往年の名作が令和の世に復活し、大きな話題となっているTVアニメ『らんま1/2』(2024年版)。
この記事では世間の注目を集めている本作のOP・ED主題歌を紹介します!担当アーティストや楽曲の魅力に加え、過去アニメへのオマージュなども解説するので、是非チェックしていってください。
目次
TVアニメ『らんま1/2』(2024年版)とは
2024年10月6日からスタートしたTVアニメ『らんま1/2』(2024年版)。
日本テレビでは毎週日曜日0時55分(土曜日24時55分)から、その他系列局でも曜日や時間を変えて放送されています。また、Netflixでの独占配信も開始されており、TV放送直後から最新話を楽しむことが可能です。
ここからはそんな本作の概要やあらすじについて解説していきます。
概要
『週刊少年サンデー』で1987年から1996年まで連載されていた『らんま1/2』。こちらは『うる星やつら』や『犬夜叉』などのヒット作で知られる、高橋留美子の代表作のひとつです。
単行本は全38巻となっており、これまでの累計発行部数はなんと5,300万部を超えています。当時から大人気を誇っていた本作は、1989年4月から9月までアニメ第1期、同年10月から1992年9月まで「熱闘編」と題された第2期が放送されていました。
さらに、アニメ映画やOVAも多数存在し、2011年にはスペシャルドラマとして実写版も制作されています。そして、2024年10月から待望のリメイクアニメがスタート。
制作は『呪術廻戦』や『チェンソーマン』でお馴染みのMAPPA、監督は『ONE PIECE エピソードオブ空島』の総監督を務めた宇田鋼之介が担当しています。
制作陣に優秀なスタッフが集まると同時に、声優陣にも驚くほど豪華なメンバーが勢揃い。なんと、主人公・乱馬やヒロイン・あかねの担当声優は旧アニメからそのまま継続!
乱馬の男性時の声は山口勝平、女性時の声は林原めぐみ、あかねの声は日髙のり子と、今ではレジェンドとなっている名声優たちが再集結したのです。その他にも山寺宏一や佐久間レイなど多くの声優が続投し、らんまファンからは喜びの声があがりました。
あらすじ
格闘技の道場を開いている天道早雲(てんどうそううん)は友人である早乙女玄馬(さおとめげんま)の息子・乱馬(らんま)と、自身の娘であるかすみ・なびき・あかねの誰かを結婚させ、道場を継がせようと考えていました。
しかし、やっと対面した乱馬は屈強な青年ではなく、なんと可愛らしい少女の姿をしていたのです。よくよく話を聞いてみると、彼は中国にある呪泉郷(じゅせんきょう)で修業した際、娘溺泉(ニャンニーチュアン)という怪しい泉に落ち「水をかぶると女の子になる特異体質」になってしまったとのこと。
それを知ったかすみとなびきは、「半分女の子なんだから男嫌いのあかねと結婚したらいい」ととんでもないことを言い出します。
あかねはこれに反対し、乱馬の方もそんな彼女に悪態をついて猛反発。2人は許婚でありながらも衝突し合う、ドタバタな毎日を送り始めるのでした。
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早乙女乱馬(男性時):山口勝平
早乙女乱馬(女性時):林原めぐみ
天道あかね:日髙のり子
天道早雲:大塚明夫
天道かすみ:井上喜久子
天道なびき:高山みなみ
早乙女玄馬:チョー
響良牙:山寺宏一
シャンプー:佐久間レイ
TVアニメ『らんま1/2』(2024年版)OP・ED主題歌
ここからは、本作のOP・ED主題歌について紹介していきます。
担当アーティストはもちろん、楽曲やアニメーションの魅力などもしっかり解説。こちらを読んで興味が湧いたら、是非ご自身の耳でも各ナンバーを味わってみてください。
