ASIAN KUNG-FU GENERATIONはロックバンドです。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、BLANKEY JET CITY、NUMBER GIRLが相次いで活動を止めた頃に現れたのが、ASIAN KUNG-FU GENERATIONです。
「アジカン」「AKG」「AKFG」とも言われます。
グランジやオルタナティヴの系譜にいるバンドです。
フロントマンのゴッチこと後藤正文さんは、社会に対して積極的に発言や行動もしていて、SNSのフォロワーがTwitterは35万でInstagramは10万と影響力も絶大です。
今回はASIAN KUNG-FU GENERATIONについてご紹介します。
目次
ASIAN KUNG-FU GENERATIONは大学の音楽サークルから始まった!
横浜にある関東学院大学の軽音楽サークルで知り合った、後藤正文(以下ゴッチ)さん、喜多建介さん、山田貴洋さんの3人が初めて結成したバンドに、他のバンドにいた伊地知潔さんが加入してASIAN KUNG-FU GENERATIONがスタートしました。
まずはメンバー紹介から、
後藤正文:Vo & G
- 生年月日 1976年12月2日
- 出身地 静岡県島田市
ボーカル&ギターで、歌詞と作曲を担当しているバンドのフロントマンです。
テレビや雑誌などメディアでも主に発言するのはゴッチさんです。
大学卒業からデビューするまでサラリーマンをしていたこともあって、プロデューサー的な視点も持っています。
中学と高校は野球部で、推し球団は中日ドラゴンズ。
思想家で武道家の内田樹さんから習っている合気道歴は7年以上です。
喜多建介さん:G & Vo
【News】「アジカンLOCKS! Bootleg」の最終回・第6回がアルバム特設サイトにて公開中!
全6回、このBootlegでしか聞けないエピソードもあり🙊
校長&教頭も遊びにきてくれたり👨🏫
全6回の「ネ申回」は実際に聞いてみてくださいね👼
特設サイト👇https://t.co/diL3kBTAsM pic.twitter.com/pjfsWAXAuN— ASIAN KUNG-FU GENERATION Info (@AKG_information) January 9, 2019
- 生年月日 1977年1月24日
- 出身地 神奈川県横浜市
リーダーでギター&ボーカルを担当しています。
ゴッチさんに大学内で声をかけたことをきっかけにして、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが誕生しました。
好きなバンドが、Manic Street Preachers、Supergrass、Radiohead、Blurと、かなりUK寄り。
活動当初はバンドを辞めたいと言ったり、ゴッチさんの毒舌の餌食になったり、一見ヘタレキャラのようですが実は意外と強気な性格です。
山田貴洋:B & Vo
#FenderNews : Fender Custom Shop製のギター&ベースを愛用するアーティストを紹介する"Meet the Players"。第3回目は、山田貴洋(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の登場です。
詳しくは👉 https://t.co/tZlGoEwxYy#FenderCustomShop #カスタムショップ #山田貴洋 #AsianKungFuGeneration #アジカン pic.twitter.com/NeiZ9EoQ4q
— Fender (フェンダー) (@Fender_Official) May 28, 2020
- 生年月日 1977年8月19日
- 出身地 静岡県富士宮市
「好きなバンドは?」とゴッチさんに聞かれて、「ビートルズ」と即答したことから誘われました。
低音の太いサウンドでバンドを支えるまさにベーシストで、バンド内で最もまともな人と評されています。
自分の写真写りが悪いためにその写真がボツになるのが嫌という理由から、雑誌などでは常に同じ表情にしています。
体を柔らかくするためにストレッチを欠かさないそうです。
伊地知潔:Drums
- 生年月日 1977年9月25日
- 出身地 神奈川県鎌倉市
3人がバンドを結成した1年後に加入しました。
メンバーによると大学時代はチャラ男だったらしく、唯一のバンド経験者。
他のバンド在籍時から、実はひそかにASIAN KUNG-FU GENERATIONへの加入を狙っていたとか。
メンバーの複数がWEEZER好きを公言していることからも、ナードさ多めのバンドのなかで、ひとりだけ常に真っすぐポジティブな感じと評されています。
レーベル「monochro records」を主宰したり、料理レシピ本「Session in the Kitchen」も出版しています。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの由来
ロックバンドっぽくないバンド名は、ゴッチさんがTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTという名前に憧れて、単語3つを使ってカッコいいネーミングにしたかったこと。
さらに、カンフー映画が好きなのでそのままカンフーを取って、ロックっぽいGENERATIONを付け足しました。
海外の人が驚くような名前にしたかったとか。
元OASISのノエル・ギャラガーがバンド名を絶賛しています
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの略歴
バンドは1996年に関東学院大学の音楽サークル在籍中にスタートします。
伊地知潔さん以外の3人は、楽器を始めてからなんと3か月でバンドを結成しました。
この頃は尖がっていて、全て英語詩の曲を演奏していたそうです。
大学卒業後は、それぞれ働きながら地道にバンド活動を続けました。
2000年に自主製作で、初のミニアルバム「THE TIME PAST AND I COULDN’T SEE YOU AGAIN」を発表。
渋谷、下北沢、吉祥寺といった音楽好きが集まるところで精力的にライブを重ねて、着実にファンと知名度を獲得していきました。
2002年11月に、正式に1作目の作品とカウントされているミニアルバム「崩壊アンプリファー」をリリース。
