Crystal Lake 世界基準のメタルコアバンドの魅力とは?経歴やおすすめ曲を紹介

現在、日本のラウドロック界を盛り上げているバンドにはCrossfaithColdrainなどがいます。

その中でも、Crystal Lake(クリスタル・レイク)はここ5~6年で急激にスターダムにのし上がり、海外でもビッグネームとなったメタルコアバンドです。

今回は、Crystal Lakeが今まで歩んできた道のりや彼らの魅力、おすすめ曲を紹介していきます。

Crystal Lakeとは?

Crystal Lakeは2002年に結成したメタルコアバンドです。

結成からメンバーチェンジを繰り返しており、現在のボーカル・Ryoが加入したのは2012年のことでした。

海外のバンドとも何度も共演し、結成15周年を迎える2017年に「True North Festival」を主催するなど、現在では国内ラウドロック・メタルシーンをけん引する存在となりました。

Crystal Lake・メンバー

Crystal Lakeは結成してから何度もメンバーチェンジをしながら活動を続けています。

現在の正規メンバーは以下の3名。

  • Ryo(ボーカル)
  • YD(ギター&シンセ)
  • Shinya(ギター)

そのほかにも、ドラムの田浦楽(元NOCTURNAL BLOODLUST)やベースのミツル(元キバオブアキバ)をサポートメンバーに迎え、活動しています。

また、オリジナルメンバーとして結成当初から活動してきたShinyaが2020年7月で活動を休止しました。

過去には、現Sailing Before The Windのリーダー・bitokuがサポートベースを務めていたこともあります。

Crystal Lake・歴史(経歴)

結成~初期

バンドが結成したのは2002年。Shinyaが大学の軽音サークルに所属していたころ、サークルだけでなくライブハウスでもライブがしたいと考え、バンドメンバーを募集しました。

パンクバンドの雑誌の中に一つだけメタルバンドの募集があることに興味を持ったYudai(YD)が、Shinyaに電話してきたことがきっかけでした。

なんとかメンバーが揃い、バンドは本格的に活動を開始。当時のボーカル・Kentaroが韓国のレーベルにコネがあったことから、バンド結成間もない2003年、早くも韓国でライブをすることに。

その年にデモ音源を作成し、海外バンドとの共演も増えました。

スプリットアルバムなど複数の音源をリリースし、2006年にはアルバム「Dimension」をImperial Recordsからリリース。全国ツアーも行いましたが、まだ全国的な知名度もなく、彼らにとっては厳しい結果となりました。

ボーカル・Ryoの加入

Dimensionのリリースから4年ぶりにアルバムをリリースするも、翌2011年にボーカルのKentaroが脱退してしまいます。

そしてCrystal Lakeのボーカルとして新加入したのが、当時INFECTIONというバンドでボーカルを務めていたRyoでした。

MEMO
INFECTIONが出演したライブの打ち上げにたまたまShinyaが訪れ、Ryoが近々バンドをやめることを打ち明けた。ちょうどボーカルを探していたShinyaが、ノリで「じゃあ今度スタジオ入ろうよ」と誘ったのが加入のきっかけだった。

Ryoの加入はCrystal Lakeにとって転機となり、ほぼ同時にドラムのサポートには田浦楽が参加。新曲のレコーディングも開始しました。

2012年9月には、シングル「The Fire Inside / Overcome」をセルフリリース。

2013年にはAs Blood Runs BlackConfessionといった海外バンドのサポートアクトや、coldrain、Crossfaith、Her Name In Blood、SiM、TOTALFATなど国内のラウドロックバンドのリリースツアーも経験しました。

2014年にCrossfaithが主催した「ACROSS THE FUTERE 2014」ではCrossfaithWe Came As RomansWhile She Sleepsら有名バンドと共に全国6箇所を回りました。

このツアーに帯同したことで、Crystal Lakeの知名度はさらに高まります。

True North Festival開催

その後も日本国内外で精力的にライブをこなし、結成15周年となる2017年に「True North Festival」を主催。

彼らがかつて共にツアーをしたバンドや、オーディション企画「Road to True North」を勝ち取った若手バンドらとともにライブを大成功させます。

バンドは本格的に成功しましたが、2018年のアルバム「HELIX」は今までで最もへヴィで極悪なリード曲「Aeon」を引っ提げてリリースし、誰にも媚びない姿勢を見せました。