OP:許婚っきゅん(いいなずっきゅん) / ano
OP曲を担当するのは、タレントや女優など音楽以外の分野でも才能を発揮しているanoです。
彼女は2019年9月にゆるめるモ!を脱退し、その翌年にano名義でアーティストデビューしました。2022年には配信シングル『AIDA』で、早くもメジャーデビューを達成。
同年には『チェンソーマン』第7話のEDに採用された『ちゅ、多様性。』が大ヒットし、翌年のNHK紅白歌合戦初出場のきっかけになっています。
そんな彼女が手掛けた『許婚っきゅん』は、そのタイトル通り乱馬とあかねの関係性をテーマにした賑やかで可愛らしいナンバーです。チャイニーズテイストあふれるコミカルかつスピーディなメロディーが印象的で、乱馬たちのドタバタ劇を描く『らんま1/2』にふさわしい、唯一無二のカオス感にあふれています。
また、歌詞の中にも「ハチャでメチャなドラマ」や「どいつもこいつもなんだかやっぱノーテンキ」など、本作のイメージにぴったりなフレーズが盛り沢山。
主要キャラたちが勢揃いするOPアニメと一緒に楽しむことで、この楽曲の良さを最大限に味わうことができるでしょう。往年のらんまファンにもおすすめしたい、2024年版アニメの幕開けにぴったりな1曲となっています。
ED:あんたなんて。 / りりあ。
ED曲を担当するのは、新進気鋭のシンガーソングライターとして注目を集めるりりあ。です。
2019年から音楽活動を開始し、2020年5月にリリースした初のオリジナル曲『浮気されたけどまだ好きって曲。』がLINE MUSICのウィークリーランキング1位を獲得。同年11月には早くもメジャーデビューを果たし、人気アニメ『サマータイムレンダ』のED曲を担当するなど大活躍を続けてきました。
そんな彼女が歌う『あんたなんて。』は、あかねの気持ちを描いた胸キュン必至のバラードです。
優しく響くスローなメロディーに合わせて歌い上げられる、彼女の恋心に胸を締め付けられること間違いなし。特に「好きじゃないはず」と言いながらも、「嫌われたくない」「ほっとけないの」と歌うサビは必聴です。
また、これに合わせて作られたEDアニメも最高の仕上がりになっています。人気イラストレーターの北村みなみが作画を担当した、可愛らしい世界観はこの楽曲にぴったりです。
特にラストの歌詞にあたる「ずるいよ」というフレーズに合わせ、あかねが乱馬に語りかけるシーンは悶絶するほどキュート。『らんま1/2』の恋愛パートを凝縮したような、ファン垂涎の名曲です。
OPの歌詞やアニメには過去作のオマージュも
本作のOPには1989年版アニメのオマージュがふんだんに詰め込まれています。
まず最初に挙げたい点が、OP曲に含まれている麻雀用語です。1989年版のOP曲『じゃじゃ馬にさせないで』には、「一向聴(イーシャンテン)」を使った印象的なフレーズが存在します。
2024年版のOP曲『許婚っきゅん』にも、「聴牌(テンパイ)」や「ドラが乗る」などの麻雀用語が多数登場。さらに、イントロが銅鑼の鳴る音でスタートするなど、歌詞以外にも共通点が存在しています。
また、OPアニメの中にもオマージュが盛り沢山。乱馬とあかねが拳法の型を披露するシーンや、ラストで2人が背中合わせに立つシーンなど、1989年版のOPにあった場面が複数描かれています。らんま愛あふれるスタッフたちの粋な計らいに、SNSには称賛の声が相次いでいました。
TVアニメ『らんま1/2』(2024年版)まとめ
ファンが長年待ち望んだリメイク作品として、大注目を集めているTVアニメ『らんま1/2』(2024年版)。今後ストーリーが進んでいけばOPやEDの変更、挿入曲の追加などもあるかもしれません。
作品の展開はもちろん、使用される楽曲にも注目しながら、本作を楽しんでいきましょう!