!
ニューロティカ 40th ワンマンTOUR 〜アツシ カ・ン・レ・キ〜
2024年6月 8日(土) 福岡 graf
2024年6月15日(土) 高知 ri:ver
2024年6月16日(日) 徳島 CROWBAR
2024年6月22日(土) 神戸 太陽と虎
2024年6月23日(日) 京都 MOJO
2024年7月14日(日) 梅田 CLUB QUATTRO
2024年7月15日(月祝) 名古屋 CLUB QUATTRO
2024年7月28日(日) 渋谷 CLUB QUATTRO
ニューロティカ 40th 〜1987年8月25日 LOFT初ワンマン記念〜
2024年8月25日(日) 新宿LOFT
ニューロティカ 40th 〜あっちゃん還暦祝賀大祭 俺達いつでもロックバカスペシャル〜
2024年9月7日(土) 大阪GORILLA HALL OSAKA
2024年9月8日(日) 名古屋Bottom Line
ニューロティカ 40th 〜あっちゃん還暦祝賀超大祭〜
2024年10月5日(土) J:COMホール 八王子
ニューロティカ 40th 〜あっちゃん還暦披露宴パーティー〜
2024年10月20日(日) 浅草花劇場