アルバムリリース後のワールドツアーも大成功に終わり、現在では国内外のメタルコアシーンの第一線を走るモンスターバンドとなりました。

Crystal Lakeの魅力

Ryoのタフ&メロディックなスクリーム

Crystal Lakeの魅力といえば、なんといってもボーカル・Ryoのスクリームでしょう。

彼のスクリームは基本的に野太くタフな声質で、激しく重たいバンドサウンドでも埋もれません。

聴く人の血を熱くたぎらせる、男臭いスクリーム。こんなボーカルは国内はおろか海外にもなかなかいません。

「ウッ!」という野獣のような声や「ゾンバ!ゾンバ!」といった何語かわからないフレーズも耳に残ります。

他にも、壮大な曲では音程感を増したメロディックなスクリームをしたり、ラップ調でまくしたてるようなスクリームなども自在に操ります。

サウンドの引き出しが多い

Crystal Lakeのサウンドの根幹にあるのは正統派なメタルコアやハードコアですが、他にもさまざまなジャンルから影響を受けていると考えられます。

例えばボーカルのRyoはラップコアのようなアプローチのスクリームを多用しますし、ギターは「叙情系」と呼ばれるジャンルでみられるエモーショナルなクリーンサウンドが印象的です。

また、そのフレーズの一つひとつがどこかのバンドの焼き増しでなく、オリジナリティあふれるものばかりなのも彼らの魅力です。

日本のメタルコアシーンの未来を見据えている

今や国内外から多くのファンを集めるモンスターバンドとなったCrystal Lakeですが、その地位にあぐらをかかず、精力的にライブを行っています。

主催する「True North Festival」では、一般応募でライブの出演枠を争うオーディション「Road to True North」を企画するなど、若手やまだ知名度のないバンドにもチャンスを与えています。

彼らは音楽だけでなく、音楽に対する姿勢や人柄も評価されているのです。

Crystal Lakeのおすすめアルバムは?

THE SIGN

2015年10月にリリースしたアルバムです。

さまざまなジャンルやスタイルを織り交ぜながら骨太のメタルコアサウンドを鳴らす、Crystal Lakeらしさの詰まった一枚。

ボーカル・Ryoのスクリームは激しさを増していますが、曲調はメロディック寄りです。スクリームにクリーンボーカルを重ねていることも多いため、初めての人でも聴きやすいのではないでしょうか。

「Handes」「Body Movin’」にはラップパートもあり、ラップコアやNu-Metalからの影響を色濃く受けていることがわかります。

HER NAME IN BLOODのikepyや元FACTのhiroを迎えるなど、フィーチャリングも豪華です。

おすすめは2曲目の「Prometheus」。疾走感の強い2ビートと、エモーショナルなギターがたまりません。サビのシンガロングパートは、思わず拳を掲げて一緒に叫びたくなってしまいますね。

1分30秒あたりから、おどろおどろしいグロウルに続くやや無機質なブラストビートが、サビのメロディックさと良いコントラストになっています。

HELIX

2018年にリリースした「HELIX」もおすすめ。

「THE SIGN」とそれに続く「True North」ではクリーントーンのギターやシンガロングを増やし、へヴィなサウンドとのコントラストを見せたCrystal Lake。

バンドの人気も上昇し、いよいよ商業的にも成功しようとしていたこのタイミングでリリースしたこのアルバムは、過去で最もエクストリームなアルバムでした。

リード曲の「Aeon」は特にへヴィで、ブラックメタルのような冷たいブラストビートがあったと思えば激しいビートダウンパートもあります。

シネマティックなシンセサウンドや世紀末を思わせる歌詞など、SFの世界観を大いに取り入れた実験的な曲でもありますね。

原始人たちが”儀式”を行っているイメージで作ったという「Hail To Fire」

前述した「ゾンバ!ゾンバ!」「ゲバンバンバゲバンバンバオー!」という掛け声が強烈なインパクトを残します。

後半ではガッツリと重たいビートダウンパートがあり、Crystal Lake節が炸裂しているのも良いですね。

最後に

今や日本のみならず、海外でも圧倒的な存在感を誇るCrystal Lake。

曲はもちろん、若手にチャンスを与えてメタルコアシーン全体の向上に努める姿勢は見事というほかありません。

2020年7月にShinyaが活動休止して正規メンバーが2人となったCrystal Lakeですが、これからも日本メタルコアのトップとして、頼もしい背中を見せてくれると信じています。

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