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挫・人間の経歴
2008年にバンドを結成し閃光ライオットへ
挫・人間は2008年に、中学時代からの音楽仲間である下川リヲ、吉田拓磨、ゴッド・カルマ・真・大稲荷の3名を中心に熊本県で結成されました。
当時高校1年生だった彼らは「全人類への復讐」を掲げながら独自路線を突き進み、なんと結成翌年の2009年に若手バンドの登竜門「閃光ライオット」の九州地区代表として決勝大会へ進出。そこでキャンペーンガールの夏未エレナが選出する、夏未エレナ賞を受賞し、早くも注目を浴び始めます。
そして、下川らが高校を卒業する2010年に上京。このタイミングで新メンバーのアベマコトが加入し、挫・人間は次のステージへと旅立っていくのでした。
ドラマ主題歌を担当するなど大きくステップアップ
活動拠点を東京に移した挫・人間は、2013年に初の全国流通盤フルアルバム『苺苺苺苺苺』をリリース。
その翌年には、彼らが楽曲提供及び出演で関わった映画『おばけ』が、MOOSIC LAB 2014にてミュージシャン賞を獲得することに。さらにその翌年には、NHK Eテレのドラマ『念力家族』の主題歌を担当するなど、順風満帆とも言える活躍を見せていきます。
この後も、彼らはセクシー女優をメインボーカルに迎えた配信限定シングルのリリースや、アイドルユニットへの楽曲提供など独特な活動を展開。これにより、挫・人間は誰にも真似できない、唯一無二のポジションを確立していったのです。
しかしその一方で、バンド内ではメンバーの入れ替わりが複数回発生していました。2014年にはオリジナルメンバーが下川のみとなり、その後も数々のメンバーが加入・脱退していくことになります。
メンバーの入れ替わりを経て2人体制に移行
2020年10月にベースとして10年間活動していたアベマコトが脱退し、それと入れ替わるようにマジル声児とスローセックス石島が加入。しかし、翌年には早くも石島が脱退し、さらにその翌年の2022年7月には、ギターとして9年間バンドを支えてきた夏目創太まで脱退してしまいます。
これにより、挫・人間は下川リヲとマジル声児の2人体制へ移行することに。彼らは2人組になってからも精力的に活動を継続していき、2023年には配信限定シングルを3曲リリース。さらに、2024年3月には新体制初のアルバム『銀河絶叫』を発売しました。
挫・人間の勢いはとどまることを知らず、衰えるどころかそのスピードは年々加速しています。彼らの新章はまだまだ始まったばかり。これからの進化と活躍に要注目です!
挫・人間のおすすめ楽曲3選
俺だけがZU・BU・NU・RE……
2024年2月に配信限定シングルとしてリリースされた『俺だけがZU・BU・NU・RE……』。
こちらはX JAPANの『紅』をオマージュした「ZU・BU・NU・REだー!」という絶叫で始まる、インパクト抜群の楽曲です。曲中では90年代のヴィジュアル系バンドを彷彿とさせるキャッチーなロックが展開しており、何度も聞き返したくなる中毒性にあふれています。
挫・人間の新しい一面が垣間見える、おすすめのナンバーです。
セルアウト禅問答
2015年に発売された2ndアルバム『テレポート・ミュージック』に収録されている『セルアウト禅問答』。
ダンサブルでポップなサビが印象的ですが、曲中にはラップやハードロックを感じさせる要素もあり、独特な世界観を構築しています。
また「弱い者たちが夕暮れ更に弱い者叩いている」という、THE BLUE HEARTSの『TRAIN-TRAIN』を彷彿とさせる歌詞が盛り込まれるなど、遊び心に満ちたナンバーです。彼らの魅力を知る入門曲として最適なので、気になる方は是非とも聞いてみてください。
一生のお願い
2020年に発売された5thアルバム『ブラクラ』に収録されている『一生のお願い』。
こちらは人気バラエティ番組『ゴッドタン』のEDテーマにも使用されていた、近年の挫・人間を代表する曲のひとつです。
「一生のお願い いつまでも離れないでそばにいて」というストレートな歌詞を、ポップなメロディーで届けてくれる、飾りっ気のないまっすぐな恋の歌。挫・人間流のラブソングとなっており、彼らのピュアな一面を味わうことができます。
最後に
バラエティ豊かな楽曲を生み出し、唯一無二のポジションを確立している挫・人間。
やりたいことをやり抜く精神で、彼らは今後もチャレンジングな曲を次々に生み出してくれるはず。進化をやめないその活動ぶりから、目を離さないようにしましょう!