この作品が、下北沢のハイラインレコードで1位と、オリコンインディーズチャート35位にランクインします。
また1曲目の「遥か彼方」がアニメ「NARUTO -ナルト-」のオープニングテーマに起用されました。
2003年4月に、メジャーレーベルから「崩壊アンプリファー」を再リリースしてメジャーデビュー。
8月にはメジャーデビューシングル「未来の破片」、10月に2nd「君という花」、11月には1stフルアルバム「君繋ファイブエム」を立て続けにリリースして、ASIAN KUNG-FU GENERATIONは一躍注目されました。
FUJI ROCKやSUMMER SONIC、ROCK IN JAPANなど、主な音楽フェスにも何度も出演しています。
活動当初の社会人経験を活かして、良い音楽を作るだけでなく、社会と積極的に関わりながら、音楽活動のための環境作りもしています。
メジャーデビュー後すぐの2003年8月に、主催ロックフェス「NANO-MUGEN FES.」を開催。
憧れのバンドユニコーンや、東京スカパラダイスオーケストラ、くるりなども出演し、横浜アリーナで2日間開催されるほど規模を拡大して、2014年まで開催されていました。
また、ゴッチさんが2010年にレーベル「only in dreams」を設立、2018年には新進気鋭のミュージシャンのアルバム作品賞「APPLE VINEGAR -Music Award-」も設立しています。
マイナーな音楽でもメジャーバンドになったASIAN KUNG-FU GENERATION
オルタナティブ系というとあまりセールスが伸びないバンドが多いなか、ASIAN KUNG-FU GENERATIONは好調です。
多作なバンドで、2003年以降2019年時点で、シングル26作とアルバム9作の他に、ミニアルバム2作、ベストアルバム4作、ライブアルバム1作を発表。
さらにコンピレーションや映像作品もリリースしています。
オリコンチャート1位を獲得した作品も複数あります。
アルバムでは、2nd「ソルファ」と4th「ワールド ワールド ワールド」、1stベストアルバム「BEST HIT AKG」の3作。
シングルは、8th「ワールドアパート」です。
アニメや映画に起用された曲
ASIAN KUNG-FU GENERATIONは、アニメや映画のテーマソングが多いバンドです。
主なものとしては、
アニメ「NARUTO -ナルト-」のオープニングテーマ「遥か彼方」
アニメNARUTOのイメージを膨らませて作った曲です。
海外でも人気のアニメのオープニングに流れることで、海外ツアーでも人気が絶大な一曲。
初期の作品ということもあって、疾走感と焦燥感が全開です。
アニメ「鋼の錬金術師」のオープニングテーマ「リライト」
平成アニソン大賞で2000-2009年のアーティストソング賞に選出され、オリコン週間チャートで4位にランクインし、ゴールドディスクも獲得するなど、バンド最大のヒット曲となっています。
デビューしてすぐ順調に人気が出始めましたが、そのことでプレッシャーやストレスを感じていたとか。
あまりにも急激に急激だったので、バンドイメージと実際の本人達とのギャップにかなり戸惑っていたそうです。
映画「鉄コン筋クリート」のテーマソング「或る街の群青」
この曲も書き下ろしです。
「鉄コン筋クリート」は、二宮和也さんと蒼井優さんが声優を担当したアニメ映画です。
劇中のセリフ「ソコカラナニガミエル?」が、そのまま歌詞の一節になっています。
アニメ「BLEACH」のオープニングテーマ「アフターダーク」
この曲の歌詞について、ゴッチさんは「この歌詞は宮沢賢治の『夜鷹の星』、夜鷹っていう醜い鳥がいろんな鳥にいじめられながら、空高く舞い上がって、最終的には星になるっていうストーリーからインスピレーションを受けて書いたんですけど…..このシングルでは、ヘビーな時代をどうするのか?という決意に溢れている」と語っています。
映画「ソラニン」のメインテーマ「ソラニン」とエンディングテーマ「ムスタング(mix for 芽衣子」
浅野いにおさん原作の実写映画「ソラニン」には2曲起用されています。
メインテーマの「ソラニン」は、浅野いにおさんが作詞して、ゴッチさんは作曲のみです。
2曲についてゴッチさんは「ソラニンは、作品そのものの中に潜り込んだつもりで旋律を紡ぎました」、「ムスタングは、漫画ソラニンを読んで自分の内側から湧き出た叙情を歌にしたものです」と語っています。
2013年にデビュー10周年記念ファン感謝祭が開催されましたが、そのときに実施されたセットリストを決めるファン投票で、「ソラニン」が見事に1位を獲得しました。
アニメ「四畳半神話大系」のオープニングテーマ「迷子犬と雨のビート」
「楽曲にここまでの大きな手応えを感じるのは久々な気がします」と語るほどの自信作です。
2013年の「エポックメイキングかつライブでやりたい10曲」にも1位に選出しています。
アニメ「僕だけがいない街」のオープニングテーマ「Re:Re:」
2004年発表の2ndアルバム「ソルファ」は、オリコンチャートの週間と月間の両方で1位を獲得するヒットを記録。
そして12年後の2016年に、再レコーディングした「ソルファ(2016)」をリリースしています。
このアルバムに収録されているのが「Re:Re:(アール・イー・アール・イー)」です。
「Re:Re:」はASIAN KUNG-FU GENERATIONでは数少ない、書き下ろしではなくテーマソングに起用された曲のひとつです。
ヒロアカ主題歌「エンパシー」公開
8月6日に公開される「僕のヒーロアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」の主題歌にも決定している新曲の「エンパシー」が公開されました。
シングルは8月4日にリリース予定です。
最後に…
聴きやすくて印象に残るサウンドと、身近なことをファンタジーに仕立てて文学的とも評されている歌詞が、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの大きな魅力となっています。
ゴッチさんは歌詞を書く際に言葉の音(韻)を意識するなど、ヒップホップ的なアプローチもしています。
社会に目を向けながら、先鋭的な音楽も取り入れて、良質な音楽を聴かせてくれるASIAN KUNG-FU GENERATIONを、これからも楽しみにしていましょう!
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