韓国ドラマ『ヒーローではないけれど』キャストやあらすじを徹底解説

韓国ドラマ『ヒーローではないけれど』キャストやあらすじを徹底解説

兵役除隊後の復帰作となったチャン・ギヨンと、映画『サニー 永遠の仲間たち』などで知られるチョン・ウヒのW主演の韓国ドラマ『ヒーローではないけれど』

今回は、Netflixの「グローバルTOP10(非英語圏)TV部門」の3位まで上昇した2024年のヒット作のひとつであり、『2024 アジアコンテンツアワード&グローバルOTTアワード』では脚本家賞受賞を果たした、『ヒーローではないけれど』のキャストやあらすじを徹底解説します。

韓国ドラマ『ヒーローではないけれど』とは?

ドラマ概要

韓国で2024年5月4日に放送がスタートし、6月9日に最終回を迎えた、JTBCの土日ドラマ『ヒーローではないけれど』

“現代病”にかかり能力を失った超能力家族と、運命のように絡むひとりの女性とのストーリーが、愉快な笑いと温かい感動を届けるユニークな世界観のファンタジーロマンスドラマです。

『SKYキャッスル ~上流階級の妻たち〜』を通じて独創的な演出を見せたチョ・ヒョンタク監督がメガホンをとり、『内省的なボス』『恋愛じゃなくて結婚』などで、繊細な筆力を証明したチュ・ファミが脚本を執筆

そして、『浪漫ドクター キム・サブ』などを通じて、大衆からの絶対的な信頼を獲得してきたカン・ウンギョン脚本家がクリエーターとして参加し、ドラマの完成度を高めました。

韓国での放送開始と同じく2024年5月4日より独占配信が始まったNetflixでは、「グローバルTOP10(非英語圏)TV部門」の3位まで上昇するなど、2024年にヒットした韓国ドラマのひとつです。

あらすじ

うつ病、不眠症、肥満、スマートフォン中毒…、どの家でもひとりやふたりは患っている一般的な“現代病”

このありふれた病気のせいで、先祖代々受け継いできた決して珍しくない能力を失ってしまったポク家に、ある日、運命のように現れた女性、ト・ダヘ

彼女と家族になって、失われた健康と能力が戻り始めたポク・ギジュ

誰かを救いたかったが、誰も救えなかったギジュは、特別な能力を取り戻して愛する人を救い出すことができるだろうか?

韓国ドラマ『ヒーローではないけれど』メインキャスト

ポク・ギジュ (チャン・ギヨン)

うつ病のため、「幸せな過去に戻れる」というタイムスリップの能力を失ったポク・ギジュ (36歳)

2014年『大丈夫、愛だ』で俳優デビューしたモデル出身のチャン・ギヨンは、『マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん〜』で注目を浴び、『ここに来て抱きしめて』『九尾の狐とキケンな同居』『今、別れの途中です』などで主演を務めて人気を確立した俳優です。

本作は、2年半ぶりのドラマ復帰作であり、チャン・ギヨン初の父親役も見どころです。

ト・ダヘ (チョン・ウヒ)

ある日、ポク家の前に、運命のように突然現れた女性、ト・ダヘ (30歳)

ト・ダヘを演じる女優チョン・ウヒは、2011年の大ヒット映画『サニー 永遠の仲間たち』でシンナー中毒のイ・サンミ役を演じて強烈な印象を放ったほか、『母なる証明』『ビューティー・インサイド』『哭声/コクソン』『スマホを落としただけなのに』など多くの映画作品を中心に活躍してきました。

また、2017年の『アルゴン』で本格的にドラマへ進出すると、『恋愛体質〜30歳になれば大丈夫』やNetflixシリーズ『The 8 Show ~極限のマネーショー~』などに出演し、存在感を放っています。

韓国ドラマ『ヒーローではないけれど』サブキャスト① | ギジュの家族

ポク・マヌム (コ・ドゥシム)


ギジュの母、62歳。
能力:予知夢

不眠症を患い、予知夢の能力を失ったポク家の家長、ポク・マヌム

マヌムを演じるコ・ドゥシムは、『マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん〜』ではイ・ソンギュン演じるパク・ドンフンら3兄弟の母親役を、『椿の花咲く頃』ではカン・ハヌル演じるファン・ヨンシクの母親役を務めたほか、『私たちのブルース』や『輝くウォーターメロン』など日本でも人気の韓国ドラマを、重厚感と存在感のある演技で支えてきたベテラン俳優です。

ポク・ドンヒ (スヒョン)


ギジュの姉、42歳。
能力:飛行

かつては有名モデルとして活動していたが高度肥満症になり、モデルも辞めて飛行超能力も使えないポク・ドンヒ

ドンヒを演じたスヒョンは、マーベル映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でヘレン・チョ役にキャスティングされてスクリーンデビューを果たして以降、『ダーク・タワー』『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』などのハリウッド映画や海外映画へ出演し、“クローディア・キム”名義でも活躍する俳優です。

そして、日本では特に、Netflixシリーズ『京城クリーチャー』で演じた、“前田夫人”役で強烈な印象を残した俳優として知られています。

ポク・イナ (パク・ソイ)


ギジュの娘、13歳。
能力:読心術

父の持つ特殊能力のために母親を失い、家族の空席をスマートフォンで埋めた為に、高度近視スマートフォン中毒になったポク・イナ

イナを演じるパク・ソイは、6歳だった2018年にドラマ『ミストレス~愛に惑う女たち~』でデビューし、『ドドソソララソ』『ロースクール』『怪異』、Netflixシリーズ『シスターズ』など多くの作品のひっぱりだこ、近年韓国を代表する子役のひとりです。

さらに、ドラマのみならず、映画『ただ悪より救いたまえ』『ホテルレイク』『スイッチ 人生最高の贈り物』など、子役ながらも多様なジャンルの作品に出演し、幅広い演技力を見せています

オム・スング (オ・マンソク)


ギジュの父、61歳。

若い頃にポク家へ婿養子に入り、ト・ダヘが現れるまでは一家の料理、洗濯、掃除を一手に引き受けてきたオム・スング

スングを演じるオ・マンソクは、1987年から演劇界で活躍したのち、2007年にスクリーンデビュー、2013年にドラマへ進出したベテラン俳優です。

とくに、ともにアン・パンソク演出×キム・ウン脚本×チョン・ヘイン主演である、2018年の『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』と続く2019年の『ある春の夜に』の2作でそれぞれ演じた、主人公たちの父親役を通じて、日本の韓国ドラマファンにも知られています。

2024年だけでも『涙の女王』から『ワンダフルワールド』『ヒーローではないけれど』『卒業』まで立て続けに出演する、名バイプレーヤーです。

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