TVアニメ『ミギとダリ』OP・ED・主題歌一覧

漫画『坂本ですが？』の作者である佐野菜見が描く人気漫画『ミギとダリ』。2021年に連載を終了し、2023年10月から待望のTVアニメが放送を開始しました。

本記事では、母の死の真相を探る双子のミステリアスでシュールな物語とリンクしつつ、双子を温かく見守るOP・EDテーマ曲を紹介します。

TVアニメ『ミギとダリ』

概要

2016年にアニメ化された漫画『坂本ですが？』の作者として知られる佐野菜見の漫画『ミギとダリ』。双子の兄弟「ミギ」と「ダリ」が、母の死の真相を探るため「秘鳥（ひとり）」という名前の”1人の人間”として老夫婦の養子として生活し、すり替わりながら協力して村の生活に溶け込んでいくというシュールでミステリアスな物語。

2017年から2021年まで漫画誌「ハルタ」（KADOKAWA）で連載され、2023年10月からは待望のTVアニメが放送中。2019年に公開された『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』の監督を務めたまんきゅうが、監督・シリーズ構成・音響監督を担当し、声優は双子のミギ役を堀江瞬、ダリ役を村瀬歩が演じ、放映前から大きな話題を集めました。

あらすじ・登場人物

物語の舞台は、1990年の兵庫県神戸市北区オリゴン村。児童養護施設で過ごしていた双子の少年「ミギ」と「ダリ」は、ある日裕福な老夫婦、園山夫妻に、ひとりの少年「園山秘鳥」として養子に迎えられます。双子である正体を隠し、オリゴン村で殺された母の死の真相を探り、その人物を殺すという目的のために園山秘鳥を演じながら夫妻と村の生活に溶け込んでいきます。

弟のミギは兄想いで物事を冷静に見極める頭脳派で、兄のダリは感情表現が豊かな一面があり、主にダリが「秘鳥」として表に立っています。双子の2人の性格の違い、ミッションを黙々飄々とこなす双子、周囲の登場人物たちの癖のある愛情表現など、ここは笑っていいものかと一瞬困惑させてしまうほど、シリアスな展開の中にシュールな笑いを折り混んでいます。話が進むにつれ、その独特の世界観にまんまと引き込まれていきます。

双子の声を担当する堀江瞬と村瀬歩の声は、どちらがどちらの声なのか時に聞き分けられないこともあるほどそっくりで視聴者を驚かせています。さらに、声優の山寺宏一も嫉妬するほど、ものまねのレパートリーが多くクオリティーも高い声優界のホープ武内駿輔も、わがままボンボンの堤丸太役を見事に演じ、作品にいい味を加えています。